TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024175322
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-18
出願番号
2023093017
出願日
2023-06-06
発明の名称
カラー画像表示媒体
出願人
TOPPANホールディングス株式会社
代理人
弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類
B42D
25/328 20140101AFI20241211BHJP(製本;アルバム;ファイル;特殊印刷物)
要約
【課題】 画素を電気的に駆動するディスプレイ用途では、高解像度化と低消費電力化とを両立でき、画素を電気的に駆動しない印刷物用途では、低コスト、短縮された印刷時間、モアレフリー、オンデマンドの加工の位置ズレに対する堅牢性、および高い耐偽造性を実現するカラー画像表示媒体を提供することを目的とする。
【解決手段】 実施形態のカラー画像表示媒体は、輝度または明るさ情報を有する複数の輝度画素が、2次元格子状に配置されてなる輝度画素マトリックスと、微小な色差が連続して配置された複数の色差画素が、2次元格子状に配置されてなる色差画素マトリックスとを、輝度画素と色差画素とが1対1で重なるように重ね合わせて実現される色差画素によって、カラー画像を表示する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
輝度または明るさ情報を有する複数の輝度画素が、2次元格子状に配置されてなる輝度画素マトリックスと、
微小な色差が連続して配置された複数の色差画素が、2次元格子状に配置されてなる色差画素マトリックスとを、
前記輝度画素と前記色差画素とが1対1で重なるように重ね合わせて実現される色差画素によって、カラー画像を表示することを特徴とする、カラー画像表示媒体。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記輝度画素マトリックスと前記色差画素マトリックスとが重ね合わされた場合、複数の前記輝度画素のおのおのは、
対応する前記色差画素の一部を隠蔽する輝度画素、
対応する前記色差画素の全部を隠蔽する輝度画素、
対応する前記色差画素をまったく隠蔽しない輝度画素
のうちの何れかに属することを特徴とする、請求項1に記載のカラー画像表示媒体。
【請求項3】
前記輝度画素によって少なくとも一部が隠蔽された前記色差画素によって、前記カラー画像における黒または白が発色されることを特徴とする、請求項2に記載のカラー画像表示媒体。
【請求項4】
前記色差画素に配置された色差を、ピッチの異なる回折格子構造による複数の発色によって実現することを特徴とする、請求項1に記載のカラー画像表示媒体。
【請求項5】
前記回折格子構造は、フーリエ変換型ホログラム用の回折格子構造であることを特徴とする、請求項4に記載のカラー画像表示媒体。
【請求項6】
前記輝度画素の輝度または明るさ情報を、金属蒸着膜の有無によって付与することを特徴とする、請求項1に記載のカラー画像表示媒体。
【請求項7】
回折格子構造からなる色差画素と、金属蒸着膜からなる輝度画素とで構成されたカラー画像表示媒体であって、
前記金属蒸着膜を剥離する面積に、前記輝度画素の輝度あるいは明るさが比例または反比例することを特徴とする、カラー画像表示媒体。
【請求項8】
前記色差画素は、I軸とQ軸とで表現されるYIQ表色系にしたがって決定され、
前記I軸は、前記金属蒸着膜を剥離するために使用されるレーザの主走査方向に一致し、
前記Q軸は、前記レーザの副走査方向に一致する
ことを特徴とする、請求項7に記載のカラー画像表示媒体。
【請求項9】
前記金属蒸着膜は、可視光に透明な膜からなる第1層と、可視光に不透明な膜からなる第2層からなることを特徴とする、請求項6乃至8のうちいずれか1項に記載のカラー画像表示媒体。
【請求項10】
前記輝度画素マトリックスにおける輝度画素の画素ピッチと、前記色差画素マトリックスにおける色差画素の画素ピッチとはともに、300μm以下であることを特徴とする、請求項1に記載のカラー画像表示媒体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、カラー画像表示媒体に関し、特に、画素を電気的に駆動するディスプレイ用途では、高解像度化と低消費電力化とを両立でき、画素を電気的に駆動しない印刷物用途では、低コスト、印刷時間短縮、モアレフリー、オンデマンドの加工位置ズレに対する堅牢性、および高い耐偽造性を実現するカラー画像表示媒体に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、スマートフォン、タブレット、電子ペーパー、スマートウオッチ等でカラー画像の高解像度化、省電力化が求められている。高解像度になるほど、同時に駆動する画素が増えるため、消費電力は増加傾向にある。基本的な原理としては、RGBのカラーフィルターを用いて、カラー化するため、画素数×3倍(RGB)の画素数の駆動が必要となる。これらはカラー化のために現状避けることはできない。
【0003】
また、RGB以外の色を追加することで、再現できる色の範囲を広げる方式がある(特許文献1)。しかしながら、この方式では、駆動する画素がさらに増えるため、高解像度化と、低消費電力化との両立はできない。一般的な液晶テレビは、液晶を駆動するための電力と、RGBの発光のための電力との両方が必要となる。
【0004】
また、カラー画像の印刷においても、基本的なインク構成はCMYKであるが、色再現域を増やすために、インクの種類を増やす傾向にある。しかし、インク種類増加の分、コスト高となり、印刷時間の増加となる。また印刷の場合CMYのインキを重ねるため、網点の配置の仕方でモアレが出てしまうという場合がある。
【0005】
網点の配置方法は、印刷角度を変えることでモアレを低減することが可能であるが、インキ数が増えるに従いモアレは顕著になるという傾向がある。
【0006】
また、屋内外に掲示する宣伝用の看板等は短期間で廃棄するものが多く、エコロジーの観点から懸念されている。したがって、近年では、低価格で、リサイクル性の高い印刷方式が求められている。
【0007】
一方、IDカードや、パスポート等の個人認証媒体におけるオンデマンドカラー画像の表示では、耐偽造性の高いカラー画像表示、特に本人を示す顔画像の表示が必要とされている。
【0008】
特許文献2では、各ピクセルは、単色カラー効果をもたらす少なくとも2つのサブピクセルから構成されていると記載されており、図面上でもRGBの単色カラーを用いるとの記載がある。
【0009】
通常RGBの画素マトリックスに、オンデマンドで例えばレーザ等を用いて、RGBの画素を部分的に除去あるいは黒色加工による隠ぺい、あるいは白色化加工することによって、様々な絵柄のカラー画像を形成するが、RGBのマトリックスに対して、オンデマンドの加工位置が少しズレた場合、つまり例えば、Rのみを加工したいにも関わらず、少しズレてGやBに加工エリアが広がってしまった場合、カラー画像の発色が、想定した色と異なる色となってしまう場合もある。
【0010】
また、ズレを低減するために、RGBのマトリックスの間に混色への寄与が少ない白あるいは黒のエリアを設けることで、加工位置のズレを緩和する方法もあるが、白あるいは黒のエリアの面積を大きくすればするほど印刷物全体の明るさ低下につながるという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
書籍
22日前
個人
クリア栞
9か月前
個人
連結器具
8か月前
個人
頁押え具
11か月前
個人
折り畳み用紙
7か月前
個人
書類ホルダー
2日前
個人
ダブルクリップ
11か月前
個人
クリップ
11か月前
個人
紙片収容保持具
2か月前
個人
ダブルクリップ
1か月前
個人
メッセージカード
1か月前
個人
スマホ終活ノート
7か月前
個人
栞及び栞付き収集帳
10か月前
個人
本の表紙補強シート
9か月前
ヒカリ株式会社
筆記帳
9か月前
コクヨ株式会社
構造体
6か月前
東洋紡株式会社
地図フィルム
4か月前
コクヨ株式会社
構造体
6か月前
個人
吊下式カレンダー
1か月前
個人
ガイド部材
12か月前
個人
脱着リーフ綴込み補助具
1か月前
個人
フアイルホルダースタンド
8か月前
個人
加工封筒後付け蛇腹ノート
8か月前
個人
フアイルホルダースタンド
8か月前
個人
脱着リングノートシステム
2か月前
発想法株式会社
筆記用紙
12か月前
個人
ダブルリング開口部調整器具
7か月前
ダイニック株式会社
ブッククロス
2か月前
個人
タロットカード解説書
26日前
独立行政法人 国立印刷局
潜像物
2か月前
中国電力株式会社
付箋ホルダ
10か月前
個人
送付体
7か月前
個人
環状具
3か月前
株式会社デュプロ
冊子作成システム
4か月前
独立行政法人 国立印刷局
光輝性動画模様
7か月前
株式会社Luciaube
クリアファイル
2か月前
続きを見る
他の特許を見る