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公開番号
2024158938
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023074583
出願日
2023-04-28
発明の名称
車両用吸気構造
出願人
ダイムラー トラック エージー
代理人
個人
,
弁理士法人真田特許事務所
主分類
F02M
35/10 20060101AFI20241031BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】吸気ダクトの空気取り込み口内の水が動力源等の車両の機器の側へ吸引されることを抑制できるようにした車両用吸気構造を提供する。
【解決手段】車両の吸気ダクト3を介して前記車両の部品へ空気を供給する車両用吸気構造において、吸気ダクト3は、外部の空気を取り込む空気取込部33と、空気取込部から下方に延びる吸気ダクト本体とを備え、空気取込部33は、車両の側面側または前後面側に開口した開口部と、開口部から吸引した空気が通過する際に当該空気に含まれた液体を下方へ分離する気液分離部と、気液分離部を通過した空気が吸気ダクト本体へ流れる下流側に位置する空気出口部33dとを備え、気液分離部を挟んで開口部と対向する空気取込部33の内側面に、空気出口部33dに向かって下方に傾斜した段状部38が形成されている。
【選択図】図14
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の吸気ダクトを介して前記車両の機器へ空気を供給する車両用吸気構造において、
前記吸気ダクトは、外部の空気を取り込む空気取込部と、前記空気取込部から下方に延びる吸気ダクト本体とを備え、
前記空気取込部は、前記車両の側面側または前後面側に開口した開口部と、前記開口部から吸引した空気が通過する際に当該空気に含まれた液体を下方へ分離する気液分離部と、前記気液分離部を通過した空気が前記吸気ダクト本体へ流れる下流側で前記空気取込部の内部空間の上部に位置する空気出口部と、を備え、
前記気液分離部を挟んで前記開口部と対向する前記空気取込部の内側面に、前記空気出口部よりも下方に向かって傾斜した段状部が形成されている
ことを特徴とする車両用吸気構造。
続きを表示(約 270 文字)
【請求項2】
前記段状部は、前記空気出口部に向かうにつれて下方への傾斜が緩やかになっている
ことを特徴とする請求項1に記載された車両用吸気構造。
【請求項3】
前記段状部の上流側の最上部が前記空気出口部の最下部と略同一の高さ位置にある
ことを特徴とする請求項2に記載された車両用吸気構造。
【請求項4】
前記空気取込部の外側面に、前記空気出口部の方向に向かって下方に傾斜した外部段状部が形成されている
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載された車両用吸気構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の吸気ダクトを介して車両の機器へ空気を供給する車両用吸気構造に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、トラックなどの車両において、内燃機関をはじめとした動力源や動力源に係る装置へ空気を送り込む吸気ダクトの空気取込部(以下、ルーフダクトともいう)をキャブのルーフの上に備えることがある。例えば特許文献1には、キャブのルーフ上にルーフダクトが配置された車両に関する発明が開示されている。
【0003】
このように、ルーフ上という地上から高い位置にルーフダクトを設けることにより、地上付近の塵などを吸気することを抑制でき、より清浄な空気を取り込むことができる。また、例えば内燃機関などの熱源となる機器に空気を送り込むルーフダクトの場合、動力源等は通常キャブの下方に備えられるので、地上から高い位置にルーフダクトを設けることにより、空気の取り込みに関して熱源の影響を受け難くすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-165063号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、雨天時などにおいてルーフダクトが雨などの水を吸い込んでしまうことがある。そこで、ルーフダクトの下面などに、吸い込んだ水を排出するための排水口が設けられているが、吸引力によっては、吸い込んだ水がこの排水口に流れず内燃機関側へ吸引されてしまう虞がある。
【0006】
本件は、このような課題に着目して創案されたもので、吸気ダクトの空気取込部内の雨水等が動力源等の車両の機器の側へ吸引されることを抑制できるようにした車両用吸気構造を提供すること目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本件は上記の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様又は適用例として実現できる。
本適用例に係る車両用吸気構造は、車両の吸気ダクトを介して前記車両の機器へ空気を供給する車両用吸気構造において、前記吸気ダクトは、外部の空気を取り込む空気取込部と、前記空気取込部から下方に延びる吸気ダクト本体とを備え、前記空気取込部は、前記車両の側面側または前後面側に開口した開口部と、前記開口部から吸引した空気が通過する際に当該空気に含まれた液体を下方へ分離する気液分離部と、前記気液分離部を通過した空気が前記吸気ダクト本体へ流れる下流側で前記空気取込部の内部空間の上部に位置する空気出口部と、を備え、前記気液分離部を挟んで前記開口部と対向する前記空気取込部の内側面に、前記空気出口部よりも下方に向かって傾斜した段状部が形成されている。
【0008】
本適用例によれば、空気取込部に取り込まれた外部の空気に含まれた液体(雨水等)は、段状部に沿う方向に、つまり、空気出口部よりも下方に案内されて、下方へ分離されるようになり、空気出口部から車両の機器への液体の吸い込みが抑制される。
【発明の効果】
【0009】
本件によれば、空気取込部に取り込まれた外部の空気に含まれた液体(雨水等)の車両の機器への吸い込みが抑制される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
一実施形態に係る車両用吸気構造を備えた車両のルーフ部の吸気ダクト配設側(車両右側)の側面図である。
図1に示す車両のルーフ部を吸気ダクト配設側(車両右側)で前側上方から見た斜視図である。
図1に示す車両のルーフ部を吸気ダクト配設側(車両右側)で後側上方から見た要部斜視図であり、(a)は吸気ダクトを取り外した状態を示し、(b)は吸気ダクトを取り付けた状態を示す。
一実施形態に係る車両用吸気構造の吸気ダクトの空気取込部の分解斜視図である。
図4に示す空気取込部の外観を示す斜視図である。
図1,図2に示す車両のルーフ部の要部(吸気ダクト配設側)の断面図(図2のA-A矢視断面図)である。
図4に示す空気取込部に備えられる吸気ガイド部材(気液分離部)を外側から見た斜視図である。
図7に示す吸気ガイド部材の端面図(図7のB方向矢視図)であり、図8中の太線は断面を示す。
図7に示す吸気ガイド部材の上面図(図7のC方向矢視図)である。
図7に示す吸気ガイド部材の下面図(図7のD方向矢視図)である。
図7に示す吸気ガイド部材を内側斜め後方から見た斜視図である。
図7に示す吸気ガイド部材を内側斜め前方から見た斜視図である。
図4に示す空気取込部に形成される段状部を示す概略図であり、空気取込部を車両の内方から外方へ見た状態を示すもので、(a)は本実施形態のものを示し、(b)はその変形例のものを示している。
図4に示す空気取込部に形成される段状部を示す図であり、空気取込部を車両の内方から外方へ見た状態を示す。
図14に示す空気取込部の断面図であり、(a)は図14のA-A矢視断面図、(b)はは図14のB-B矢視断面図である。
図14,図15に示す段状部による作用を説明する図である。
図14,図15に示す外部段状部による作用を説明する図である。
図4に示す空気取込部における走行中の吸気の流速分布のシミュレーション結果の一例を示す空気取込部の水平断面図である。
図4に示す空気取込部における走行中の吸気の流速分布のシミュレーション結果の一例を示す空気取込部の鉛直断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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