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公開番号2024158417
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023073605
出願日2023-04-27
発明の名称筆記具
出願人株式会社パイロットコーポレーション
代理人個人,個人,個人
主分類B43K 24/14 20060101AFI20241031BHJP(筆記用または製図用の器具;机上付属具)
要約【課題】複数の筆記体から1つの筆記体を選択して突出させることが可能な筆記具において、筆記体の選択動作が必要ないときに特定の筆記体のみを突出させることが可能な筆記具を提供すること。
【解決手段】筆記具10は、軸筒20と、軸筒20内に配置された複数の筆記体15と、筆記体15を出没させる出没機構30と、複数の筆記体15から選択された1つの筆記体15を出没機構30により突出させることが可能な選択可能状態と、複数の筆記体15のうちの1つの筆記体15のみを出没機構30により突出させることが可能な選択不能状態と、を切り替える切替機構70と、を備える。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
軸筒と、
前記軸筒内に配置された複数の筆記体と、
前記筆記体を出没させる出没機構と、
複数の前記筆記体から選択された1つの前記筆記体を前記出没機構により突出させることが可能な選択可能状態と、複数の前記筆記体のうちの1つの前記筆記体のみを前記出没機構により突出させることが可能な選択不能状態と、を切り替える切替機構と、を備えた、筆記具。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記出没機構は、複数の前記筆記体のうちの1つの前記筆記体を前方へ向けて押圧可能な押圧棒を含み、
前記切替機構は、前記選択可能状態において前記押圧棒を揺動可能とし、前記選択不能状態において前記押圧棒を揺動不能とする、請求項1に記載の筆記具。
【請求項3】
前記出没機構は、前記押圧棒の中間部分を保持する保持部材を含む、請求項2に記載の筆記具。
【請求項4】
前記切替機構は、軸方向に移動可能なスライド部材を含み、
前記スライド部材が前進すると前記押圧棒が揺動不能となり、前記スライド部材が後退すると前記押圧棒が揺動可能となる、請求項2に記載の筆記具。
【請求項5】
前記スライド部材の前端に凹部が形成されており、
前記スライド部材が前進すると前記押圧棒の後端部が前記凹部内に位置して、前記押圧棒が揺動不能となる、請求項4に記載の筆記具。
【請求項6】
前記筆記体の数と同数の前記凹部を有する、請求項5に記載の筆記具。
【請求項7】
前記軸筒の後端部に取り付けられた操作部を有し、
前記操作部を周方向に回転させることにより、前記スライド部材が軸方向に移動する、請求項4に記載の筆記具。
【請求項8】
前記軸筒は、前端開口部を有する前軸と、前記前軸の後方に位置する後軸とを含み、
前記出没機構は、前記後軸を前記前軸に向けて前進させることにより、複数の前記筆記体のうちの1つの前記筆記体の先端部を前記前端開口部から突出させる、請求項1~7のいずれか一項に記載の筆記具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、筆記具に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複数の筆記体を有し、この複数の筆記体から1つの筆記体を選択して突出させることが可能な筆記具(特許文献1参照)が知られている。特許文献1に開示された筆記具は、黒色のボールペン、赤色のボールペン及びシャープペンシルの3つの筆記体を備えている。この筆記具の内部には、振子式押し棒が設けられている。筆記具の軸筒の表面には、黒色のボールペン、赤色のボールペン及びシャープペンシルのそれぞれを示すマークが周方向に並べて配置されている。所望の筆記体を示すマークが鉛直方向の上側に位置するように筆記具を保持すると、当該マークに対応した筆記体が鉛直方向の下側に配置される。この状態で筆記具を傾けると、振子式押し棒の先端部が、鉛直方向の下側に配置された所望の筆記体の後方に位置する。その後、鞘軸を前方へ向けて押圧すると、所望の筆記体が前方へ移動し、当該筆記体の先端部が軸筒の先端開口部から突出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-335148号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の筆記具では、筆記体を軸筒の先端開口部から突出させるたびに、所望の筆記体を示すマークが鉛直方向の上側に位置するように筆記具を保持する動作が必要であった。使用者によっては、常にこのような動作が必要であることを煩わしく感じるおそれがある。例えば、このような筆記具では、特定の筆記体の使用頻度が他の筆記体の使用頻度と比較して多いことがある。この場合、筆記具が、通常は筆記具の向きに関わらず鞘軸を前方へ向けて押圧すると当該特定の筆記体が突出し、他の筆記体を使用したい場合にのみ選択動作が必要とされるように構成されていると、筆記具の選択操作が簡単になり得る。
【0005】
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、複数の筆記体から1つの筆記体を選択して突出させることが可能な筆記具において、筆記体の選択動作が必要ないときに特定の筆記体のみを突出させることが可能な筆記具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明による筆記具は、
[1]軸筒と、
前記軸筒内に配置された複数の筆記体と、
前記筆記体を出没させる出没機構と、
複数の前記筆記体から選択された1つの前記筆記体を前記出没機構により突出させることが可能な選択可能状態と、複数の前記筆記体のうちの1つの前記筆記体のみを前記出没機構により突出させることが可能な選択不能状態と、を切り替える切替機構と、を備えた、筆記具、である。
【0007】
本発明による筆記具は、
[2]前記出没機構は、複数の前記筆記体のうちの1つの前記筆記体を前方へ向けて押圧可能な押圧棒を含み、
前記切替機構は、前記選択可能状態において前記押圧棒を揺動可能とし、前記選択不能状態において前記押圧棒を揺動不能とする、[1]に記載の筆記具、である。
【0008】
本発明による筆記具は、
[3]前記出没機構は、前記押圧棒の中間部分を保持する保持部材を含む、[2]に記載の筆記具、である。
【0009】
本発明による筆記具は、
[4]前記切替機構は、軸方向に移動可能なスライド部材を含み、
前記スライド部材が前進すると前記押圧棒が揺動不能となり、前記スライド部材が後退すると前記押圧棒が揺動可能となる、[2]又は[3]に記載の筆記具、である。
【0010】
本発明による筆記具は、
[5]前記スライド部材の前端に凹部が形成されており、
前記スライド部材が前進すると前記押圧棒の後端部が前記凹部内に位置して、前記押圧棒が揺動不能となる、[4]に記載の筆記具、である。
(【0011】以降は省略されています)

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