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公開番号
2024175234
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-18
出願番号
2023092837
出願日
2023-06-06
発明の名称
センサ素子及びセンサ素子の製造方法
出願人
国立大学法人 新潟大学
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01L
5/1627 20200101AFI20241211BHJP(測定;試験)
要約
【課題】カンチレバー構造を作製するための工程を低減可能なセンサ素子及びセンサ素子の製造方法を提供する。
【解決手段】センサ素子10は、開口Hが形成されたフレーム11と、一端がフレーム11に支持されたカンチレバー12と、を備える。カンチレバー12とフレーム11は、SOI(Silicon On Insulator)1の活性層1c、及び、活性層1cの上に形成され、カンチレバー12を撓ませるための形状制御層2で繋がっている。センサ素子10の製造方法は、SOI1の活性層1cの上に形状制御層2を成膜する成膜ステップと、成膜ステップの後に、フレーム11に対するカンチレバー12のパターンを形成するパターン形成ステップと、パターン形成ステップの後に、SOI1のBOX層1bを除去することでカンチレバー12の構造を作製する作製ステップと、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
開口が形成されたフレームと、前記フレームの前記開口が形成された領域の中に位置し、一端が前記フレームに支持されたカンチレバーと、を備え、SOI(Silicon On Insulator)を用いて形成されたセンサ素子であって、
前記カンチレバーと前記フレームは、前記SOIの活性層、及び、前記活性層の上に形成され、前記カンチレバーを撓ませるための形状制御層で繋がっており、
前記形状制御層の上方には、前記カンチレバーに設けられたひずみゲージ層と、前記ひずみゲージ層と電気的に接続される配線層が位置する、
センサ素子。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記カンチレバーにおける前記活性層及び前記形状制御層の形状は同一である、
請求項1に記載のセンサ素子。
【請求項3】
前記フレームにおける前記形状制御層は、前記開口の周囲に及ぶ、
請求項1又は2に記載のセンサ素子。
【請求項4】
前記カンチレバーは、前記一端を含む前記カンチレバーの一部である固定端部を有し、
前記フレームは、前記固定端部に隣接する部分であって、前記カンチレバーを支持する支持部を有し、
前記固定端部と前記支持部は、前記活性層、前記形状制御層、及び、前記ひずみゲージ層で繋がっている、
請求項1又は2に記載のセンサ素子。
【請求項5】
前記固定端部と前記支持部は、前記活性層、前記形状制御層、及び、前記形状制御層の上に形成された絶縁層で繋がっており、
前記ひずみゲージ層は、前記絶縁層の上に形成されている、
請求項4に記載のセンサ素子。
【請求項6】
前記配線層は、前記固定端部と前記支持部の各々の前記ひずみゲージ層の上に形成されている、
請求項4に記載のセンサ素子。
【請求項7】
開口が形成されたフレームと、前記フレームの前記開口が形成された領域の中に位置し、一端が前記フレームに支持されたカンチレバーと、を備えるセンサ素子の製造方法であって、
SOI(Silicon On Insulator)の活性層の上に前記カンチレバーを撓ませるための形状制御層を成膜し、前記形状制御層の上方にひずみゲージ層及び配線層を成膜する成膜ステップと、
前記成膜ステップの後に、前記形状制御層のパターンと、前記フレームに対する前記カンチレバーのパターンとを形成するパターン形成ステップと、
前記パターン形成ステップの後に、前記SOIのBOX層を除去することで前記カンチレバーの構造を作製する構造作製ステップと、を備える、
センサ素子の製造方法。
【請求項8】
前記パターン形成ステップでは、前記形状制御層のパターンと、前記フレームに対する前記カンチレバーのパターンとを同時に形成する、
請求項7に記載のセンサ素子の製造方法。
【請求項9】
前記パターン形成ステップは、
前記配線層及び前記ひずみゲージ層のパターンを形成する第1形成ステップと、
前記第1形成ステップの後に、前記形状制御層のパターンと、前記フレームに対する前記カンチレバーのパターンとを形成する第2形成ステップと、を含む、
請求項7又は8に記載のセンサ素子の製造方法。
【請求項10】
前記成膜ステップでは、前記形状制御層の上に絶縁層、前記ひずみゲージ層、前記配線層の順で成膜し、
前記第1形成ステップでは、前記配線層、前記ひずみゲージ層及び前記絶縁層のパターンを形成する、
請求項9に記載のセンサ素子の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、センサ素子及びセンサ素子の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)プロセスで作製した微小なカンチレバーを有する触覚センサが記載されている。
【0003】
特許文献1では、以下(1)~(5)の順次工程を経てカンチレバー構造を作製する。この順次工程は、(1)SOI(Silicon On Insulator)ウェハの活性層(Si)の上に、絶縁層(Si
3
N
4
)、ひずみゲージ層(NiCr)、配線層(Au)を成膜するステップ1と、(2)ステップ1で成膜した各層のパターンを形成するステップ2と、(3)後に形成されるカンチレバーの自由端側の主領域にカンチレバーを撓ませるための形状制御層(Cr)を成膜し、形状制御層のパターンを形成するステップ3と、(4)カンチレバーのパターンを形成するステップ4と、(5)カンチレバーの下側に相当するSOIのBOX層(SiO
2
)を除去するステップ5と、を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-13852号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の手法では、カンチレバー構造の作製プロセスが複雑で工程が多くなる虞がある。
【0006】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、カンチレバー構造を作製するための工程を低減可能なセンサ素子及びセンサ素子の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係るセンサ素子は、
開口が形成されたフレームと、前記フレームの前記開口が形成された領域の中に位置し、一端が前記フレームに支持されたカンチレバーと、を備え、SOI(Silicon On Insulator)を用いて形成されたセンサ素子であって、
前記カンチレバーと前記フレームは、前記SOIの活性層、及び、前記活性層の上に形成され、前記カンチレバーを撓ませるための形状制御層で繋がっており、
前記形状制御層の上方には、前記カンチレバーに設けられたひずみゲージ層と、前記ひずみゲージ層と電気的に接続される配線層が位置する。
【0008】
前記カンチレバーにおける前記活性層及び前記形状制御層の形状は同一である、ようにしてもよい。
【0009】
前記フレームにおける前記形状制御層は、前記開口の周囲に及ぶ、ようにしてもよい。
【0010】
前記カンチレバーは、前記一端を含む前記カンチレバーの一部である固定端部を有し、
前記フレームは、前記固定端部に隣接する部分であって、前記カンチレバーを支持する支持部を有し、
前記固定端部と前記支持部は、前記活性層、前記形状制御層、及び、前記ひずみゲージ層で繋がっている、ようにしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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