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公開番号2024173276
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023091598
出願日2023-06-02
発明の名称車両用のドア開閉装置
出願人株式会社アイシン
代理人弁理士法人プロスペック特許事務所
主分類E05B 81/90 20140101AFI20241205BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】他の装置を要することなく、リリース動作とリリースキャンセル動作を実行できる車両用のドア開閉装置を提供する。
【解決手段】車両用のドア開閉装置30は、初期位置からリリース位置へ移動することによりラッチ機構32をアンラッチ状態に切替えるように構成される第一レバー40と、第一レバー40に対して移動することにより第一位置と第二位置とに移動可能に構成されるオープンレバーピン42と、電動モータ351が出力する駆動力によって中立位置からリリース位置に移動するときに第一位置に位置するオープンレバーピン42を押すことによって第一レバー40を初期位置からリリース位置に移動させるように構成されるアクティブレバー34と、第一位置に位置するオープンレバーピン42をアクティブレバー34の移動軌跡外の位置に移動させるように構成される第二レバー41とを備える。
【選択図】図3A


特許請求の範囲【請求項1】
車両ドアを閉位置に保持可能なラッチ状態と前記車両ドアの開放を許容するアンラッチ状態とに切替え可能に構成されるラッチ機構と、
初期位置からリリース位置へ移動することにより、前記ラッチ状態である前記ラッチ機構を前記アンラッチ状態に切替えるように構成される第一レバーと、
前記第一レバーに係合しており、前記第一レバーに対して移動することにより第一位置と第二位置とに移動可能に構成される係合部材と、
駆動力源が出力する駆動力によって中立位置とリリース位置とに移動可能であり、前記中立位置から前記リリース位置に移動するときに前記第一位置に位置する前記係合部材を押すことによって前記係合部材に係合した前記第一レバーを前記初期位置から前記リリース位置に移動させるように構成されるアクティブレバーと、
前記係合部材に連係しており、初期位置から動作位置に移動することにより、前記第一位置に位置する前記係合部材を、前記アクティブレバーの移動軌跡外の位置である前記第二位置に移動させるように構成される第二レバーと、
を備える、車両用のドア開閉装置。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両用のドア開閉装置であって、
前記係合部材に係合するとともに前記第二レバーに対して回転可能かつ往復移動可能に係合するリンク部材を備え、
前記第一レバーと前記第二レバーとは、前記リンク部材を介して連係しており、
前記第一レバーは、前記第二レバーが前記初期位置に位置する状態で前記リンク部材と前記第二レバーとが相対的に移動することにより、前記初期位置から前記リリース位置への移動が許容される、
車両用のドア開閉装置。
【請求項3】
請求項2に記載の車両用のドア開閉装置であって、
前記第二レバーは、前記初期位置から前記動作位置へ移動すると、前記リンク部材を引っ張るように構成されており、
前記係合部材は、前記リンク部材が前記第二レバーに引っ張られることにより、前記リンク部材と連動して前記第一位置から前記第二位置へ移動するように構成される、
車両用のドア開閉装置。
【請求項4】
請求項1に記載の車両用のドア開閉装置であって、
前記第二レバーは、前記車両ドアに設けられ車両の乗員が手動により操作可能な操作部材に連係しており、前記操作部材の操作に連係して前記初期位置から前記動作位置へ移動するように構成される、
車両用のドア開閉装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用のドア開閉装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、駆動力源の駆動力によりラッチ機構をラッチ状態からアンラッチ状態に切替え可能に構成される車両用のドア開閉装置が知られている。例えば、特許文献1に開示される車両用のドア開閉装置は、駆動力源の駆動力によってアクティブレバーを介してリリースレバーを回転させ、リモコン装置を介してリリースレバーの回転をオープンレバーに伝達し、オープンレバーを回転させることによりラッチ機構をラッチ状態からアンラッチ状態に切替えるように構成される。なお、車両用のドア開閉装置とリモコン装置とは別体の装置である。そして、車両用のドア開閉装置は、リモコン装置とリリースケーブルおよびオープンケーブルを介して連結されることにより、前記動作を実現可能である。
【0003】
さらに、特許文献1に記載の車両用のドア開閉装置は、キャンセルケーブルを介してリモコン装置と連結される。そして、リモコン装置からキャンセルケーブルが引っ張られると、車両用のドア開閉装置の前記動作がキャンセルされるように構成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-4217号公報
【発明の概要】
【0005】
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、特許文献1に記載の車両用のドア開閉装置は、前記のラッチ機構をラッチ状態からアンラッチ状態に切り替える動作、およびこの動作をキャンセルする動作を実現するためには、所定のケーブルで連結されたリモコン装置が必要である。換言すると、特許文献1に記載の車両用のドア開閉装置は、リモコン装置を備えない車両ドアには適用できない。
【0006】
上記実情に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、リモコン装置(駆動力を中継する装置)などの別の装置が無くても、リリース動作とリリースキャンセル動作を実現できる車両用のドア開閉装置を提供することである。なお、リリース動作は、ラッチ機構をラッチ状態からアンラッチ状態に切替える動作、またはこのような動作を含む動作である。リリースキャンセル動作は、ラッチ機構をアンラッチ状態からラッチ状態に切替えられるようにする動作、またはこのような動作を含む動作である。
【0007】
(課題を解決するための手段)
前記課題を解決するため、本発明に係る車両用のドア開閉装置は、
車両ドアを閉位置に保持可能なラッチ状態と前記車両ドアの開放を許容するアンラッチ状態とに切替え可能に構成されるラッチ機構と、
初期位置からリリース位置へ移動することにより、前記ラッチ状態である前記ラッチ機構を前記アンラッチ状態に切替えるように構成される第一レバーと、
前記第一レバーに係合しており、前記第一レバーに対して移動することにより第一位置と第二位置とに移動可能に構成される係合部材と、
駆動力源が出力する駆動力によって中立位置とリリース位置とに移動可能であり、前記中立位置から前記リリース位置に移動するときに前記第一位置に位置する前記係合部材を押すことによって前記係合部材に係合した前記第一レバーを前記初期位置から前記リリース位置に移動させるように構成されるアクティブレバーと、
前記係合部材に連係しており、初期位置から動作位置に移動することにより、前記第一位置に位置する前記係合部材を、前記アクティブレバーの移動軌跡外の位置である前記第二位置に移動させるように構成される第二レバーと、を備える。
【0008】
本発明によれば、駆動力源の駆動力によってアクティブレバーを中立位置からリリース位置に移動させると、アクティブレバーが第一位置に位置する係合部材を押すことにより、第一レバーは初期位置からリリース位置へ移動する。その結果、ラッチ機構はラッチ状態からアンラッチ状態に切替わる。また、アクティブレバーおよび第一レバーがリリース位置に位置するときに、第二レバーを初期位置から動作位置に移動させることにより、係合部材を第一位置から第二位置へ移動させることができる。そして、係合部材が第二位置に位置すると、第二レバーとアクティブレバーとは干渉しなくなるから、アクティブレバーがリリース位置に位置する状態のままで、第一レバーはリリース位置から初期位置に戻ることができる。したがって、ラッチ機構をアンラッチ状態からラッチ状態に切り替えることができる。
【0009】
また、本発明に係る車両用のドア開閉装置によれば、アクティブレバーに連動して回転する第一レバーによってラッチ機構をラッチ状態からアンラッチ状態に切替えるように構成される。このため、従来の車両用のドア開閉装置のようなリリースレバーが不要である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1Aは、車両ドアの構成例を示す模式図である。
図1Bは、図1のII-II矢視断面図である。
図2Aは、車両用の開閉装置の構成を示す斜視図である。
図2Bは、車両用の開閉装置の構成を示す斜視図である。
図3Aは、オープンレバーおよびアクティブレバーの構成を示す分解斜視図である。
図3Bは、オープンレバーの構成を示す斜視図である。
図4Aは、開閉装置の動作を示す図である。
図4Bは、開閉装置の動作を示す図である。
図4Cは、開閉装置の動作を示す図である。
図4Dは、開閉装置の動作を示す図である。
図5Aは、開閉装置の動作を示す図である。
図5Bは、開閉装置の動作を示す図である。
図5Cは、開閉装置の動作を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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