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公開番号2024157788
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023072366
出願日2023-04-26
発明の名称超音波装置
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H04R 1/02 20060101AFI20241031BHJP(電気通信技術)
要約【課題】従来の超音波装置では、シールドの固定方法に改善の余地がある。
【解決手段】超音波装置は、グランド電極が形成された回路基板と、回路基板の第1面に実装される超音波デバイスと、グランド電極に電気的に接続され、超音波デバイスを囲うシールドと、を備え、回路基板には、第1面と第1面の反対側の第2面との間を貫通する貫通孔が形成され、シールドは、回路基板の第1面に配置され、超音波デバイスを囲う本体部と、本体部から延伸し、貫通孔を通って第2面から突出する脚部と、を有し、脚部のうち第2面から突出する部位に、第2面を平面視したときに貫通孔の外に突出する突出部が設けられる。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
グランド電位となるグランド電極が形成された回路基板と、
前記回路基板の第1面に実装される超音波デバイスと、
前記グランド電極に電気的に接続され、前記超音波デバイスを囲うシールドと、を備え、
前記回路基板には、前記第1面と前記第1面の反対側の第2面との間を貫通する貫通孔が形成され、
前記シールドは、
前記回路基板の前記第1面に配置され、前記超音波デバイスを囲う本体部と、
前記本体部から延伸し、前記貫通孔を通って前記第2面から突出する脚部と、を有し、
前記脚部のうち前記第2面から突出する部位に、前記第2面を平面視したときに前記貫通孔の外に突出する突出部が設けられる、
超音波装置。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記シールドは、前記本体部から延伸し、前記第1面に当接する当接部を有し、
前記回路基板の前記第1面を平面視したとき、前記当接部に重なる領域に前記グランド電極が位置する、
請求項1に記載の超音波装置。
【請求項3】
前記第1面を平面視したときに、前記本体部のうち前記超音波デバイスに重なる領域に開口が形成されている、
請求項1に記載の超音波装置。
【請求項4】
前記回路基板には、前記貫通孔を第1貫通孔として、前記第1貫通孔と異なる第2貫通孔がさらに形成され、
前記第2貫通孔は、前記第1面と前記第2面との間を貫通し、
前記第1貫通孔及び前記第2貫通孔は、前記第1面を平面視したときに、前記超音波デバイスを挟んで互いに反対側に位置し、
前記シールドは、前記脚部を第1脚部として、前記第1脚部と異なる第2脚部をさらに有し、
前記第2脚部は、前記本体部から延伸し、前記第2貫通孔を通って前記第2面から突出し、
前記第2脚部のうち前記第2面から突出する部位に、前記第2面を平面視したときに前記第2貫通孔の外に突出する突出部が設けられる、
請求項1に記載の超音波装置。
【請求項5】
前記第1脚部及び前記第2脚部は、それぞれ、前記本体部側と反対側に導入部を有し、
前記第1脚部の前記導入部と、前記第2脚部の前記導入部とは、互いに線対称となる向きに傾斜する、
請求項4に記載の超音波装置。
【請求項6】
前記導入部は、前記本体部側と反対側に先端部を有し、
前記先端部の幅寸法は、前記第1脚部及び前記第2脚部のそれぞれのうち前記導入部と前記本体部との間の部位の幅寸法よりも小さい、
請求項5に記載の超音波装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、超音波装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、回路基板と、台座部と、超音波素子と、シールド部と、を備える超音波装置を開示する。台座部は、回路基板に配置される。超音波素子は、台座部に配置される。回路基板と超音波素子との間に台座部が介在する。シールドの一例であるシールド部は、台座部及び超音波素子を覆う。シールド部は、回路基板に固定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-25242号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1には、シールドの回路基板への固定方法が記載されていない。従来の超音波装置では、シールドの固定方法に改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
超音波装置は、グランド電位となるグランド電極が形成された回路基板と、前記回路基板の第1面に実装される超音波デバイスと、前記グランド電極に電気的に接続され、前記超音波デバイスを囲うシールドと、を備え、前記回路基板には、前記第1面と前記第1面の反対側の第2面との間を貫通する貫通孔が形成され、前記シールドは、前記回路基板の前記第1面に配置され、前記超音波デバイスを囲う本体部と、前記本体部から延伸し、前記貫通孔を通って前記第2面から突出する脚部と、を有し、前記脚部のうち前記第2面から突出する部位に、前記第2面を平面視したときに前記貫通孔の外に突出する突出部が設けられる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
イメージスキャナーの外観を示す斜視図。
イメージスキャナーの概略構成を説明する模式図。
超音波素子基板を示す平面図。
図3中のA-A線での断面図。
イメージスキャナーの制御構成を示すブロック図。
送信ユニット及び受信ユニットのそれぞれの構成を説明する斜視図。
送信ユニット及び受信ユニットのそれぞれの構成を説明する分解斜視図。
第1例のシールドを示す斜視図。
図6中のA-A線における断面図。
第1例のシールドを示す斜視図。
図9中のB部の拡大図。
第2例のシールドを備える超音波ユニットを示す斜視図。
第2例のシールドを備える超音波ユニットを示す平面図。
第3例のシールドを示す斜視図。
第3例のシールドを示す側面図。
第3例のシールドを備える超音波ユニットを示す分解断面図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
実施形態についてイメージスキャナーを例に説明する。イメージスキャナー1は、図1に示すように、外装2と、原稿サポート3と、を備える。イメージスキャナー1は、原稿サポート3に載置された原稿Mの画像を読み取る読取装置である。原稿Mは、媒体の一例である。
【0008】
外装2は、イメージスキャナー1の外殻を構成する。外装2には、供給口4、及び排出口5が設けられる。原稿サポート3は、カットシート態様の原稿Mを載置する。原稿サポート3は、複数枚の原稿Mを載置可能に構成される。原稿サポート3は、外装2の上方に配置される。原稿サポート3は、供給口4と接続する位置に設けられる。供給口4は、原稿サポート3に載置された原稿Mを外装2の内部に導入する導入口である。供給口4は、原稿サポート3と接続する。供給口4は、外装2の上方に配置される。排出口5は、供給口4から外装2の内部に導入された原稿Mを外装2の外部に排出する出口である。排出口5は、外装2の下方に設けられる。
【0009】
イメージスキャナー1は、図2に示すように、外装2の内部に、搬送装置7と、読取ユニット8と、超音波センサー9と、制御ユニット11と、を備える。搬送装置7は、供給口4から外装2の内部に導入される原稿Mを排出口5に向けて搬送方向Tに搬送する。搬送装置7は、外装2の上方から下方に向けて原稿Mを搬送する。原稿Mは、紙に限定されない。原稿Mは、フィルムや布帛等で構成されてもよい。搬送装置7は、原稿サポート3に載置された原稿Mを一枚ずつ搬送する。搬送装置7は、搬送経路12と、第1搬送ローラー対13と、第2搬送ローラー対14と、第3搬送ローラー対15と、第4搬送ローラー対16と、を備える。
【0010】
搬送経路12は、供給口4から排出口5までの原稿Mの移動経路である。原稿Mは、搬送経路12に沿って、供給口4から排出口5まで搬送される。搬送経路12に沿って、第1搬送ローラー対13、第2搬送ローラー対14、第3搬送ローラー対15、及び第4搬送ローラー対16が、配置される。搬送経路12は、搬送路の一例に対応する。第1搬送ローラー対13、第2搬送ローラー対14、第3搬送ローラー対15、及び第4搬送ローラー対16のそれぞれは、搬送ローラーの一例である。
(【0011】以降は省略されています)

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