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公開番号2024161358
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-19
出願番号2024111769,2023014362
出願日2024-07-11,2008-09-09
発明の名称胸腺間質性リンパ球性新生因子に結合することができる抗原結合タンパク質
出願人アムジェン インコーポレイテッド
代理人個人,個人,個人
主分類C07K 16/24 20060101AFI20241112BHJP(有機化学)
要約【課題】抗体を含む、ヒト胸腺間質性リンパ球性新生因子(TSLP)に結合する抗原結合タンパク質に関する組成物および方法を提供する。
【解決手段】本開示は、完全ヒト抗TSLP抗体、ヒト化抗TSLP抗体およびキメラ抗TSLP抗体、ならびにこのような抗体の誘導体を提供する。本開示は、このような抗体および抗体断片および誘導体をコードする核酸、ならびにこのような抗体を製造および使用する方法(TSLP関連炎症性障害および線維症障害を処置および予防する方法を含む)をさらに提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
以下:
a.以下:
i.A1~A27の軽鎖CDR3配列からなる群より選択されるCDR3配列から全部で2アミノ酸以下の付加、置換および/または欠失だけ異なる軽鎖CDR3配列;
ii.QQAX

SFPLT(配列番号251);
からなる群より選択される軽鎖CDR3配列、ならびに
b.以下:
i.A1~A27の重鎖CDR3配列からなる群から選択されるCDR3配列から全部で3アミノ酸以下の付加、置換および/または欠失だけ異なる重鎖CDR3配列と;
ii.GGGIX
12
VADYYX
13
YGMDV(配列番号255)と;
iii.DX
21
GX
22
SGWPLFX
23
Y(配列番号259)と;
からなる群より選択される重鎖CDR3配列、
からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む、単離された抗原結合タンパク質であって、ここで、


は、N残基またはD残基であり;

12
は、P残基またはA残基であり;

13
は、Y残基またはF残基であり;

21
は、G残基またはR残基であり;

22
は、S残基またはT残基であり;

23
は、A残基またはD残基であり、かつ
該抗原結合タンパク質は特異的にTSLPに結合する、
抗原結合タンパク質。
続きを表示(約 3,200 文字)【請求項2】
さらに、以下:
a.以下:
i.A1~A27の軽鎖CDR1配列から3アミノ酸以下の付加、置換および/または欠失だけ異なる軽鎖CDR1配列と;
ii.RSSQSLX

YSDGX

TYLN(配列番号246)と;
iii.RASQX



SSWLA(配列番号249)と;
からなる群より選択される軽鎖CDR1配列、
b.以下:
i.A1~A27のCDR2配列から2アミノ酸以下の付加、置換および/または欠失だけ異なる軽鎖CDR2配列と;
ii.KVSX

WDS(配列番号247)と;
iii.X



SSLQS(配列番号250)と;
iv.QDX

KRPS(配列番号252)と;
からなる群より選択される軽鎖CDR2配列、
c.以下:
i.A1~A27のCDR1配列から2アミノ酸以下の付加、置換および/または欠失だけ異なる重鎖CDR1配列と;
ii.X
10
YGMH(配列番号253)と;
iii.X
15

16
YMX
17
(配列番号257)と;
からなる群より選択される重鎖CDR1配列、ならびに
d.以下:
i.A1~A27のCDR2配列から3アミノ酸以下の付加、置換および/または欠失だけ異なる重鎖CDR2配列と;
ii.VIWX
11
DGSNKYYADSVKG(配列番号254)と;
iii.VISYDGSX
14
KYYADSVKG(配列番号256)と;
iv.WINPNSGGTNX
18

19

20
KFQG(配列番号258)と;
からなる群より選択される重鎖CDR2配列、
からなる群より選択されるアミノ酸配列をさらに含む、請求項1に記載の単離された抗原結合タンパク質であって、ここで、


は、V残基またはI残基であり;


は、N残基またはD残基であり;


は、Y残基またはN残基であり;


は、G残基またはS残基であり;


【請求項3】
以下:
a.以下:
i.A1~A27から選択される軽鎖CDR1配列;
ii.A1~A27から選択される軽鎖CDR2配列;
iii.A1~A27から選択される軽鎖CDR3配列、
を含む軽鎖可変ドメイン、または
b.以下:
i.A1~A27から選択される重鎖CDR1配列;
ii.A1~A27から選択される重鎖CDR2配列;および
iii.A1~A27から選択される重鎖CDR3配列、
を含む重鎖可変ドメイン、または
c.(a)の軽鎖可変ドメインおよび(b)の重鎖可変ドメイン、
のいずれかを含む、請求項1に記載の単離された抗原結合タンパク質。
【請求項4】
以下:
a.以下:
i.L1~L27から選択される軽鎖可変ドメイン配列に少なくとも80%同一な配列を有するアミノ酸;
ii.L1~L27の軽鎖可変ドメイン配列をコードするポリヌクレオチド配列に少なくとも80%同一であるポリヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸の配列;
iii.L1~L27の軽鎖可変ドメイン配列からなるポリヌクレオチドの相補鎖に中程度にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸の配列;
からなる群より選択される軽鎖可変ドメイン配列、
b.以下:
i.H1~H27の重鎖可変ドメイン配列に少なくとも80%同一であるアミノ酸の
配列;
ii.H1~H27の重鎖可変ドメイン配列をコードするポリヌクレオチド配列に少なくとも80%同一であるポリヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸の配列;
iii.H1~H27の重鎖可変ドメイン配列からなるポリヌクレオチドの相補鎖に中程度にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸の配列、
からなる群より選択される重鎖可変ドメイン配列、または
c.(a)の軽鎖可変ドメインおよび(b)の重鎖可変ドメイン、
のいずれかを含む、請求項1に記載の単離された抗原結合タンパク質であって、該抗原結合タンパク質は特異的にTSLPに結合する、抗原結合タンパク質。
【請求項5】
以下:
a.L1~L27からなる群より選択される軽鎖可変ドメイン配列
b.H1~H27からなる群より選択される重鎖可変ドメイン配列、または
c.(a)の軽鎖可変ドメインおよび(b)の重鎖可変ドメイン
のいずれかを含む、単離された抗原結合タンパク質であって、該抗原結合タンパク質は、特異的にTSLPに結合する、抗原結合タンパク質。
【請求項6】
L1H1、L2H2、L3H3、L4H4、L5H5、L6H6、L7H7、L8H8、L9H9、L10H10、L11H11、L12H12、L13.1H13、L13.2H13、L14.1H14、L14.2H14、L15.1H15、L15.2H15、L16.1H16、L16.2H16、L17H17、L18.1H18、L18.2H18、L19.1H19、L19.2H19、L20.1H20、L20.2H20、L21H21、L22H22、L23H23、L24H24、L25H25、L26H26およびL27H27からなる群より選択される軽鎖可変ドメイン配列および重鎖可変ドメイン配列を含む、請求項5に記載の単離された抗原結合タンパク質。
【請求項7】
前記結合タンパク質が、A2、A3、A4およびA5からなる抗体の群より選択される参照抗体と実質的に同一のKdでTSLPに結合する、請求項1または5に記載の単離された抗原結合タンパク質。
【請求項8】
前記結合タンパク質が、初代細胞OPGアッセイにしたがって、A2、A3、A4およびA5からなる抗体の群より選択される参照抗体と同一なIC50で、TSLP活性を阻害する、請求項1または5に記載の単離された抗原結合タンパク質。
【請求項9】
前記抗原結合タンパク質が、ヒト抗体、ヒト化抗体、キメラ抗体、モノクローナル抗体、ポリクローナル抗体、組換え抗体、抗原結合抗体断片、単鎖抗体、単量体抗体、ダイアボディ、トリアボディ、テトラボディ、Fab断片、F(fa’)x断片、ドメイン抗体、IgD抗体、IgE抗体、およびIgM抗体、およびIgG1抗体、およびIgG2抗体、およびIgG3抗体、およびIgG4抗体、およびH鎖内ジスルフィド結合を形成する傾向を軽減するヒンジ領域内の少なくとも1つの変異を有するIgG4抗体からなる群より選択される、請求項1に記載の単離された抗原結合タンパク質。
【請求項10】
前記抗原結合タンパク質がヒト抗体である、請求項1に記載の単離された抗原結合タンパク質。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願への相互参照
この出願は、米国特許法§119の下、2008年8月25日に出願された米国仮特許出願第61/091,676号、および、2007年9月10日に出願された米国仮特許出願第60/971,178号(これらは、参考として本明細書に援用される)の利益を主張する。
続きを表示(約 3,700 文字)【0002】
発明の分野
本発明の分野は、ヒト胸腺間質性リンパ球性新生因子(thymic stromal
lymphopoietin)に結合することができる抗体を含む抗原結合タンパク質の組成物、および関連する方法に関する。
【背景技術】
【0003】
発明の背景
喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎および食物アレルギーなどのアレルギー性疾患の有病率は、近年、特に先進国において増大しているようであり、罹患人口の割合が増加している(非特許文献1)。胸腺間質性リンパ球性新生因子(TSLP)は、炎症促進性刺激(pro-inflammatory stimuli)に応答して産生される、上皮細胞由来サイトカインである。TSLPは、主に、樹状細胞およびマスト細胞に対するその活性を介して、アレルギー性炎症反応を促進することが発見されている(非特許文献2、非特許文献3)。ヒトTSLPの発現は、疾患の重症度と相関して喘息の気道において増大されることが報告されている(非特許文献4)。加えて、TSLPタンパク質レベルは、喘息患者およびアレルギー性障害に罹患した他の患者の濃縮された気管支肺胞洗浄(BAL)流体において検出可能である。また、増大したレベルのTSLPタンパク質およびmRNAは、アトピー性皮膚炎(AD)の患者の病変皮膚において見出される。したがって、TSLPアンタゴニストは、炎症性障害を処置するのに有用である。
【0004】
さらに、TSLPはまた、米国特許出願第11/344,379号で報告されるように、線維症を促進することが見出されている。線維症疾患は、組織修復過程の間、線維症段階(fibrosis phase)が阻止されずに(unchecked)継続する場合に生じ、これは、広範な組織リモデリングおよび永続的な瘢痕組織の形成をもたらす(非特許文献5)。米国における死亡のうちの最大45%が、多くの組織および臓器系を冒し得る線維増殖性疾患に原因があり得ると推定されている(非特許文献5)。
【0005】
現在、抗炎症処置は、線維症障害を処置するために使用される。なぜなら、線維症は、特発性肺線維症、進行性腎臓疾患および肝硬変のような多くの持続性の炎症疾患に一般的であるからである。しかしながら、線維症の制御に関与する機構は、炎症の機構とは全く異なっているようであり、抗炎症療法は、線維症を低減または予防するのに常に有効とは限らない(非特許文献5)。したがって、線維症を低減および予防する処置を開発するための必要性が残っている。
【0006】
したがって、TSLPに対するアンタゴニストは、これらの炎症性障害および線維症障害を処置するのに有用であることが期待される。本開示は、このような処置および処置方法を提供する。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0007】
Kay, N Engl.J.Med.(2001)344:30-37
Soumelisら、Nat Immun(2002)3(7):673-680
Allakhverdiら、J.Exp.Med.(2007)204(2):253~258
Yingら、J.Immunol.(2005)174:8183~8190
Wynn、Nature Rev.Immunol.(2004)4、583
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0008】
発明の要旨
一局面において、本開示は、単離された抗原結合タンパク質を提供し、この単離された抗原結合タンパク質は、
a.以下:
i.A1~A27の軽鎖CDR3配列からなる群より選択されるCDR3配列から全部で2アミノ酸以下の付加、置換および/または欠失だけ異なる軽鎖CDR3配列;
ii.QQAX

SFPLT(配列番号251);
から選択される軽鎖CDR3配列、ならびに
b.以下:
i.A1~A27の重鎖CDR3配列からなる群から選択されるCDR3配列から全部で3アミノ酸以下の付加、置換および/または欠失だけ異なる重鎖CDR3配列;
ii.GGGIX
12
VADYYX
13
YGMDV(配列番号255);
iii.DX
21
GX
22
SGWPLFX
23
Y(配列番号259)
から選択される重鎖CDR3配列を含み、ここでX

は、N残基またはD残基であり;X
12
は、P残基またはA残基であり;X
13
は、Y残基またはF残基であり;X
21
は、G残基またはR残基であり;X
22
は、S残基またはT残基であり;X
23
は、A残基またはD残基であり、そして上記抗原結合タンパク質は特異的にTSLPに結合する。
【0009】
別の局面において、本開示の単離された抗原結合タンパク質はさらに、以下:
a.以下:
i.A1~A27の軽鎖CDR1配列から3アミノ酸以下の付加、置換および/または欠失だけ異なる軽鎖CDR1配列;
ii.RSSQSLX

YSDGX

TYLN(配列番号246);
iii.RASQX



SSWLA(配列番号249);
から選択される軽鎖CDR1配列
b.以下:
i.A1~A27のCDR2配列から2アミノ酸以下の付加、置換および/または欠失だけ異なる軽鎖CDR2配列;
ii.KVSX

(配列番号247の残基1~4);
iii.X



SSLQS(配列番号250);あるいは
iv.QDX

KRPS(配列番号252)
から選択される軽鎖CDR2配列;ならびに
c.以下:
i.A1~A27のCDR1配列から2アミノ酸以下の付加、置換および/または欠失だけ異なる重鎖CDR1配列と;
ii.X
10
YGMH(配列番号253)と;
iii.X
15

16
YMX
17
(配列番号257)と;
から選択される重鎖CDR1配列、ならびに
d.以下:
i.A1~A27のCDR2配列から3アミノ酸以下の付加、置換および/または欠失だけ異なる重鎖CDR2配列と;
ii.VIWX
11
DGSNKYYADSVKG(配列番号254)と;
iii.VISYDGSX
14
KYYADSVKG(配列番号256)と;
iv.WINPNSGGTNX
18

19

20
KFQG(配列番号258)と;
から選択される重鎖CDR2配列のうちの少なくとも1つを含み、ここで、X

は、V残基またはI残基であり;X

は、N残基またはD残基であり;X

は、Y残基またはN残基であり;X

は、G残基またはS残基であり;X

は、L残基またはI残基であり;X

は、N残基またはT残基であり;X

は、T残基またはA残基であり;X

は、K残基またはN残基であり;X
10
は、S残基またはN残基であり;X
11
は、Y残基またはF残基であり;X
14
【0010】
本開示の別の局面において、請求項1に記載の単離された抗原結合タンパク質は:
a.以下:i.A1~A27から選択される軽鎖CDR1配列;ii.A1~A27から選択される軽鎖CDR2配列;iii.A1~A27から選択される軽鎖CDR3配列を含む、軽鎖可変ドメイン;または
b.以下:i.A1~A27から選択される重鎖CDR1配列;ii.A1~A27から選択される重鎖CDR2配列、およびiii.A1~A27から選択される重鎖CDR3配列を含む、重鎖可変ドメイン;または
c.(a)の軽鎖可変ドメインおよび(b)の重鎖可変ドメイン
のいずれかを含む。
(【0011】以降は省略されています)

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