TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024165588
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023081895
出願日2023-05-17
発明の名称吸着剤および処理方法
出願人国立大学法人 新潟大学
代理人個人,個人,個人
主分類B01J 20/12 20060101AFI20241121BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】重金属を効率よく除去することができる吸着剤を提供すること、また、被処理物から重金属を効率よく除去することができる処理方法を提供すること。
【解決手段】本発明の吸着剤は、ドロマイト類とリン酸イオンと鉄イオンとを含み、前記リン酸イオンの少なくとも一部が、前記ドロマイト類を構成するCaおよびMgのうちの少なくとも一方と化学結合し、リン酸カルシウム系化合物およびリン酸マグネシウム系化合物のうちの少なくとも一方を形成していることを特徴とする。前記鉄イオンの少なくとも一部が、Fe2O3を形成していることが好ましい。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ドロマイト類とリン酸イオンと鉄イオンとを含み、
前記リン酸イオンの少なくとも一部が、前記ドロマイト類を構成するCaおよびMgのうちの少なくとも一方と化学結合し、リン酸カルシウム系化合物およびリン酸マグネシウム系化合物のうちの少なくとも一方を形成していることを特徴とする吸着剤。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記ドロマイト類は、水酸化ドロマイトである請求項1に記載の吸着剤。
【請求項3】
前記ドロマイト類は、焼成ドロマイトである請求項1に記載の吸着剤。
【請求項4】
前記ドロマイト類は、ドロマイトである請求項1または2に記載の吸着剤。
【請求項5】
前記鉄イオンの少なくとも一部が、Fe



を形成している請求項1または2に記載の吸着剤。
【請求項6】
前記鉄イオンの少なくとも一部がリン酸鉄を形成している請求項1または2に記載の吸着剤。
【請求項7】
前記ドロマイト類に対する前記リン酸イオンの含有率が、0.1質量%以上10.0質量%以下である請求項1または2に記載の吸着剤。
【請求項8】
前記ドロマイト類に対する前記鉄イオンの含有率が、0.1質量%以上10.0質量%以下である請求項1または2に記載の吸着剤。
【請求項9】
前記ドロマイト類に対する前記リン酸イオンの含有率をX

[質量%]とし、前記ドロマイト類に対する前記鉄イオンの含有率をX

[質量%]としたとき、0.01≦X

/X

≦100の関係を満たす請求項1または2に記載の吸着剤。
【請求項10】
25℃で1gの吸着剤を100mLの水と混合した場合のリン酸イオンの溶出量が100ppm以下であり、
25℃で1gの吸着剤を100mLの1Nの塩酸と混合した場合のリン酸イオンの溶出量が吸着量の30%以上である請求項1または2に記載の吸着剤。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、吸着剤および処理方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
工場や鉱山で用いた水には、多くの重金属等の汚染物質が含まれることがある。このような汚染された水を排水する場合には、汚染物質を十分に除去する必要がある。
【0003】
また、汚染土壌の井戸水等にも重金属等の汚染物質が含まれることがあり、飲用水等の生活用水等として用いる場合に、汚染物質を十分に除去する必要がある。
【0004】
従来においては、汚染物質の除去には、大量の吸着剤が使われている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、アルカリ性の液中で吸着剤による処理を行うと、重金属を十分に吸着させることができなかったり、吸着した重金属が再溶解してしまったりして、汚染物質を十分に除去することが困難であった。
【0005】
また、MgO系やCaO系の材料から製造された吸着剤も提案されている(例えば、特許文献2参照)。しかしながら、クロム(Cr)やヒ素(As)等の重金属を十分に除去することが困難であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2013-696号公報
特開2014-97477号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、重金属を効率よく除去することができる吸着剤を提供すること、また、被処理物から重金属を効率よく除去することができる処理方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明の吸着剤は、ドロマイト類とリン酸イオンと鉄イオンとを含み、
前記リン酸イオンの少なくとも一部が、前記ドロマイト類を構成するCaおよびMgのうちの少なくとも一方と化学結合し、リン酸カルシウム系化合物およびリン酸マグネシウム系化合物のうちの少なくとも一方を形成していることを特徴とする。
【0009】
本発明の吸着剤では、前記ドロマイト類は、水酸化ドロマイトであることが好ましい。
本発明の吸着剤では、前記ドロマイト類は、焼成ドロマイトであることが好ましい。
【0010】
本発明の吸着剤では、前記ドロマイト類は、ドロマイトであることが好ましい。
本発明の吸着剤では、前記鉄イオンの少なくとも一部が、Fe



を形成していることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

国立大学法人 新潟大学
吸着剤および処理方法
今日
日本電信電話株式会社
発汗分析装置および方法
1か月前
UBE三菱セメント株式会社
セメント組成物及びその製造方法
1か月前
UBE三菱セメント株式会社
水硬性組成物、硬化体、及び水硬性組成物の製造方法
1か月前
UBE三菱セメント株式会社
水硬性組成物、硬化体、及び水硬性組成物の製造方法
1か月前
UBE三菱セメント株式会社
水硬性組成物、硬化体、及び水硬性組成物の製造方法
1か月前
国立大学法人 新潟大学
変異型テトラプレニル-β-クルクメン環化酵素及びそれを用いたアンブレインの製造方法
20日前
東レ株式会社
分離方法
1か月前
個人
トリチウム水濃縮装置
22日前
NOK株式会社
除湿装置
20日前
CYC株式会社
工業炉用煤塵除去装置
1日前
東レ株式会社
再生複合半透膜およびエレメント
1か月前
三菱重工業株式会社
脱硫装置
21日前
住友化学株式会社
混合物の製造方法
28日前
トヨタ自動車株式会社
二酸化炭素の固定方法
28日前
ヤマシンフィルタ株式会社
カプセルフィルタ
今日
TOTO株式会社
光触媒塗装体
1か月前
TOTO株式会社
光触媒塗装体
1か月前
株式会社デンソー
二酸化炭素供給装置
20日前
TOTO株式会社
光触媒塗装体
1か月前
JFEスチール株式会社
炭酸ガスの固定化方法
28日前
日本特殊陶業株式会社
反応装置
29日前
CKD株式会社
ガス製造装置、及びガス製造方法
8日前
株式会社パウレック
フィルタ及び粉粒体処理装置
20日前
パナソニックIPマネジメント株式会社
脱気機構
1日前
日本濾過器株式会社
フィルタエレメント及びフィルタ装置
14日前
トヨタ自動車株式会社
逆浸透膜
6日前
トヨタ自動車株式会社
直接空気回収装置のリサイクル方法
28日前
株式会社デンソー
電気化学セル
1日前
徳晃有限公司
大気汚染を防止する排出ガス排出循環濾過装置
13日前
東洋紡エムシー株式会社
濃縮システム
7日前
国立大学法人 新潟大学
吸着剤および処理方法
今日
株式会社マシンテック中澤
脱液装置及び脱液対象物の脱液方法
29日前
トヨタ自動車株式会社
組成予測方法
28日前
ウシオ電機株式会社
光処理装置
28日前
旭化成株式会社
光照射装置、及び光処理方法
28日前
続きを見る