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公開番号2024172387
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023090079
出願日2023-05-31
発明の名称照明制御システムおよび照明コントローラ
出願人三菱電機株式会社,三菱電機照明株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類H05B 47/17 20200101AFI20241205BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】容易に誘導灯への誘目性を向上させることができる照明制御システムおよび照明コントローラを得ることを目的とする。
【解決手段】本開示に係る照明制御システムは、一般照明器具と、誘導灯と、前記一般照明器具を異常時に通常時よりも減光させる照明コントローラと、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
一般照明器具と、
誘導灯と、
前記一般照明器具を異常時に通常時よりも減光させる照明コントローラと、
を備えることを特徴とする照明制御システム。
続きを表示（約 980 文字）【請求項２】
前記照明コントローラは、通常時と異常時とで前記誘導灯を同じ明るさで点灯させることを特徴とする請求項１に記載の照明制御システム。
【請求項３】
複数の前記一般照明器具を備え、
前記照明コントローラは、前記複数の一般照明器具のうち前記誘導灯の近傍の予め定められた一般照明器具を異常時に通常時よりも減光させることを特徴とする請求項１または２に記載の照明制御システム。
【請求項４】
複数の前記一般照明器具を備え、
前記照明コントローラは、火災発生位置と、前記複数の一般照明器具のうち減光させる一般照明器具との対応関係を保持し、火災発生時には前記対応関係を参照して、前記火災発生位置に対応する一般照明器具を減光させることを特徴とする請求項１または２に記載の照明制御システム。
【請求項５】
複数の前記一般照明器具を備え、
前記照明コントローラは、地震の震度または施設の被災状況の少なくとも１つに応じて分けられた複数のケースと、前記複数の一般照明器具のうち減光させる一般照明器具との対応関係を保持し、地震の発生時には前記対応関係を参照して、前記ケースに対応する一般照明器具を減光させることを特徴とする請求項１または２に記載の照明制御システム。
【請求項６】
前記照明コントローラは、異常状態が解除された場合、減光させた前記一般照明器具を通常時の点灯状態に戻すことを特徴とする請求項１または２に記載の照明制御システム。
【請求項７】
前記照明コントローラは、外部システムから異常の発生を通知する信号を受信すると、前記一般照明器具を通常時よりも減光させることを特徴とする請求項１または２に記載の照明制御システム。
【請求項８】
前記外部システムは自動火災報知システムを含むことを特徴とする請求項７に記載の照明制御システム。
【請求項９】
前記自動火災報知システムの火災検知センサは熱感知型であることを特徴とする請求項８に記載の照明制御システム。
【請求項１０】
前記自動火災報知システムの火災検知センサは煙感知型であることを特徴とする請求項８に記載の照明制御システム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、照明制御システムおよび照明コントローラに関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、予備ランプ付きの誘導灯器具が開示されている。この誘導灯器具では、非常時において、常用電源が正常で常用時使用しているランプが正常であるときに、予備のランプも点灯する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開昭６３－２７１５９９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
誘導灯は非常時に避難者が避難口まで安全に避難できる様に設置されている。誘導灯は、定期的に点検することが義務付けられ、常に保守され、常時点灯している。一般に誘導灯は、停電時においても所定の時間、点灯が継続できる様に、内蔵された蓄電池が常時ほぼ満充電された状態になっている。或いは、誘導灯は外部の非常用電源装置から電力を供給されて停電時に同様に点灯が継続可能な様に構成されている。
【０００５】
一般に誘導灯は、施設内避難者が非常時にも安全に非常口にたどり着くことができる様に、消防法で定められた位置と間隔で設置されている。しかし、例えば地下の商店街、デパートの売り場等のように高輝度の店舗用の案内灯が乱立しているような照明空間では、実際には誘導灯が見えているのに避難者が誘導灯に気付きにくい可能性がある。火災などの災害時に避難者が心理的に動揺している場合に、瞬時に誘導灯に気付かせることが重要である。
【０００６】
この様な観点から、点滅型誘導灯および誘導音付誘導灯が開発および製品化されている。点滅型誘導灯では、火災発生時の煙が充満してきた場合でも視認しやすい様に、ストロボの点滅により避難方向を示す誘導表示への誘目性を高めている。誘導音付誘導灯では、例えば「ピン、ポーン、ピン、ポーン、非常口はこちらです。非常口はこちらです。」と音声誘導を行う。また、誘導音付点滅形誘導灯では、一台毎に防火扉の先の区画に煙感知器が付帯されている。この煙感知器が火災を検知した際には、誘導音付点滅形誘導灯は、音声および光の点滅を中止し、誤った誘導を抑制できる。
【０００７】
また、特許文献１では誘導灯に予備のランプを追加で設置し、通常消灯している予備のランプも非常時には点灯することで、誘導灯の表示面の輝度を上げて誘導灯の誘目性を向上させている。
【０００８】
このように誘導灯は、様々な研究と開発により年を追う毎に改善されて行く。しかし既設の施設において、避難の安全性を改善するために最新の優れた誘導灯を導入するには、大きな設備投資および施工費用が掛かることが想定される。このため、緊急避難時の安全性向上という重要な案件である事は認識されつつも、十分な改善ができないおそれがあった。
【０００９】
本開示は、容易に誘導灯への誘目性を向上させることができる照明制御システムおよび照明コントローラを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【００１０】
本開示に係る照明制御システムは、一般照明器具と、誘導灯と、前記一般照明器具を異常時に通常時よりも減光させる照明コントローラと、を備える。
（【００１１】以降は省略されています）

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