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公開番号2023176242
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-13
出願番号2022088416
出願日2022-05-31
発明の名称ディスペンサ
出願人コクヨ株式会社
代理人個人
主分類B43L 19/00 20060101AFI20231206BHJP(筆記用または製図用の器具;机上付属具)
要約【課題】キャップを閉位置と開位置に位置させるための好適な構成を備えたディスペンサを提供する。
【解決手段】転写ヘッドを設けた転写具本体Aと、転写ヘッドの一部を覆う閉位置と転写ヘッドを露出させる開位置との間で転写具本体に対して回転可能に設けられたキャップBとを備えた転写具であって、転写具本体A及びキャップBにそれぞれ接続された付勢部材Cを備えている。キャップBが、閉位置と開位置との間の中間位置にある場合に付勢部材Cが最も蓄勢される構成をなしている。
【選択図】図18
特許請求の範囲【請求項1】
ヘッドを設けたディスペンサ本体と、少なくとも前記ヘッドの一部を覆う閉位置と前記ヘッドを露出させる開位置との間で前記ディスペンサ本体に対して回転可能に設けられたキャップとを備えたディスペンサであって、
前記ディスペンサ本体及び前記キャップにそれぞれ接続された付勢部材を備えたものであり、前記キャップが前記閉位置と前記開位置との間の中間位置にある場合に前記付勢部材が最も蓄勢される構成をなしているディスペンサ。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
前記付勢部材が、前記ディスペンサ本体に対する前記キャップの回転中心とは異なる位置を回転中心にして前記キャップに対して回転可能に接続したものである請求項1記載のディスペンサ。
【請求項3】
前記付勢部材が、側面視において前記ディスペンサ本体と前記キャップとを相対回転させる回転軸を跨ぐように配設されている請求項1記載のディスペンサ。
【請求項4】
前記付勢部材は、前記キャップが前記中間位置にある場合に、最も伸張されるように設定されたものである請求項1記載のディスペンサ。
【請求項5】
前記付勢部材は、前記ディスペンサ本体及び前記キャップのそれぞれに回転軸を介して取り付けられている請求項1記載のディスペンサ。
【請求項6】
前記付勢部材が、ポリオキシメチレン(POM)樹脂により形成されたものである請求項1記載のディスペンサ。
【請求項7】
前記ヘッドが、転写テープに添着された転写物を被転写面に対して転写するための転写ヘッドである請求項1記載のディスペンサ。
【請求項8】
前記付勢部材が、前記キャップを前記閉位置及び前記開位置の双方に付勢可能なものである請求項1記載のディスペンサ。
【請求項9】
前記付勢部材が、前記ディスペンサ本体に対して接続する本体接続部と、前記キャップに対して接続するキャップ接続部と、弾性変形可能な主要部を構成するものであり前記本体接続部と前記キャップ接続部との間を繋ぐ弾性変形部とを備えたものである請求項1記載のディスペンサ。
【請求項10】
前記弾性変形部が、側面視において略C字状をなしている請求項9記載のディスペンサ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ディスペンサに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、転写ヘッドを設けた転写具本体と、転写ヘッドを覆う閉位置と転写ヘッドを露出させる開位置との間で転写具本体に対して回転可能に支持されており、且つ、閉位置側と開位置側にそれぞれ弾性付勢可能に構成されたヘッドキャップを備えた転写具が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
従来の転写具では、ヘッドキャップの枢着軸部に突起が設けられており、転写具本体の軸保持部に突起が係わり合うカム面が設けられている。そして、ヘッドキャップの回転動作に伴って転写具本体の軸保持部が弾性変形することにより、当該軸保持部がヘッドキャップを閉位置側と開位置側に付勢し得るように構成されている。
【0004】
ヘッドキャップに設けられた突起は、軸保持部を弾性変形させるべく当該軸保持部のカム面に対して摺動するものとなっている。このため、繰り返しの使用等に伴って、突起やカム面を有した部分が摩耗した場合には、ヘッドキャップを閉位置側及び開位置側に付勢し得る付勢力が低減してしまうおそれがある。
【0005】
なお、以上の事情は、転写具に限られるものではなく、ヘッドを有するディスペンサ全般においても同様である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第4972878号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、以上のような事情に着目してなされたもので、少なくとも、キャップを閉位置と開位置に位置させるための好適な構成を備えたディスペンサを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
すなわち、本発明は次の構成をなしている。
【0009】
請求項1に記載の発明は、ヘッドを設けたディスペンサ本体と、少なくとも前記ヘッドの一部を覆う閉位置と前記ヘッドを露出させる開位置との間で前記ディスペンサ本体に対して回転可能に設けられたキャップとを備えたディスペンサであって、前記ディスペンサ本体及び前記キャップにそれぞれ接続された付勢部材を備えたものであり、前記キャップが前記閉位置と前記開位置との間の中間位置にある場合に前記付勢部材が最も蓄勢される構成をなしているディスペンサである。
【0010】
請求項2に記載の発明は、前記付勢部材が、前記ディスペンサ本体に対する前記キャップの回転中心とは異なる位置を回転中心にして前記キャップに対して回転可能に接続したものである請求項1記載のディスペンサである。
(【0011】以降は省略されています)

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