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公開番号
2024167097
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-29
出願番号
2024081973
出願日
2024-05-20
発明の名称
電子デバイス用キーボードアクセサリ
出願人
アップル インコーポレイテッド
,
Apple Inc.
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
G06F
3/02 20060101AFI20241122BHJP(計算;計数)
要約
【解決手段】入力デバイスと電子通信するコンピューティングデバイスを含むことができるモジュール式電子デバイスシステム。コンピューティングデバイスおよび入力デバイスのいずれかまたは両方に含まれる様々なタイプのセンサが、コンピューティングデバイスと入力デバイスとの間の向きおよびヒンジ角度を決定するために使用される。入力設定は、様々なセンサからのデータに従って変更することができる。入力デバイスはまた、コンピューティングデバイスに取り付けられるように構成された細長いテール部を含むことができる。
【効果】細長いテール部は、使用を容易にするために複数の物理的構成を可能にすることができる。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
キーボードであって、
周縁部のセットを有する筐体と、
前記筐体内に配置されたキーアセンブリのセットと、
前記筐体の幅に沿って広がる細長いテール部と、を備え、前記細長いテール部が、
コンピューティングデバイスと取り外し可能に接続するように構成された取付け部分と、
前記筐体に接続された可撓性部分と、を備え、前記可撓性部分の第1の端部から、前記第1の端部に対向する前記可撓性部分の第2の端部までが前記筐体に接続され、前記可撓性部分が、
内層と、
外層と、
前記内層と前記外層との間に埋め込まれたフレックス回路と、を備え、
前記可撓性部分が、前記第1の端部と前記第2の端部との間に表面不整のない均一な平滑性を有する、キーボード。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記内層と前記外層との間で前記フレックス回路に横方向に隣接して配置されたフレックスフィラー層と、
前記フレックスフィラー層および前記フレックス回路の上に配置されたフレックスカバー層と、を更に備え、前記フレックスカバー層が、前記内層と前記外層との間に更に配置されている、請求項1に記載のキーボード。
【請求項3】
前記内層が、第1の内面を備え、
前記フレックスカバー層が、天面および底面を備え、前記天面が、前記第1の内面に接着され、前記底面が、前記フレックス回路および前記フレックスフィラー層の上側に接着されている、請求項2に記載のキーボード。
【請求項4】
前記外層が、第2の内面を備え、
前記フレックス回路の底面および前記フレックスフィラー層が、前記第2の内面に接着されている、請求項2に記載のキーボード。
【請求項5】
前記フレックス回路および前記フレックスフィラー層がキスカットされて、前記フレックス回路と前記フレックスフィラー層との間の前記フレックス回路の各側に所定の間隙を形成する、請求項2に記載のキーボード。
【請求項6】
前記フレックス回路は、前記可撓性部分を外部から人間の裸眼で見たときに知覚できない色および知覚できない形状を含む、請求項1に記載のキーボード。
【請求項7】
前記均一な平滑性は、前記第1の端部から前記第2の端部まで、前記内層の外面と前記外層の外面との間がほぼ一定の距離であることによって規定される、請求項1に記載のキーボード。
【請求項8】
前記表面不整は、前記内層または前記外層のうちの少なくとも1つの外面に対して内側または外側に突出しているかどうかにかかわらず、しわまたは折り目を含む、請求項1に記載のキーボード。
【請求項9】
前記キーボードが前記コンピューティングデバイスから取り外されるとき、前記可撓性部分は、前記可撓性部分が少なくとも後方から見る視点から前記取付け部分を覆い隠すように、前記取付け部分の背面部分の周りで湾曲し、前記取付け部分の背面部分に取り付けられる、請求項1に記載のキーボード。
【請求項10】
前記筐体によって支持され、前記キーアセンブリのセットに隣接して配置されたトラックパッドと、
前記トラックパッドと一体化され、前記トラックパッドの下に配置されたプリント回路基板と、を更に備え、
前記フレックス回路は、前記プリント回路基板に電気的に接続される、請求項1に記載のキーボード。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2023年5月19日に出願され、「Keyboard Accessory for Electronic Device」と題された米国仮特許出願第63/503,382号の優先権を主張し、その開示は参照により本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 4,200 文字)
【0002】
記載の実施形態は、概して、コンピューティングデバイスのための電子アクセサリおよびキーボードに関する。より詳細には、本実施形態は、ポータブルコンピューティングデバイスに対するキーボードポジションを決定し、センサからの信号に基づいて入力設定を変更するためのセンサを含む着脱式キーボードに関する。
【背景技術】
【0003】
ポータブルコンピューティングデバイスは、近年、世界中で人気および普及が高まっている。したがって、タブレットコンピュータおよびスマートフォンなどのポータブルコンピューティングデバイスの利便性および適応性は、多くの目的でのユーザの必要性を満たすことを助長してきた。タブレットコンピュータまたはスマートフォンなどのポータブルコンピューティングデバイスを使用するとき、キーボード、トラックパッド、またはマウスなどの外部入力デバイスを使用することが一般的である。従来の外部入力デバイスは、生産性の向上および入力の容易さのために便利であるが、様々な理由で使用するのに不便であり得る。外部入力デバイスは、タブレットコンピュータの後ろまたは下に収納されているときなど、望ましくないポジションにある間、アクティブのままであり得る。外部入力デバイスはまた、構成を変更するときに取り外され、ポータブルコンピューティングデバイスのための不安定なまたは不確かなポジションを作り出し、または経時的に機能を失う可能性がある。結果として、特にこれらのシステムの関連するケースについて、ポータブルコンピューティングデバイスの改善が絶えず必要とされている。
【発明の概要】
【0004】
本開示の1つ以上の例は、モジュール式電子デバイスシステムに関する。モジュール式電子デバイスシステムは、第1のセンサ、プロセッサ、およびメモリデバイスを含むコンピューティングデバイスと、ヒンジにおいてコンピューティングデバイスに取り外し可能に接続され、第2のセンサを含む入力デバイスと、を含むことができ、メモリデバイスは、プロセッサによって実行されると、プロセッサに、第1のセンサからの第1の信号に基づいて重力方向に対するコンピューティングデバイスの角度を決定させ、第2のセンサからの第2の信号に基づいて重力方向に対する入力デバイスの角度を決定させ、コンピューティングデバイスの角度および入力デバイスの角度に基づいてヒンジにおけるコンピューティングデバイスと入力デバイスとの間のヒンジ角度を決定させ、ヒンジ角度の決定に応じて入力設定を変更させる、命令を記憶する。いくつかの例では、入力設定を変更することは、入力デバイスを有効にすること、または入力デバイスを無効にすることを含み、プロセッサは、ヒンジ角度が第1のヒンジ角度範囲内にあることに基づいて入力デバイスを有効にするように構成され、プロセッサは、ヒンジ角度が第1のヒンジ角度範囲とは異なる第2のヒンジ角度範囲内にあることに基づいて入力デバイスを無効にするように構成される。
【0005】
特定の例では、第1のヒンジ角度範囲は、30度~120度を含み、第2のヒンジ角度範囲は、第1のヒンジ角度範囲外の角度を含む。少なくとも1つの例では、プロセッサは、ヒンジ角度が第1のヒンジ角度範囲内または第2のヒンジ角度範囲内にあることを示す少なくとも3つの連続するセンササンプルに基づいて、入力設定を変更するように構成される。特定の例では、第1のセンサおよび第2のセンサは、約10ヘルツ~約15ヘルツのサンプリングレートでセンサ信号を生成するように構成される。一例では、入力デバイスは、第1のホール効果センサと、少なくとも3インチの閾値間隔だけ第1のホール効果センサから離間された第2のホール効果センサと、を備える。少なくともいくつかの例では、コンピューティングデバイスは、第1の極性構成を含む第1の磁石対と、第1の極性構成とは異なる第2の極性構成を含む第2の磁石対と、を備え、第1のホール効果センサおよび第2のホール効果センサは、コンピューティングデバイスに当接されたときの入力デバイスの配置に応じて、第1の極性構成または第2の極性構成のうちの1つを識別するように構成される。少なくとも1つの例では、プロセッサは、ヒンジ角度に加えて、第1のホール効果センサおよび第2のホール効果センサからのセンサデータに基づいて入力設定を変更するように構成される。
【0006】
本開示は更に、キーボードに関する。キーボードは、キー機構のセットと、キー機構のセットに隣接するトラックパッドと、第1のセンサと、第1のセンサから離れて配置された第2のセンサと、プロセッサと、プロセッサによって実行されると、プロセッサに、第1のセンサおよび第2のセンサからのセンサ信号に基づいてキーボードの入力状態を決定させる命令を記憶するメモリデバイスと、を含むことができる。少なくとも1つの例では、入力状態は、トラックパッドまたはキー機構のセットのキー機構のうちの少なくとも1つへのユーザ入力に応じてプロセッサがコンピューティングデバイスに信号を送信することを可能にする第1の入力状態を含む。特定の例では、入力状態は、トラックパッドまたはキー機構のセットのキー機構のうちの少なくとも1つへのユーザ入力に応じてプロセッサがコンピューティングデバイスに信号を送信することを許可しない第2の入力状態を含む。一例では、第1のセンサおよび第2のセンサは、コンピューティングデバイス内に配置された磁石のセットの極性方向を検出するように構成される。
【0007】
少なくともいくつかの例では、第1のセンサおよび第2のセンサは、磁石のセット内の別個の磁石の個々の極性を検出するように構成される。1つ以上の例では、第1のセンサおよび第2のセンサは、トラックパッド内に埋め込まれる。少なくとも1つの例では、第1のセンサおよび第2のセンサは、トラックパッドの対向する角部に埋め込まれる。特定の例では、キーボードは、プリント回路基板を更に備え、第1のセンサ、第2のセンサ、およびトラックパッドに関連付けられた1つ以上の他のセンサは、プリント回路基板と電気通信する。
【0008】
本開示は更に、コンピューティングデバイスに関する。コンピューティングデバイスは、筐体と、筐体内に形成され、第1の入力状態でユーザ入力のためのオンスクリーンキーボードを提示するように構成されたディスプレイ部分と、コンピューティングデバイスのロール角およびピッチ角を少なくとも含む重力データを生成するように構成された少なくとも1つのセンサと、プロセッサと、プロセッサによって実行されると、プロセッサに、重力データに基づいてディスプレイ部分またはキーボードのうちの少なくとも1つに信号を送信させる命令を記憶するメモリデバイスと、を含むことができ、信号は、第1の入力状態と第2の入力状態とを切り替えるためのコンピュータ実行可能命令を含み、第2の入力状態は、キーボードにおけるユーザ入力のために構成される。少なくとも1つの例では、少なくとも1つのセンサは慣性測定ユニットを含む。特定の例では、プロセッサは、キーボードから、少なくともキーボードロール角およびキーボードピッチ角を含む追加の重力データを受信するように構成される。一例では、プロセッサは、追加の重力データおよび重力データに基づいて、ディスプレイ部分またはキーボードのうちの少なくとも1つに信号を送信するように更に構成される。
【0009】
本開示は更に、キーボードの別の例に関する。キーボードは、周縁部のセットを含む筐体と、筐体内に配置されたキーアセンブリのセットと、筐体の幅方向に沿って広がる細長いテール部であって、コンピューティングデバイスと取り外し可能に接続するように構成された取付け部分を含む、細長いテール部と、可撓性部分の第1の端部から第1の端部と対向する可撓性部分の第2の端部まで筐体に接続された可撓性部分と、を含むことができる。本明細書で使用される場合、細長いテール部、保持要素、および接続部材という用語は、細長いテール部を指す。可撓性部分は、内層と、外層と、内層と外層との間に埋め込まれたフレックス回路と、を含むことができ、可撓性部分は、第1の端部と第2の端部との間に表面不整(surface aberration)のない均一な平滑性を有する。1つ以上の例では、フレックスフィラー層は、内層と外層との間でフレックス回路に横方向に隣接して配置され、フレックスカバー層は、フレックスフィラー層およびフレックス回路の上に配置され、フレックスカバー層は、内層と外層との間に更に配置される。
【0010】
特定の例では、内層は第1の内面を含み、フレックスカバー層は天面および底面を含み、天面は第1の内面に接着され、底面はフレックス回路およびフレックスフィラー層の上側に接着される。一例では、外層は第2の内面を含み、フレックス回路の底側およびフレックスフィラー層は第2の内面に接着される。少なくともいくつかの例では、フレックス回路およびフレックスフィラー層は、キスカットされて、フレックス回路とフレックスフィラー層との間のフレックス回路の各側に所定の間隙を形成する。1つ以上の例では、フレックス回路は、可撓性部分を人間の裸眼で外部から見たときに知覚できない色および知覚できない形状を含む。少なくとも1つの例では、均一な平滑性は、第1の端部から第2の端部まで、内層および外層の外面間がほぼ一定の距離であることによって規定される。特定の例では、表面不整は、内層または外層のうちの少なくとも1つの外面に対して内側に突出するか外側に突出するかにかかわらず、しわまたは折り目を含む。一例では、キーボードがコンピューティングデバイスから取り外されるとき、可撓性部分は、少なくとも後方から見る視点から取付け部分を覆い隠すように、取付け部分の背面部分の周りで湾曲し、取付け部分の背面部分に取り付けられる。
(【0011】以降は省略されています)
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