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公開番号
2024161831
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-20
出願番号
2023076901
出願日
2023-05-08
発明の名称
多色光生成装置
出願人
クニミネ工業株式会社
代理人
弁理士法人クオリオ
,
個人
,
個人
主分類
G09F
13/04 20060101AFI20241113BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約
【課題】演算装置等によるコンピュータグラフィックスを用いることなく、省スペース化を実現できつつ、かつ多彩な光表現を達成することができ、さらに展示対象物との美的親和性にも優れる、多色光生成装置を提供する。
【解決手段】粘土鉱物の分散体と、当該分散体の前面側に配された偏光板とを有してなり、当該分散体に背面側から偏光を含む光を入射させて用いるための、多色光生成装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
粘土鉱物の分散体と、当該分散体の前面側に配された偏光板とを有してなり、当該分散体に背面側から偏光を含む光を入射させて用いるための、多色光生成装置。
続きを表示(約 530 文字)
【請求項2】
前記分散体の背面側に配された偏光板を有してなる、請求項1に記載の多色光生成装置。
【請求項3】
前記分散体の前面側に配された偏光板の偏光軸の角度と、前記分散体の背面側に配された偏光板の偏光軸の角度が互いに異なる、請求項2に記載の多色光生成装置。
【請求項4】
前記分散体中の粘土鉱物の含有量が0.5~30質量%である、請求項3に記載の多色光生成装置。
【請求項5】
前記粘土鉱物がスメクタイトである、請求項4に記載の多色光生成装置。
【請求項6】
前記スメクタイトが、モンモリロナイト、バイデライト、ノントロナイト、サポナイト、ヘクトライト、ソーコナイト、及びスチブンサイトから選ばれる1種又は2種以上である、請求項5に記載の多色光生成装置。
【請求項7】
前記スメクタイトがナトリウム型スメクタイトである、請求項6に記載の多色光生成装置。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか1項に記載の多色光生成装置を備える、展示物。
【請求項9】
請求項1~7のいずれか1項に記載の多色光生成装置と、光源装置とを備える、照明装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、多色光生成装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
模型やジオラマ等の展示物において、特撮、アニメーション、映画、ドラマなどで用いられる極彩色で多色の光の揺らぎを利用した光表現は、例えば、四次元などの異次元空間、ブラックホール、ホワイトホール、次元断層、時空の流れ、ワープ航法、時間の逆行、光速航行、地球外の星の大気表現、強重力場、転生、死後の世界(以下、これらを総称して「亜空間」とも称す。)などを表現する際に広く用いられている。このような特殊な光の揺らぎは、通常コンピュータグラフィックス(CG)等を用いて表現されるため、当該光表現を利用した展示物とする場合には、一般的にコンピュータグラフィックスを表示する液晶ディスプレイ等の前方に模型やジオラマ等が配置された展示物となる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記のように液晶ディスプレイを用い、コンピュータグラフィックスにより上記のような多彩な光からなる光表現を表示する場合、その解像度はディスプレイや演算装置の性能に左右され、高い解像度でもって上記光表現を達成するにはコストがかかる。また、液晶ディスプレイや演算装置のスペースの確保という問題も生じ、特に上記のような高い解像度を達成するためには大掛かりな装置が必要となる。
さらに、例えば模型等を用いて、前記亜空間内に模型等が配されるような展示物の表現とするために上記のような液晶ディスプレイを用いる場合には、当該ディスプレイの前に模型等を設置する方法しか採れず、液晶ディスプレイによって表現される前記亜空間の「背景」と模型との間の空間により、背景と模型とが乖離し、展示物としての一体感が失われるという問題もあった。
【0004】
本発明は、演算装置等によるコンピュータグラフィックスを用いることなく、省スペース化を実現できつつ、かつ多彩な光表現を達成することができ、さらに展示対象物との美的親和性にも優れる、多色光生成装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは上記課題に鑑み鋭意検討を行った。その結果、粘土鉱物の一種であるスメクタイトの分散体を2枚の偏光板(偏光子)の間に配置して一方の偏光板(背面側偏光板)の外側から他方の偏光板(前面側偏光板)に向けて光を照射することにより、前面側偏光板を通過した光が多彩な偏光色(多色光)を示すことを見出した。
本発明はこれらの知見に基づき完成されるに至ったものである。
【0006】
本発明の上記課題は、下記の手段により解決された。
〔1〕
粘土鉱物の分散体と、当該分散体の前面側に配された偏光板とを有してなり、当該分散体に背面側から偏光を含む光を入射させて用いるための、多色光生成装置。
〔2〕
前記分散体の背面側に配された偏光板を有してなる、前記〔1〕に記載の多色光生成装置。
〔3〕
前記分散体の前面側に配された偏光板の偏光軸の角度と、前記分散体の背面側に配された偏光板の偏光軸の角度が互いに異なる、前記〔2〕に記載の多色光生成装置。
〔4〕
前記分散体中の粘土鉱物の含有量が0.5~30質量%である、前記〔1〕~〔3〕のいずれかに記載の多色光生成装置。
〔5〕
前記粘土鉱物がスメクタイトである、前記〔1〕~〔4〕のいずれかに記載の多色光生成装置。
〔6〕
前記スメクタイトが、モンモリロナイト、バイデライト、ノントロナイト、サポナイト、ヘクトライト、ソーコナイト、及びスチブンサイトから選ばれる1種又は2種以上である、前記〔5〕に記載の多色光生成装置。
〔7〕
前記スメクタイトがナトリウム型スメクタイトである、前記〔5〕又は〔6〕に記載の多色光生成装置。
〔8〕
前記〔1〕~〔7〕のいずれかに記載の多色光生成装置を備える、展示物。
〔9〕
前記〔1〕~〔7〕のいずれかに記載の多色光生成装置と、光源装置とを備える、照明装置。
【発明の効果】
【0007】
本発明の多色光生成装置は、演算装置等によるコンピュータグラフィックスを用いることなく、省スペース化を実現しながら、展示対象物との美的親和性に優れる多彩な光からなる多色光を表現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の多色光生成装置の一実施形態の概要を示す概略図である
図2(A)は、実施例1の装置による偏光色の様子を示す図面代用写真である。図2(B)は、実施例2の装置による偏光色の様子を示す図面代用写真である。図2(C)は、実施例3の装置による偏光色の様子を示す図面代用写真である。図2(D)は、比較例6の装置による偏光色の様子を示す図面代用写真である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の好ましい実施の形態について具体的に説明するが、本発明は、本発明で規定すること以外はこれらの形態に限定されるものではない。
【0010】
[多色光生成装置]
本発明の多色光生成装置は、粘土鉱物の分散体と、当該分散体の前面側に配された偏光板とを有してなり、当該分散体に背面側から偏光を含む光を入射させて用いるための装置である。なお、本発明ないし本明細書において、「分散体の前面側」とは、分散体に入射した光が出射する面側を意味する。また、「分散体の背面側」とは、光(偏光)が分散体に入射する面側を意味する。
以下、図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態を説明する。なお、本発明は、本発明で規定すること以外は、以下に示す実施形態に限定されるものではない。また、下記の図面を参照して説明する多色光生成装置等の説明は、下記の図面に示された形態に限らず、本発明の構成ないし発明特定事項の説明として適用されるものである。
(【0011】以降は省略されています)
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