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公開番号2024161007
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-15
出願番号2024074822
出願日2024-05-02
発明の名称内燃機関の燃料噴射器および燃焼機関
出願人マン・エナジー・ソリューションズ・エスイー,MAN ENERGY SOLUTIONS SE
代理人個人,個人,個人
主分類F02M 61/08 20060101AFI20241108BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】内燃機関の新しいタイプの燃料噴射器およびそのような燃料噴射器を有する内燃機関を提供すること。
【解決手段】シリンダに燃料を供給するように構成されている、内燃機関用の燃料噴射器(10)であって、該燃料噴射器が該内燃機関に取り付けられ得るハウジング(11)と、燃料流を開放するために弁座(14)に対して動かされ得る、弁軸(12)と係合しかつ弁座(14)と相互作用する弁体(13)と、第1の端部(22a)で弁軸(12)と係合しかつ第2の端部(22b)でハウジング(11)と係合するベローズ封止要素(22)と、燃料噴射器(10)を通って流動する燃料流からかつ燃料圧力脈動から該ベローズ封止要素(22)を少なくとも部分的に切り離すスリーブ体(24)と、を有する、燃料噴射器(10)。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内燃機関のシリンダに燃料を供給するように構成されている、前記内燃機関用の燃料噴射器(10)であって、
前記燃料噴射器が前記内燃機関に取り付けられ得るハウジング(11)と、
燃料流を開放するために、弁座(14)に対して動かされることが可能であり、弁軸(12)と係合しかつ前記弁座(14)と相互作用する弁体(13)と、
第1の端部(22a)で前記弁軸(12)と係合しかつ第2の端部(22b)で前記ハウジング(11)と係合するベローズ封止要素(22)と、
前記燃料噴射器(10)を通る燃料流からかつ燃料圧力脈動から前記ベローズ封止要素(22)を少なくとも部分的に切り離すスリーブ体(24)と、
を有する、
燃料噴射器(10)。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記スリーブ体(24)は、前記ハウジング内の燃料空間(18)を第1の部分空間(18a)と第2の部分空間(18b)とに分割し、前記第1の部分空間(18a)は前記燃料流が通過して流動することが可能であり、前記ベローズ封止要素(22)は前記第2の部分空間(18b)内に配置されている、
請求項1に記載の燃料噴射器。
【請求項3】
前記燃料空間(18)の前記第1の部分空間(18a)と前記燃料空間(18)の前記第2の部分空間(18b)とは、前記スリーブ体(24)にある少なくとも1つの開口部または穴部またはチョーク(25)により接続されている、
請求項2に記載の燃料噴射器。
【請求項4】
前記第1の部分空間(18a)は、前記スリーブ体(24)に径方向外側で隣接して、前記ハウジング(11)と前記スリーブ体(24)との間に形成されており、
前記第2の部分空間(18b)は、前記スリーブ体(24)に径方向内側で隣接して形成されている、
請求項2に記載の燃料噴射器。
【請求項5】
前記スリーブ体(24)は、前記ベローズ封止要素(22)が前記スリーブ体(24)内に配置されているように、前記ベローズ封止要素(22)を径方向外側で取り囲む、
請求項1に記載の燃料噴射器。
【請求項6】
前記ハウジング(11)に取り付けられているかまたは前記ハウジング(11)の一体部分である、ガイド部分(15a)および座部分(15b)を備えたガイドおよび座体(15)を含み、
前記ガイドおよび座体(15)の前記ガイド部分(15a)は前記弁軸(12)を案内し、前記ガイドおよび座体(15)の前記座部分(15b)は前記弁座(14)をもたらし、
前記スリーブ体(24)は、第1の端部(24a)で前記ガイドおよび座体(15)と係合し、第2の端部(24b)で前記ハウジング(11)と係合する、
請求項1に記載の燃料噴射器。
【請求項7】
前記スリーブ体(24)は、その第1の端部(24a)において前記ガイドおよび座体(15)に、その第2の端部(24b)において前記ハウジング(11)に、それぞれ封止接続されている、
請求項6に記載の燃料噴射器。
【請求項8】
前記ベローズ封止要素(22)は、その第1の端部(22a)において前記弁軸(12)に、その第2の端部(22b)において前記ハウジング(11)に、それぞれ封止接続されている、
請求項1に記載の燃料噴射器。
【請求項9】
前記ベローズ封止要素(22)は、その第1の端部(22a)において、前記弁軸(12)と相互作用するリング(23)またはショルダ部を介して、前記弁軸(12)に間接的に接続されている、
請求項1に記載の燃料噴射器。
【請求項10】
前記ベローズ封止要素(22)は金属材料で構成されており、
前記スリーブ体(24)は金属材料またはプラスチックで構成されている、
請求項1に記載の燃料噴射器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は内燃機関の燃料噴射器に関する。さらに、本発明は内燃機関に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【0002】
ここで、本発明は、詳細には、いわゆる大型機関または大型内燃機関の分野に関し、そのシリンダは少なくとも140mm、詳細には少なくとも175mmのピストン径を有する。そのような大型内燃機関は、例えば、船舶用機関である。
【背景技術】
【0003】
実践から、デュアルフューエルエンジンとして設計されている、ガスエンジン、液体燃料エンジン、または大型内燃機関が知られている。液体燃料内燃機関では、例えばディーゼル燃料などの液体燃料を燃焼させる。内燃機関では、例えば天然ガスなどのガス燃料を燃焼させる。デュアルフューエルエンジンでは、第1の動作モードで液体燃料を燃焼させ、第2の動作モードでガス燃料を燃焼させることが可能である。
【0004】
内燃機関のシリンダに燃料を供給するために、内燃機関は燃料噴射器を含む。燃料噴射器により、燃料は、シリンダの燃焼空間もしくは燃焼室内へ、または該燃焼空間もしくは該燃焼室と相互作用する、シリンダのプレチャンバ内へ、またはシリンダに繋がる取入れ管内へ直接導入され得る。
【0005】
燃料噴射器が、それぞれの燃料噴射器が内燃機関に取り付けられ得るハウジングを有する。さらに、燃料噴射器は、弁軸と相互作用する弁体を有し、該弁体は弁座と相互作用する。弁体と弁座との間の相対位置に応じて、燃料流が開放されるかまたは阻止される。
【0006】
燃料噴射器では、外側に向かって開く弁体を有する燃料噴射器と内側に向かって開く弁体を有する燃料噴射器とが、基本的に区別されている。外側に向かって開く弁体を有する燃料噴射器では、燃料流を開放するために、該弁体はハウジングから離れる方向にまたはハウジングに基づいて外側に向かう方向に動かされることが可能である。内側に向かって開く弁体を有する燃料噴射器では、対照的に、該弁体はハウジングに基づいて、ハウジング内へ内側に向かう方向に、燃料流を開放するために動かされ得る。本発明は、燃料流を開放するために外側に向かって開く弁体を有する燃料噴射器と共に、またはさらには、燃料流を開放するために内側に向かって開く弁体を有する燃料噴射器と共に、使用され得る。
【0007】
より長い寿命を有する、内燃機関の燃料噴射器が必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
このことから、本発明は、内燃機関の新しいタイプの燃料噴射器およびそのような燃料噴射器を有する内燃機関を作り出すという目的に基づく。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本目的は、請求項1に記載の燃料噴射器により達成される。
【0010】
燃料噴射器は、燃料噴射器が内燃機関に取り付けられ得るハウジングを含む。該燃料噴射器は、弁軸と相互作用しかつ弁座と相互作用する弁体を含み、該弁体は、燃料流を開放するために、該弁座に対して動かされ得る。燃料噴射器は、第1の端部で該弁軸と係合し、第2の端部で該ハウジングと係合するベローズ封止要素を含む。さらに、燃料噴射器は、燃料噴射器を通る燃料流からかつ燃料圧力脈動から該ベローズ封止要素を少なくとも部分的に切り離すスリーブ体を含む。該スリーブ体により、ベローズ封止要素は、詳細には燃料圧力脈動による負荷から保護され得る。スリーブ体はベローズ封止要素を燃料流から少なくとも部分的に切り離す。燃料流中の圧力変動または圧力脈動がベローズ封止要素に直接影響を及ぼさない。したがって、ベローズ封止要素の疲労強度は高められ、したがって燃料噴射器の寿命は延ばされ得る。
(【0011】以降は省略されています)

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