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公開番号
2024170187
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-06
出願番号
2023087209
出願日
2023-05-26
発明の名称
ベルトサンダのホイール、ホイールセット、及びベルトサンダ
出願人
株式会社マキタ
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B24B
23/06 20060101AFI20241129BHJP(研削;研磨)
要約
【課題】サンディングベルトの送り速度が、駆動源の回転速度の変更以外の手段で変更可能となるベルトサンダのホイール、ホイールセット、及びベルトサンダを提供する。
【解決手段】ベルトサンダの一例であるチューブベルトサンダは、電動のモータと、サンディングベルトBを装着するためのホイールである第1の駆動ホイール及び第2の駆動ホイール300を備えている。第2の駆動ホイール300は、電動モータからの回転駆動力を減速する遊星歯車機構Mを備えている。第2の駆動ホイール300は、更に、内筒体371と、第1軸体301とを備えている。内筒体371は、ベルトサンダのハウジング10に取り付けられる。第1軸体301は、電動モータからの回転駆動力を受けるための受け部301Rを有しており、内筒体371の径方向内方に配置されている。
【選択図】図13
特許請求の範囲
【請求項1】
電動モータを有するベルトサンダにおける、サンディングベルトを装着するためのホイールであって、
前記電動モータからの回転駆動力を減速し又は増速する変速機構
を備えている
ことを特徴とするベルトサンダのホイール。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記変速機構は、歯車を含む
ことを特徴とする請求項1に記載のベルトサンダのホイール。
【請求項3】
前記変速機構は、遊星歯車機構を含む
ことを特徴とする請求項2に記載のベルトサンダのホイール。
【請求項4】
更に、取付筒体と、第1軸体とを備えており、
前記取付筒体は、前記ベルトサンダのハウジングに取り付けられ、
前記第1軸体は、前記電動モータからの回転駆動力を受けるための受け部を有しており、前記取付筒体の径方向内方に配置されている
ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載のベルトサンダのホイール。
【請求項5】
前記取付筒体は、円筒状である
ことを特徴とする請求項4に記載のベルトサンダのホイール。
【請求項6】
更に、回転筒体を備えており、
前記回転筒体は、(1)前記取付筒体の径方向外方に配置されており、(2)前記取付筒体に対し回転可能に支持されており、(3)前記サンディングベルトを受け入れる
ことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のベルトサンダのホイール。
【請求項7】
更に、第2軸体を備えており、
前記取付筒体は、その端部である取付部側端部に配置された取付部において前記ハウジングに取り付けられ、
前記回転筒体は、前記取付部側端部とは逆側の前記回転筒体の端部において、壁部を有しており、
前記第2軸体は、前記第1軸体と、前記変速機構を介してつながっていると共に、前記壁部と接続されており、
前記変速機構は、前記壁部と前記取付部との間に配置されている
ことを特徴とする請求項6に記載のベルトサンダのホイール。
【請求項8】
前記変速機構は、遊星歯車機構を含み、
前記第1軸体は、前記受け部とは逆側の端部において、太陽歯車部を有しており、
前記第2軸体は、前記壁部とは逆側の端部において、遊星歯車を支持するキャリア部を有しており、
前記太陽歯車部は、前記遊星歯車と噛み合っている
ことを特徴とする請求項7に記載のベルトサンダのホイール。
【請求項9】
更に、第1軸体ベアリングと、第2軸体ベアリングと、第3軸体ベアリングと、を備えており、
前記取付筒体は、その内面から径方向内方へ突出するフランジを有しており、
前記第1軸体は、前記第1軸体ベアリング、及び前記第2軸体ベアリングを介して、前記取付筒体に保持されており、
前記第2軸体は、前記第3軸体ベアリングを介して、前記取付筒体に保持されており、
前記第2軸体ベアリング、及び前記第3軸体ベアリングは、前記フランジに接触している
ことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載のベルトサンダのホイール。
【請求項10】
前記第3軸体ベアリングは、前記第1軸体ベアリング及び前記第2軸体ベアリングの少なくとも一方より大きい
ことを特徴とする請求項9に記載のベルトサンダのホイール。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、サンディングベルトが渡されるチューブベルトサンダを始めとするベルトサンダのホイール、サンディングベルトの速度変更用のホイールセット、及びベルトサンダに関する。
続きを表示(約 3,400 文字)
【背景技術】
【0002】
独国特許出願公開第10-2011-117412号明細書(特許文献1)に示されるように、サンディングベルトを駆動するためのドライビングプーリ(駆動ホイール)を有するチューブグラインダが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
独国特許出願公開第10-2011-117412号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
チューブベルトサンダを始めとするベルトサンダにおいて、サンディングベルトの送り速度が、駆動源の回転速度の変更以外の手段で変更可能となる技術が期待されている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書は、ベルトサンダのホイールを開示する。このホイールは、電動モータを有するベルトサンダにおける、サンディングベルトを装着するためのホイールであっても良い。電動モータからの回転駆動力を減速し又は増速する変速機構を備えていても良い。
【発明の効果】
【0006】
本開示のベルトサンダのホイール、ホイールセット、及びベルトサンダによれば、サンディングベルトの送り速度の変更が、駆動源の回転速度の変更以外の手段で可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本開示の実施例の形態に係るチューブベルトサンダの斜視図である。
図1の左側面図であって、一部において中央縦断面図が示される図である。
図2のA-A線の一部断面図である。
図2のE-E線の断面図である。
図3のF-F線の断面図である。
図1のチューブベルトサンダにおける第1の駆動ホイールに係る右側の分解斜視図である。
図6の第1の駆動ホイールに係る左側の分解斜視図である。
図1のチューブベルトサンダにおけるアタッチメントの右側斜視図である。
図8のアタッチメントの左側斜視図である。
図2のC-C線の断面図である。
図2のB-B線の断面図である。
図2のG-G線の断面図である。
第1の駆動ホイールに代えて第2の駆動ホイールが装着された場合の図2のA-A線に相当する線における一部断面図である。
図13の第2の駆動ホイールに係る右側の分解斜視図である。
図13の第2の駆動ホイールに係る左側の分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本開示の一実施形態において、変速機構は、歯車を含んでいても良い。この場合、変速機構が、より容易に形成される。又、変速機構における機械損失が抑制される。
本開示の一実施形態において、変速機構は、遊星歯車機構を含んでいても良い。この場合、変速機構が、より容易に形成される。又、変速機構が、よりコンパクトになる。更に、変速機構におけるバランスが、より十分となる。
本開示の一実施形態において、ベルトサンダのホイールは、更に、取付筒体と、第1軸体とを備えていても良い。取付筒体は、ベルトサンダのハウジングに取り付けられていても良い。第1軸体は、電動モータからの回転駆動力を受けるための受け部を有していても良い。第1軸体は、取付筒体の径方向内方に配置されていても良い。この場合、ホイールが、ハウジングに対してより容易に取り付け可能となる。又、回転駆動力を受けるための受け部が、ホイールにおけるハウジングに対する取付部の径方向内方に配置されるため、ホイールがよりコンパクトになる。
本開示の一実施形態において、取付筒体は、円筒状であっても良い。この場合、ハウジングへの取付の強度がより十分になる。又、ホイールのハウジングに対するバランスがとれない事態の発生が抑制される。
本開示の一実施形態において、ベルトサンダのホイールは、更に、回転筒体を備えていても良い。回転筒体は、(1)取付筒体の径方向外方に配置されていても良い。回転筒体は、(2)取付筒体に対し回転可能に支持されていても良い。回転筒体は、(3)サンディングベルトを受け入れても良い。この場合、ホイールは、軸体、取付筒体、及び回転筒体が径方向内側から外方へ順に重なる3重構造となり、よりコンパクトになる。
本開示の一実施形態において、ベルトサンダのホイールは、更に、第2軸体を備えていても良い。取付筒体は、その端部である取付部側端部に配置された取付部において、ハウジングに取り付けられても良い。回転筒体は、取付部側端部とは逆側の回転筒体の端部において、壁部を有していても良い。第2軸体は、第1軸体と、変速機構を介してつながっていても良い。第2軸体は、壁部と接続されていても良い。変速機構は、壁部と取付部との間に配置されていても良い。この場合、変速機構の配置の効率がより良好になる。よって、ホイールが、よりコンパクトになる。
本開示の一実施形態において、変速機構は、遊星歯車機構を含んでいても良い。第1軸体は、受け部とは逆側の端部において、太陽歯車部を有していても良い。第2軸体は、壁部とは逆側の端部において、遊星歯車を支持するキャリア部を有していても良い。太陽歯車部は、遊星歯車と噛み合っていても良い。この場合、第1軸体における受け部及び太陽歯車部、並びに第2軸体における壁部及びキャリア部が、より効率良く配置される。よって、ホイールが、よりコンパクトになる。
本開示の一実施形態において、ベルトサンダのホイールは、更に、第1軸体ベアリングと、第2軸体ベアリングと、第3軸体ベアリングと、を備えていても良い。取付筒体は、その内面から径方向内方へ突出するフランジを有していても良い。第1軸体は、第1軸体ベアリング、及び第2軸体ベアリングを介して、取付筒体に保持されていても良い。第2軸体は、第3軸体ベアリングを介して、取付筒体に保持されていても良い。第2軸体ベアリング、及び第3軸体ベアリングは、フランジに接触していても良い。この場合、第1軸体を回転可能に保持するための機構及び第2軸体を回転可能に保持するための機構が、回転中心軸のずれを抑制可能な状態で、より効率良く配置される。
本開示の一実施形態において、第3軸体ベアリングは、第1軸体ベアリング及び第2軸体ベアリングの少なくとも一方より大きくても良い。この場合、第3軸体ベアリングが、回転中心軸のずれをより十分に抑制された状態で、より効率良く配置される。
【0009】
更に、本明細書は、ベルトサンダを開示する。このベルトサンダは、上述のベルトサンダのホイールを有していても良い。
又、本明細書は、ベルトサンダのホイールセットを開示する。このホイールセットは、上述のベルトサンダのホイールである第1のホイールと、回転速度が第1のホイールより高速である第2のホイールと、を有していても良い。
本開示の一実施形態において、ベルトサンダのホイールセットにおける第2のホイールは、1つの軸体と、回転筒体と、を有していても良い。第2のホイールの回転筒体は、壁部を有していても良い。軸体は、電動モータからの回転駆動力を受けるための受け部を有していても良い。軸体は、第2のホイールの壁部に接続するための接続部を有していても良い。この場合、第2のホイールが、より容易に形成される。
更に、本明細書は、ベルトサンダを開示する。このベルトサンダは、上述のベルトサンダのホイールセットに係る第1のホイール又は第2のホイールを選択的に装着可能であっても良い。
【実施例】
【0010】
以下、本開示の実施例の形態が、適宜図面に基づいて説明される。当該説明には、当該形態の変更例が含まれる。本開示は、当該形態及び当該変更例に限定されない。
当該形態及び変更例における前後上下左右は、説明の便宜上定められたものであり、作業の状況及び部材の移動の少なくとも何れか等により変化することがある。
(【0011】以降は省略されています)
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