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公開番号
2024157460
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-07
出願番号
2023071848
出願日
2023-04-25
発明の名称
樹脂組成物
出願人
株式会社クラレ
,
株式会社カネカ
代理人
弁理士法人大谷特許事務所
主分類
C08L
67/04 20060101AFI20241030BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】良好な耐衝撃性を有する樹脂組成物を提供する。
【解決手段】下記一般式(I-a)又は(I-b)で表されるβ-メチル-δ-バレロラクトン系重合体と、下記一般式(II)で表される3-ヒドロキシアルカノエート系重合体を含む、樹脂組成物。
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【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記一般式(I-a)又は(I-b)で表されるβ-メチル-δ-バレロラクトン系重合体と、下記一般式(II)で表される3-ヒドロキシアルカノエート系重合体を含有する、樹脂組成物。
JPEG
2024157460000007.jpg
49
164
[一般式(I-a)中、
nは5~20である。
一般式(I-b)中、
l及びmはそれぞれ独立して2~10である。]
JPEG
2024157460000008.jpg
21
118
[一般式(II)中、
kとpの比(k/p)は70/30~99/1である。]
続きを表示(約 420 文字)
【請求項2】
前記3-ヒドロキシアルカノエート系重合体100質量部に対し、前記β-メチル-δ-バレロラクトン系重合体を、5質量部以上20質量部以下含有する、請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項3】
前記β-メチル-δ-バレロラクトン系重合体の数平均分子量が、1,000~4,000以下である、請求項1又は2に記載の樹脂組成物。
【請求項4】
前記3-ヒドロキシアルカノエート系重合体の重量平均分子量が、50,000~3,000,000である、請求項1~3のいずれか1項に記載の樹脂組成物。
【請求項5】
前記β-メチル-δ-バレロラクトン系重合体が、前記一般式(I-a)で表される、請求項1~4のいずれか1項に記載の樹脂組成物。
【請求項6】
前記β-メチル-δ-バレロラクトン系重合体が、前記一般式(I-b)で表される、請求項1~4のいずれか1項に記載の樹脂組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、β-メチル-δ-バレロラクトン系重合体と、3-ヒドロキシアルカノエート系重合体を含有する樹脂組成物に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
地球環境保全の見地から、幅広い分野において、製品に用いられるプラスチック材料に対し環境負荷低減が求められている。環境負荷を低減すべく、「生分解性プラスチック」の1つである3-ヒドロキシアルカノエート系重合体を用いるプラスチック材料の開発が行われている。しかし、3-ヒドロキシアルカノエート系重合体からなる成形体は、石油系プラスチックと比べると脆く、柔軟性、及び耐衝撃性等に劣る傾向があり、樹脂材料としての使用が制限されることがある。
【0003】
例えば、3-ヒドロキシブチレート比率が80モル%以上の3-ヒドロキシアルカノエート系重合体と、ポリカプロラクトン樹脂(PCL)を含む樹脂組成物に関する技術が開示されている(特許文献1)。特許文献1には、3-ヒドロキシアルカノエート系重合体とPCLを混合させることにより、3-ヒドロキシアルカノエート系重合体単独のものに比べて、引張り伸びと引裂き強度が向上することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-222791号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の樹脂組成物は、3-ヒドロキシアルカノエート系重合体単独のものに比べて耐衝撃性は向上するものの、十分に満足できるものではなかった。
そこで本発明は、良好な耐衝撃性を有する樹脂組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、本発明者らは下記本発明を想到し、当該課題を解決できることを見出した。
すなわち、本発明は下記のとおりである。
【0007】
[1] 下記一般式(I-a)又は(I-b)で表されるβ-メチル-δ-バレロラクトン系重合体と、下記一般式(II)で表される3-ヒドロキシアルカノエート系重合体を含有する、樹脂組成物。
JPEG
2024157460000001.jpg
49
164
[一般式(I-a)中、
nは5~20である。
一般式(I-b)中、
l及びmはそれぞれ独立して2~10である。]
JPEG
2024157460000002.jpg
21
118
[一般式(II)中、
kとpの比(k/p)は70/30~99/1である。]
[2] 前記3-ヒドロキシアルカノエート系重合体100質量部に対し、前記β-メチル-δ-バレロラクトン系重合体を、5質量部以上20質量部以下含有する、上記[1]に記載の樹脂組成物。
[3] 前記β-メチル-δ-バレロラクトン系重合体の数平均分子量が、1,000~4,000以下である、上記[1]又は[2]に記載の樹脂組成物。
[4] 前記3-ヒドロキシアルカノエート系重合体の重量平均分子量が、50,000~3,000,000である、上記[1]~[3]のいずれかに記載の樹脂組成物。
[5] 前記β-メチル-δ-バレロラクトン系重合体が、前記一般式(I-a)で表される、上記[1]~[4]のいずれかに記載の樹脂組成物。
[6] 前記β-メチル-δ-バレロラクトン系重合体が、前記一般式(I-b)で表される、上記[1]~[4]のいずれかに記載の樹脂組成物。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、良好な耐衝撃性を有する樹脂組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施態様の一例に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施態様は、本発明の技術思想を具体化するための例示であって、本発明は以下の記載に限定されない。
また本明細書において、実施態様の好ましい形態を示すが、個々の好ましい形態を2つ以上組み合わせたものもまた、好ましい形態である。数値範囲で示した事項について、いくつかの数値範囲がある場合、それらの下限値と上限値とを選択的に組み合わせて好ましい形態とすることができる。
なお、本明細書において、「XX~YY」との数値範囲の記載がある場合、「XX以上YY以下」を意味する。
【0010】
<樹脂組成物>
本実施形態の樹脂組成物は、一般式(I-a)又は(I-b)で表されるβ-メチル-δ-バレロラクトン系重合体と、一般式(II)で表される構造を含む3-ヒドロキシアルカノエート系重合体を含有する。樹脂組成物が、一般式(I-a)又は(I-b)で表されるβ-メチル-δ-バレロラクトン系重合体と、一般式(II)で表される構造を含む3-ヒドロキシアルカノエート系重合体を含有することで、樹脂組成物は、良好な耐衝撃性を有するものとなる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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