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公開番号
2024168743
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2023085660
出願日
2023-05-24
発明の名称
結束棒材の本数計数装置
出願人
大同特殊鋼株式会社
代理人
個人
主分類
G06M
9/00 20060101AFI20241128BHJP(計算;計数)
要約
【課題】目視を要することなく棒材端面を正確に認識して確実な本数計測を自動で行うことが可能な結束棒材の本数計数装置を提供する。
【解決手段】結束された複数の棒材4を端面側から撮影した全体画像2aを得るカメラ2と、得られた全体画像2aより棒材4の各端面画像4aを得る物体検出用AI部31としてのMask R-CNNと、得られた各端面画像4aにつき所定の特性値を検出して、これら特性値が許容値内にある端面画像4aの数を棒材4の本数とする本数確認部32とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
結束された複数の棒材を端面側から撮影した全体画像を得る撮像手段と、得られた全体画像より前記棒材の各端面画像を得る物体検出用AI部と、得られた各端面画像につき所定の特性値を検出して、これら特性値が許容値内にある端面画像の数を前記棒材の本数とする本数確認部とを備える結束棒材の本数計数装置。
続きを表示(約 190 文字)
【請求項2】
前記物体検出用AI部をMask R-CNNで構成した請求項1に記載の結束棒材の本数計数装置。
【請求項3】
前記特性値は、前記Mask R-CNNで生成された前記各端面画像内のマスク領域の面積、隣接するマスク領域との重心間距離およびマスク領域の重心-外周間の最小距離のうちの少なくとも一つ以上である請求項2に記載の結束棒材の本数計数装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の棒材(線材を含む)をベルトや針金で束ねた結束棒材の本数を計数する本数計数装置に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
結束棒材の本数計数装置としては例えば特許文献1に示すものがある。ここでは、結束された複数の棒材の端面に照明光を当ててこれをカメラで撮影し、得られた撮影画像を所定の輝度閾値で二値化する。そして、二値化画像中の島状領域(ランド)の重心座標や最大半径、外周長等の特性値が所定範囲にあるものを正常ランド、すなわち棒材端面の画像であると判定して本数を計数する。上記閾値を適当に変更しつつ上記判定を繰り返して棒材の本数を計数し、計数された棒材の端面画像を上記二値化画像中から消去して、残った端面画像を目視により確認して計数する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-173901
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記従来の装置では、負担は軽減されているとはいえ、目視による計数が必要である上に、実際の棒材端面は、ペンキ塗装や面切削ムラによる傾斜、ラベルの貼着の有無等によって輝度のバラツキが大きく、輝度の閾値のみから棒材端面を正確に識別することは困難であるという問題がある。
【0005】
そこで、本発明はこのような課題を解決するもので、目視を要することなく棒材端面を正確に認識して確実な本数計測を自動で行うことが可能な結束棒材の本数計数装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明では、結束された複数の棒材(4)を端面側から撮影した全体画像(2a)を得る撮像手段(2)と、得られた全体画像(2a)より前記棒材(4)の各端面画像(4a)を得る物体検出用AI部(31)と、得られた各端面画像(4a)につき所定の特性値を検出して、これら特性値が許容値内にある端面画像(4a)の数を前記棒材(4)の本数とする本数確認部(32)とを備える結束棒材の本数計数装置。
【0007】
前記物体検出用AI部(31)はMask R-CNNで構成することができる。またこの場合の前記特性値は、前記Mask R-CNNで生成された前記各端面画像(4a)内のマスク領域(44)の面積、隣接するマスク領域(44)との重心間距離およびマスク領域(44)の重心-外周間の最小距離のうちの少なくとも一つ以上とするのが良い。
【0008】
本発明によれば、棒材端面の輝度や形状のバラツキが大きい場合でも物体検出用AI部によって各棒材の端面画像を得ることができる。そして各端面画像につき所定の特性値を検出して、これら特性値が許容値内にある端面画像のみを実際の棒材の端面画像とするから、例えば端面に貼付されたラベルの端面画像は排除されて、正確に棒材の端面画像のみから棒材の本数が算出される
【0009】
上記カッコ内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を参考的に示すものである。
【発明の効果】
【0010】
以上のように、本発明の結束棒材の本数計数装置によれば、目視を要することなく棒材端面を正確に認識して確実な本数計測を自動で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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