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公開番号
2025034398
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023140758
出願日
2023-08-31
発明の名称
豆含有イソフラボン量の推定方法、及び豆含有イソフラボン量推定装置
出願人
国立大学法人 新潟大学
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01N
21/64 20060101AFI20250306BHJP(測定;試験)
要約
【課題】豆に含有されているイソフラボン量をより正確に推定できる、豆含有イソフラボン量の推定方法、及び豆含有イソフラボン量推定装置を提供する。
【解決手段】豆含有イソフラボン量の推定方法は、定量分析により豆に含有されているイソフラボンの量を測定するイソフラボン量測定工程と、イソフラボン量測定工程で使用する豆の励起蛍光マトリクス(EEM)を得る参照用EEM取得工程と、定量分析により測定された豆に含有されているイソフラボンの量及び豆のEEMの多変量解析によりイソフラボン量の検量線を得る検量線取得工程と、含有イソフラボン量を推定する試料豆のEEMを得る試料豆EEM取得工程と、試料豆のEEMを検量線に当て嵌めて試料豆に含有されているイソフラボンの量を推定するイソフラボン量推定工程と、を含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
定量分析により豆に含有されているイソフラボンの量を測定するイソフラボン量測定工程と、
前記イソフラボン量測定工程で使用する前記豆の励起蛍光マトリクス(Excitation Emission Matrix:EEM)を得る参照用EEM取得工程と、
前記定量分析により測定された前記豆に含有されている前記イソフラボンの量及び前記豆の前記EEMの多変量解析により、イソフラボン量の検量線を得る検量線取得工程と、
含有イソフラボン量を推定する試料豆のEEMを得る試料豆EEM取得工程と、
前記試料豆の前記EEMを前記検量線に当て嵌めて前記試料豆に含有されているイソフラボンの量を推定するイソフラボン量推定工程と、
を含む、豆含有イソフラボン量の推定方法。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
前記豆及び前記試料豆は、マメ科に属する豆である、請求項1に記載の豆含有イソフラボン量の推定方法。
【請求項3】
前記豆及び前記試料豆は、粉状の豆である、請求項1に記載の豆含有イソフラボン量の推定方法。
【請求項4】
前記定量分析の手法は、液体クロマトグラフィ法である、請求項1に記載の豆含有イソフラボン量の推定方法。
【請求項5】
前記豆の前記EEMは、分光蛍光光度計により測定されたEEMである、請求項1に記載の豆含有イソフラボン量の推定方法。
【請求項6】
前記試料豆の前記EEMは、分光蛍光光度計により測定されたEEMである、請求項1に記載の豆含有イソフラボン量の推定方法。
【請求項7】
定量分析により測定された豆に含有されているイソフラボンの量及び前記豆の励起蛍光マトリクス(EEM)の多変量解析により、イソフラボン量の検量線を得る検量線取得手段と、
含有イソフラボン量を推定する試料豆のEEMを得る試料豆EEM取得手段と、
前記試料豆の前記EEMを前記検量線に当て嵌めて前記試料豆に含有されているイソフラボンの量を推定するイソフラボン量推定手段と、
を備える、豆含有イソフラボン量推定装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、豆含有イソフラボン量の推定方法、及び豆含有イソフラボン量推定装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
波長1000~2500nmの近赤外帯における拡散反射測定により、大豆に含まれるイソフラボンの量を推定する方法が非特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
Berhow, M. A., Singh, M., Bowman, M. J., Price, N. P., Vaughn, S. F., & Liu, S. X., 2020, Quantitative NIR determination of isoflavone and saponin content of ground soybeans, Food Chemistry, 317, 126373
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の方法によれば、波長1000~1700nmの領域において、大豆に含まれるイソフラボン由来のO-H(酸素と水素との結合)、C-H(炭素と水素との結合)、及び、N-H(窒素と水素との結合)の吸収波長と、大豆に含まれる水由来のO-H、及び、タンパク質由来のC-HやN-Hの吸収波長と、が重なる。このため、水やタンパク質由来のO-H、C-H、及びN-Hの吸収波長がノイズとなり、大豆含有のイソフラボンの量を正確に推定することが難しい。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みなされたものである。即ち、本発明は、豆に含有されているイソフラボンの量をより正確に推定できる、豆含有イソフラボン量の推定方法、及び豆含有イソフラボン量推定装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は以下のとおりである。
[1]豆含有イソフラボン量の推定方法は、
定量分析により豆に含有されているイソフラボンの量を測定するイソフラボン量測定工程と、
前記イソフラボン量測定工程で使用する前記豆の励起蛍光マトリクス(Excitation Emission Matrix:EEM)を得る参照用EEM取得工程と、
前記定量分析により測定された前記豆に含有されている前記イソフラボンの量及び前記豆の前記EEMの多変量解析により、イソフラボン量の検量線を得る検量線取得工程と、
含有イソフラボン量を推定する試料豆のEEMを得る試料豆EEM取得工程と、
前記試料豆の前記EEMを前記検量線に当て嵌めて前記試料豆に含有されているイソフラボンの量を推定するイソフラボン量推定工程と、を含む。
【0007】
[2]前記豆及び前記試料豆は、マメ科に属する豆であってもよい。
【0008】
[3]前記豆及び前記試料豆は、粉状の豆であってもよい。
【0009】
[4]前記定量分析の手法は、液体クロマトグラフィ法であってもよい。
【0010】
[5]前記豆の前記EEMは、分光蛍光光度計により測定されたEEMであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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