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公開番号
2024162767
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-21
出願番号
2023078648
出願日
2023-05-11
発明の名称
空中浮遊映像表示装置
出願人
マクセル株式会社
代理人
弁理士法人筒井国際特許事務所
主分類
H04N
13/302 20180101AFI20241114BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】より好適な空中浮遊映像表示装置を提供すること。本発明によれば、持続可能な開発目標(SDGs)の「3すべての人に健康と福祉を」、「9産業と技術革新の基盤をつくろう」、「11住み続けられるまちづくりを」に貢献する。
【解決手段】空中浮遊映像表示装置であって、映像処理部と、映像処理部が映像処理を行った映像を表示する表示部と、表示部が表示する映像に基づいて空中浮遊映像を生成する光学システムと、を備え、映像処理部は、生成される空中浮遊映像の結像面から空中浮遊映像を視認するユーザまでの距離である観察距離に基づいて、空中浮遊映像に含まれるコンテンツの全体が前記ユーザに視認されるように、表示部が表示する映像の表示倍率を制御する。
【選択図】図18
特許請求の範囲
【請求項1】
空中浮遊映像表示装置であって、
映像処理部と、
前記映像処理部が映像処理を行った映像を表示する表示部と、
前記表示部が表示する映像に基づいて空中浮遊映像を生成する光学システムと、
を備え、
前記映像処理部は、前記生成される空中浮遊映像の結像面から前記空中浮遊映像を視認するユーザまでの距離である観察距離に基づいて、前記空中浮遊映像に含まれるコンテンツの全体が前記ユーザに視認されるように、前記表示部が表示する映像の表示倍率を制御する、
空中浮遊映像表示装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の空中浮遊映像表示装置において、
前記映像処理部は、前記観察距離が基準距離より長い場合に、前記表示倍率を第1の表示倍率に保持し、前記観察距離が前記基準距離より短い場合に、前記表示倍率を前記観察距離に応じた、前記第1の表示倍率より小さい第2の表示倍率に制御する、
空中浮遊映像表示装置。
【請求項3】
請求項2に記載の空中浮遊映像表示装置において、
前記生成される空中浮遊映像に対する前記ユーザのタッチ操作を検出する空中操作検出センサと、
前記表示倍率に応じて、前記空中操作検出センサの反応領域の座標と前記空中浮遊映像の座標とを対応付けるマップを変化させる制御部と、を備える、
空中浮遊映像表示装置。
【請求項4】
請求項3に記載の空中浮遊映像表示装置において、
前記制御部は、前記空中浮遊映像の結像面における前記コンテンツの外側が前記空中操作検出センサの無反応領域となるように前記マップを設定する、
空中浮遊映像表示装置。
【請求項5】
請求項1に記載の空中浮遊映像表示装置において、
前記ユーザを含む空間を撮像する撮像部と、
前記撮像部による撮像画像の解析結果に基づいて前記観察距離を検出する制御部と、を備える、
空中浮遊映像表示装置。
【請求項6】
請求項5に記載の空中浮遊映像表示装置において、
前記撮像部は、前記空中浮遊映像表示装置が置かれる床面に配置され、予め位置が分かっているマークと、前記ユーザとを含む空間を撮像し、
前記制御部は、前記撮像部による撮像画像に含まれる前記マークと前記ユーザとの位置関係に基づいて、前記観察距離を検出する、
空中浮遊映像表示装置。
【請求項7】
請求項6に記載の空中浮遊映像表示装置において、
前記床面は水平であり、
前記マークは、前記空中浮遊映像の結像面の光軸の水平成分方向に平行に延びるライン状のマークであり、
前記制御部は、前記撮像部による撮像画像に台形補正が施された補正済撮像画像に基づいて、前記観察距離を検出する、
空中浮遊映像表示装置。
【請求項8】
請求項1に記載の空中浮遊映像表示装置において、
前記空中浮遊映像の結像面の光軸の方向は、水平方向である、
空中浮遊映像表示装置。
【請求項9】
空中浮遊映像表示装置であって、
映像処理部と、
前記映像処理部が映像処理を行った映像を表示する表示部と、
前記表示部が表示する映像に基づいて空中浮遊映像を生成する光学システムと、
を備え、
前記空中浮遊映像の結像面の光軸に対する、前記空中浮遊映像を視認するユーザの眼の位置に基づいて、前記ユーザを前記空中浮遊映像に含まれるコンテンツの全体が視認可能となる位置に誘導する処理を行う制御部、を備える、
空中浮遊映像表示装置。
【請求項10】
請求項9に記載の空中浮遊映像表示装置において、
前記制御部は、前記ユーザの眼の位置が前記空中浮遊映像の結像面の光軸に近づくように前記ユーザを誘導する処理を行う、
空中浮遊映像表示装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、空中浮遊映像表示装置に関する。
続きを表示(約 4,200 文字)
【背景技術】
【0002】
空中浮遊情報表示技術については、例えば、特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-128722号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の開示では、空中浮遊映像の実用的な明るさや品位を得るための構成や、ユーザが空中浮遊映像をより楽しく視認するための構成などについての考慮は十分ではなかった。
【0005】
本発明の目的は、より好適な空中浮遊映像表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、空中浮遊映像表示装置であって、映像処理部と、映像処理部が映像処理を行った映像を表示する表示部と、表示部が表示する映像に基づいて空中浮遊映像を生成する光学システムと、を備え、映像処理部は、生成される空中浮遊映像の結像面から空中浮遊映像を視認するユーザまでの距離である観察距離に基づいて、空中浮遊映像に含まれるコンテンツの全体が前記ユーザに視認されるように、表示部が表示する映像の表示倍率を制御する、ように構成すればよい。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、より好適な空中浮遊映像表示装置を実現できる。これ以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明において明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像表示装置の使用形態の一例を示す図である。
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像表示装置の主要部構成と再帰反射部構成の一例を示す図である。
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像表示装置の主要部構成と再帰反射部構成の一例を示す図である。
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像表示装置の主要部構成と再帰反射部構成の一例を示す図である。
本発明の一実施例に係る、空中浮遊映像表示装置の主要部構成と再帰反射部構成の一例を示す図である。
本発明の一実施例に係る、空中浮遊映像表示装置を構成する、再帰反射板の投影図である。
本発明の一実施例に係る、空中浮遊映像表示装置を構成する、再帰反射板の上面図である。
本発明の一実施例に係る、空中浮遊映像表示装置を構成する、再帰反射板を構成する、コーナーリフレクタを示す斜視図である。
本発明の一実施例に係る、空中浮遊映像表示装置を構成する、再帰反射板を構成する、コーナーリフレクタを示す上面図である。
本発明の一実施例に係る、空中浮遊映像表示装置を構成する、再帰反射板を構成する、コーナーリフレクタを示す側面図である。
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像表示装置の構成例を示す図である。
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像表示装置の構成の一例を示す図である。
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像表示装置の構成の一例を示す図である。
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像表示装置の構成の一例を示す図である。
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像表示装置の構成の一例を示す図である。
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像表示装置の構成の一例を示す図である。
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像表示装置の構成の一例を示す図である。
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像表示装置の構成の一例を示す図である。
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像表示装置の構成の一例を示す図である。
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像表示装置の構成の一例を示す図である。
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像表示装置の構成の一例を示す図である。
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像表示装置の構成の一例を示す図である。
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像表示装置の構成の一例を示す図である。
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像表示装置の構成の一例を示す図である。
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像表示装置の構成の一例を示す図である。
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像表示装置の構成の一例を示す図である。
本発明の一実施例に係る光源装置の具体的な構成の一例を示す断面図である。
本発明の一実施例に係る光源装置の具体的な構成の一例を示す断面図である。
本発明の一実施例に係る光源装置の具体的な構成の一例を示す断面図である。
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像表示装置の主要部を示す配置図である。
本発明の一実施例に係る表示装置の構成を示す断面図である。
本発明の一実施例に係る表示装置の構成を示す断面図である。
本発明の一実施例に係る映像表示装置の光源拡散特性を説明するための説明図である。
本発明の一実施例に係る映像表示装置の拡散特性を説明するための説明図である。
本発明の一実施例に係る画像処理が解決する課題の一例の説明図である。
本発明の一実施例に係る画像処理の一例の説明図である。
本発明の一実施例に係る映像表示処理の一例の説明図である。
本発明の一実施例に係る映像表示処理の一例の説明図である。
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像表示装置の主要部構成と再帰反射部構成の一例を示す図である。
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像表示装置における空間浮遊映像の観察距離と視認可能領域との関係を説明するための図である。
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像表示装置における空間浮遊映像の視認可能領域の例を示す図である。
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像表示装置における空間浮遊映像と空中操作検出センサの例を示す図である。
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像表示装置の構成例と観察距離の検出方法の一例を説明するための図である。
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像表示装置における撮像部による撮像画像と台形補正された撮像画像の例を模式的に示す図である。
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像表示装置における空間浮遊映像とユーザとの位置的な関係の例を示す図である。
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像表示装置における空間浮遊映像とユーザとの位置的な関係の例を示す図である。
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像表示装置における適正視認位置から視認される空間浮遊映像と誘導画像の例を示す図である。
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像表示装置に対しユーザが離れ過ぎて適正視認位置から外れた位置に居る様子の例を示す図である。
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像表示装置に対しユーザが離れ過ぎた位置に居る場合に、ユーザに視認される空間浮遊映像の例を示す図である。
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像表示装置に対しユーザが近付き過ぎて適正視認位置から外れた位置に居る様子の例を示す図である。
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像表示装置に対しユーザが近付き過ぎた位置に居る場合に、ユーザに視認される空間浮遊映像の例を示す図である。
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像表示装置に対しユーザが右に寄り過ぎて適正視認位置から外れた位置に居る様子の例を示す図である。
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像表示装置に対しユーザが右に寄り過ぎた位置に居る場合に、ユーザに視認される空間浮遊映像の例を示す図である。
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像表示装置に対しユーザが左に寄り過ぎて適正視認位置から外れた位置に居る様子の例を示す図である。
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像表示装置に対しユーザが左に寄り過ぎた位置に居る場合に、ユーザに視認される空間浮遊映像の例を示す図である。
本発明の一実施例の第1変形例に係る空間浮遊映像表示装置の構成例とユーザの誘導方法の一例を説明するための図である。
本発明の一実施例の第1変形例に係る空間浮遊映像表示装置の構成例とユーザの誘導方法の一例を説明するための図である。
本発明の一実施例の第2変形例に係る画像フィルタの一例を示す図である。
本発明の一実施例の第2変形例に係る画像フィルタの一例を示す図である。
本発明の一実施例の第2変形例に係る画像フィルタの一例を示す図である。
本発明の一実施例の第2変形例に係る画像フィルタの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は実施例の説明に限定されるものではなく、本明細書に開示される技術的思想の範囲内において当業者による様々な変更および修正が可能である。また、本発明を説明するための全図において、同一の機能を有するものには、同一の符号を付与し、その繰り返しの説明は省略する場合がある。
【0010】
以下の実施例は、映像発光源からの映像光による映像を、ガラス等の空間を仕切る透明な部材を介して透過して、前記透明な部材の外部に空間浮遊映像として表示することが可能な映像表示装置に関する。なお、以下の実施例の説明において、空間に浮遊する映像を「空間浮遊映像」という用語で表現している。この用語の代わりに、「空中像」、「空間像」、「空中浮遊映像」、「表示映像の空間浮遊光学像」、「表示映像の空中浮遊光学像」などと表現してもかまわない。実施例の説明で主として用いる「空間浮遊映像」との用語は、これらの用語の代表例として用いている。
(【0011】以降は省略されています)
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