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公開番号2024158438
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023073642
出願日2023-04-27
発明の名称情報処理装置および情報処理方法
出願人三井住友建設株式会社
代理人弁理士法人インテクト国際特許事務所,個人
主分類E21D 9/00 20060101AFI20241031BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約【課題】
発破精度をより向上させるための情報処理装置および情報処理方法を提供する。
【解決手段】
油圧削岩機10により地山を穿孔したときの油圧データを取得し(S1)、油圧削岩機10による発破孔3aの穿孔位置を含む穿孔データを取得し(S2)、発破孔3aに装填した火薬の装薬量を取得し(S3)、発破後の掘削面3の掘削面データを取得し(S8)、油圧データ、穿孔データおよび装薬量に対する掘削面データに応じて発破結果を分析する(S9)。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
油圧削岩機により地山を穿孔したときの油圧データを取得する油圧データ取得手段と、
前記油圧削岩機による発破孔の穿孔位置を含む穿孔データを取得する穿孔データ取得手段と、
前記発破孔に装填した火薬の装薬量を取得する装薬量取得手段と、
発破後の掘削面の掘削面データを取得する掘削面データ取得手段と、
前記油圧データ、前記穿孔データおよび前記装薬量に対する前記掘削面データに応じて発破結果を分析する分析手段と、
を備えたことを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記油圧データが、回転圧、フィード圧、および、打撃圧のデータであり、前記穿孔データが、穿孔位置および穿孔角度のデータであることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記油圧データと前記穿孔データとから地山の硬軟分布を解析する硬軟分布解析手段を更に備え、
前記分析手段が、前記硬軟分布および前記装薬量に対する前記掘削面データに応じて発破結果を分析することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記発破結果を分析した分析結果に基づき、次に行う発破のための穿孔位置および装薬量の発破パターンを算出する発破パターン算出手段を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
油圧データ取得手段が、油圧削岩機により地山を穿孔したときの油圧データを取得する油圧データ取得ステップと、
穿孔データ取得手段が、前記油圧削岩機による発破孔の穿孔位置を含む穿孔データを取得する穿孔データ取得ステップと、
装薬量取得手段が、前記発破孔に装填した火薬の装薬量を取得する装薬量取得ステップと、
掘削面データ取得手段が、発破後の掘削面の掘削面データを取得する掘削面データ取得ステップと、
分析手段が、前記油圧データ、前記穿孔データおよび前記装薬量に対する前記掘削面データに応じて発破結果を分析する分析ステップと、
を含むことを特徴とする情報処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、トンネル等における穿孔のための情報処理装置および情報処理方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
トンネル等における発破現場において、作業員の経験と勘で行われている発破パターンを、作業員によるばらつきを少なく設計する技術が開発されている。例えば、特許文献1には、発破工程で採用された穿孔パターンおよび炸薬量と、3次元トンネル形状データと、騒音・振動データと、湧水量データとを入力し、3次元トンネル形状データから取得したトンネル形状変化と、騒音・振動データから取得された地質状況と、前記湧水量データから取得した水量変化と、第1の穿孔パターンおよび炸薬量とに基づいて、次の発破工程で採用される穿孔パターンおよび炸薬量を予想するトンネル施工管理システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-3192号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来技術では、作業員によるばらつきを抑えても、発破による余掘りや掘削不足ができるだけ少ない、より精度が高い発破パターンを設計することが難しいという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は上記の問題点等に鑑みて為されたもので、その課題の一例は、発破の精度をより向上させるための情報処理装置および情報処理方法を提供することを目的する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、油圧削岩機により地山を穿孔したときの油圧データを取得する油圧データ取得手段と、前記油圧削岩機による発破孔の穿孔位置を含む穿孔データを取得する穿孔データ取得手段と、前記発破孔に装填した火薬の装薬量を取得する装薬量取得手段と、発破後の掘削面の掘削面データを取得する掘削面データ取得手段と、前記油圧データ、前記穿孔データおよび前記装薬量に対する前記掘削面データに応じて発破結果を分析する分析手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
また、請求項2に記載の発明は、前記油圧データが、回転圧、フィード圧、および、打撃圧のデータであり、前記穿孔データが、穿孔位置および穿孔角度のデータであることを特徴とする。
【0008】
また、請求項3に記載の発明は、前記油圧データと前記穿孔データとから地山の硬軟分布を解析する硬軟分布解析手段を更に備え、前記分析手段が、前記硬軟分布および前記装薬量に対する前記掘削面データに応じて発破結果を分析することを特徴とする。
【0009】
また、請求項4に記載の発明は、前記発破結果を分析した分析結果に基づき、次に行う発破のための穿孔位置および装薬量の発破パターンを算出する発破パターン算出手段を更に備えたことを特徴とする。
【0010】
また、請求項5に記載の発明は、油圧データ取得手段が、油圧削岩機により地山を穿孔したときの油圧データを取得する油圧データ取得ステップと、穿孔データ取得手段が、前記油圧削岩機による発破孔の穿孔位置を含む穿孔データを取得する穿孔データ取得ステップと、装薬量取得手段が、前記発破孔に装填した火薬の装薬量を取得する装薬量取得ステップと、掘削面データ取得手段が、発破後の掘削面の掘削面データを取得する掘削面データ取得ステップと、分析手段が、前記油圧データ、前記穿孔データおよび前記装薬量に対する前記掘削面データに応じて発破結果を分析する分析ステップと、を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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