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公開番号2024171988
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023089386
出願日2023-05-31
発明の名称硬化体、硬化体の製造方法、建築資材
出願人鹿児島県,ケイミュー株式会社
代理人弁理士法人北斗特許事務所
主分類C04B 28/00 20060101AFI20241205BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約【課題】トバモライトの生成量が多い硬化体の製造方法を提供する。
【解決手段】カルシウム源材料とシリカ源材料とを含有する原材料を硬化させる硬化体の製造方法である。前記シリカ源材料は、火山ガラス微粉末を含有し、前記火山ガラス微粉末は、非晶質である。前記火山ガラス微粉末は、BET法により測定される比表面積が5000cm2/g以上40000cm2/g以下であることが好ましい。前記火山ガラス微粉末は、平均粒径が1μm以上50μm以下であることが好ましい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
カルシウム源材料とシリカ源材料とを含有する原材料を硬化させる硬化体の製造方法であって、
前記シリカ源材料は、火山ガラス微粉末を含有し、前記火山ガラス微粉末は、非晶質である、
硬化体の製造方法。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記火山ガラス微粉末は、BET法により測定される比表面積が5000cm

/g以上40000cm

/g以下である、
請求項1に記載の硬化体の製造方法。
【請求項3】
前記火山ガラス微粉末は、平均粒径が1μm以上50μm以下である、
請求項1に記載の硬化体の製造方法。
【請求項4】
前記シリカ源材料は、珪石粉をさらに含有する、
請求項1に記載の硬化体の製造方法。
【請求項5】
前記シリカ源材料に含まれる前記珪石粉と前記火山ガラス微粉末との重量比が、珪石粉:火山ガラス微粉末=1:3~3:1である、
請求項4に記載の硬化体の製造方法。
【請求項6】
前記シリカ源材料に含まれるアルミナとシリカとの比が、Al



/SiO

=0.03超0.16以下である、
請求項4に記載の硬化体の製造方法。
【請求項7】
カルシウム源材料と非晶質の火山ガラス微粉末との反応物であるAl置換型トバモライトを含有する、
硬化体。
【請求項8】
前記カルシウム源材料と珪石粉との反応物であるトバモライトをさらに含有する、
請求項7に記載の硬化体。
【請求項9】
請求項7又は8に記載の硬化体と機能部とを備える、
建築資材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、硬化体、硬化体の製造方法、建築資材に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、低密度添加剤を含むファイバーセメント建築材料が記載されている。この建築材料は、建築材料用配合物から構成されており、建築材料用配合物は、ポルトランドセメントと、骨材と、セルロース繊維のみと、低密度添加剤と、を含んでいる。ポルトランドセメントは、建築材料用配合物の5~80重量%であり、骨材は、建築材料用配合物の80重量%未満であり、セルロース繊維のみが、建築材料用配合物の4重量%超である。また、低密度添加剤は、建築材料の密度を1.2g/cm

以下に低下させ、建築材料の水分膨張率を0.17%以下のレベルに維持するように、同重量で該骨材を置き換える量である、火山灰、ミクロスフェア又はこれらの混合物を含むものである。そして、特許文献1には、上記建築材料用配合物を含む混合物をオートクレーブ養生して得られる建築材料が開示されている(段落[0016])。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5025872号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、火山灰を含む低密度添加剤が開示されているが、この火山灰は、30重量%の結晶性シリカと70重量%の非晶質火山灰ガラスとを含んでいる。このため、この火山灰を含む建築材料用配合物をオートクレーブ養生して得られる建築材料は、結晶性シリカにより、トバモライト生成量が不十分となる可能性がある。
【0005】
本発明は、上記事由に鑑みてなされており、トバモライトの生成量が多い硬化体の製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
また本発明は、トバモライトの含有量が多い硬化体及び建築資材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る硬化体の製造方法は、カルシウム源材料とシリカ源材料とを含有する原材料を硬化させる硬化体の製造方法である。前記シリカ源材料は、火山ガラス微粉末を含有する。前記火山ガラス微粉末は、非晶質である。
【0008】
本発明の一態様に係る硬化体は、カルシウム源材料と非晶質の火山ガラス微粉末との反応物であるAl置換型トバモライトを含有する。
【0009】
本発明の一態様に係る建築資材は、前記硬化体と機能部とを備える。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、トバモライトの含有量が多い硬化体が得られる、という利点がある。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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