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公開番号
2024159380
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023104878
出願日
2023-06-27
発明の名称
ガスセンサ及びガスセンサシステム
出願人
日本特殊陶業株式会社
代理人
弁理士法人グランダム特許事務所
主分類
G01N
27/12 20060101AFI20241031BHJP(測定;試験)
要約
【課題】センサ感度を高めつつ、ガス吸着層の過熱を抑制し得るガスセンサを提供する。
【解決手段】ガスセンサ10は、ヒータ電極24を有した基体20と、基体20に積層され、ヒータ電極24を用いた温度変化によって測定対象ガスを吸着および脱離することで測定対象ガスを濃縮するガス吸着層50と、基体20に積層され、測定対象ガスの濃度に応じて電気的特性が変化する酸化物半導体を主相とするガス検知層30と、ガス検知層30に接続された一対の検知電極40と、を備える。ガス検知層30の少なくとも一部は、基体20の厚さ方向において、ヒータ電極24に重なる。ガス吸着層50は、金属有機構造体からなり、基体20の厚さ方向から見たとき、ガス検知層30と離間して構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ヒータ電極を有した基体と、
前記基体に積層され、前記ヒータ電極を用いた温度変化によって測定対象ガスを吸着および脱離することで前記測定対象ガスを濃縮するガス吸着層と、
前記基体に積層され、前記測定対象ガスの濃度に応じて電気的特性が変化する酸化物半導体を主相とするガス検知層と、
前記ガス検知層に接続された一対の検知電極と、を備え、
前記ガス吸着層によって濃縮した前記測定対象ガスの濃度を測定するガスセンサであって、
前記ガス検知層の少なくとも一部は、前記基体の厚さ方向において、前記ヒータ電極に重なり、
前記ガス吸着層は、金属有機構造体からなり、前記基体の厚さ方向から見たとき、前記ガス検知層と離間して構成された、
ガスセンサ。
続きを表示(約 590 文字)
【請求項2】
前記ガス吸着層は、前記ガス検知層の周りを連続的又は断続的に囲む、
請求項1に記載のガスセンサ。
【請求項3】
前記基体は、前記ヒータ電極によって加熱され、
前記ガス検知層の全体は、前記基体における表面温度が前記基体の表面の最高温度の70%以上の領域である均熱領域に配され、
前記ガス吸着層の全体は、前記基体における表面温度が前記基体の表面の最高温度の70%未満の領域である非均熱領域に配される、
請求項1又は請求項2に記載のガスセンサ。
【請求項4】
前記ガス吸着層の全体は、前記非均熱領域のうち、前記基体における表面温度が前記基体の表面の最高温度の20%以上かつ70%未満の領域に配される、
請求項3に記載のガスセンサ。
【請求項5】
前記基体は、ダイアフラムを有し、
前記ヒータ電極は、前記ダイアフラムに設けられる、
請求項1又は請求項2に記載のガスセンサ。
【請求項6】
請求項1又は請求項2に記載のガスセンサと、
前記ヒータ電極を用いた加熱時間と、前記ガスセンサによって検出された濃縮された前記測定対象ガスの濃度と、に基づいて、濃縮前の前記測定対象ガスの濃度を導出する制御を行う制御部と、
を備えるガスセンサシステム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガスセンサ及びガスセンサシステムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
ppbレベルまたはpptレベルの極低濃度のガスを測る技術は、ガスクロマトグラフィー質量分析等の大型機器を用いるものが主流であり、小型かつ簡便に測る手法は限られている。
【0003】
例えば、特許文献1の皮膚ガス測定装置は、皮膚ガス捕集部と、皮膚ガス測定部と、を備えている。皮膚ガス捕集部は、皮膚ガス成分を吸着して濃縮する多孔質材料と、多孔質材料を加熱する加熱部と、を有している。多孔質材料は、ゼオライトから構成されるものが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-232051号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
センサ基板上に多孔質材料を搭載する場合に、センサ基板の耐久性を考慮すると、ガス吸着量が多い金属有機構造体(Metal Organic Frameworks:MOF)が好ましい。しかしながら、金属有機構造体は、リガンドが有機物で構成されるため、耐熱性に欠けることが知られている。そのため、ガスを検知する感応膜を加熱して感度を高めようとしたとき、多孔質材料が劣化して吸着材として機能しなくなるおそれがある。
【0006】
本開示は、センサ感度を高めつつ、ガス吸着層の過熱を抑制し得るガスセンサを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示のガスセンサは、
ヒータ電極を有した基体と、
前記基体に積層され、前記ヒータ電極を用いた温度変化によって測定対象ガスを吸着および脱離するガス吸着層と、
前記基体に積層され、前記測定対象ガスの濃度に応じて電気的特性が変化する酸化物半導体を主相とするガス検知層と、
前記ガス検知層に接続された一対の検知電極と、を備え、
前記ガス検知層によって濃縮した前記測定対象ガスの濃度を測定するガスセンサであって、
前記ガス検知層の少なくとも一部は、前記基体の厚さ方向において、前記ヒータ電極に重なり、
前記ガス吸着層は、金属有機構造体からなり、前記基体の厚さ方向から見たとき、前記ガス検知層と離間して構成されている。
【発明の効果】
【0008】
本開示に係る技術は、センサ感度を高めつつ、ガス吸着層の過熱を抑制し得る。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、第1実施形態のガスセンサを概略的に示す斜視図である。
図2は、図1のガスセンサの側断面図である。
図3は、図1のガスセンサの平面図である。
図4は、ガスセンサの製造工程を説明する工程図である。
図5は、図4に続くガスセンサの製造工程を説明する工程図である。
図6は、図5に続くガスセンサの製造工程を説明する工程図である。
図7は、第1実施形態のガスセンサシステムの電気的構成を示すブロック図である。
図8は、ガスセンサシステムで実行される制御のフローチャートである。
図9は、濃縮前の測定対象ガスの濃度の導出に用いられるテーブルを例示する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下では、本開示の実施形態が列記されて例示される。
(【0011】以降は省略されています)
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