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公開番号
2024157338
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-07
出願番号
2023071640
出願日
2023-04-25
発明の名称
エンジン制御方法、エンジン制御装置、及びエンジン制御プログラム
出願人
ダイハツ工業株式会社
,
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
F02D
45/00 20060101AFI20241030BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】触媒暖機運転中にタッピングノイズが発生することをエンジンの制御によって防止することができるエンジン制御方法を提供すること。
【解決手段】エンジン制御方法は、複数の気筒を有するエンジンにおいて、前記気筒の点火時期を最適点火時期から遅角させて燃焼を緩慢にすることにより、前記エンジンからの排気ガスを浄化する触媒を早期に暖機して活性化する触媒暖機運転中に、それぞれの前記気筒において燃焼悪化又は失火が生じたか否かを判定し、燃焼悪化又は失火が生じたと判定された失火気筒の燃焼を増大させる制御を行うことを含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の気筒を有するエンジンにおいて、前記気筒の点火時期を最適点火時期から遅角させて燃焼を緩慢にすることにより、前記エンジンからの排気ガスを浄化する触媒を早期に暖機して活性化する触媒暖機運転中に、それぞれの前記気筒において燃焼悪化又は失火が生じたか否かを判定し、
燃焼悪化又は失火が生じたと判定された失火気筒の燃焼を増大させる制御を行う
ことを含むエンジン制御方法。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記失火気筒の点火時期を進角することにより、前記失火気筒の燃焼を増大させる請求項1に記載のエンジン制御方法。
【請求項3】
前記失火気筒内に噴射する燃料の噴射量を増大させることにより、前記失火気筒の燃焼を増大させる請求項1に記載のエンジン制御方法。
【請求項4】
前記エンジンのクランク角度が所定の角度回転するまでに要する時間を用いて、それぞれの前記気筒において燃焼悪化又は失火が生じたか否かを判定する請求項1に記載のエンジン制御方法。
【請求項5】
複数の気筒を有するエンジンにおいて、前記気筒の点火時期を最適点火時期から遅角させて燃焼を緩慢にすることにより、前記エンジンからの排気ガスを浄化する触媒を早期に暖機して活性化する触媒暖機運転中に、それぞれの前記気筒において燃焼悪化又は失火が生じたか否かを判定し、
燃焼悪化又は失火が生じたと判定された失火気筒の燃焼を増大させる制御を行うように構成されるプロセッサを備えるエンジン制御装置。
【請求項6】
プロセッサに、
複数の気筒を有するエンジンにおいて、前記気筒の点火時期を最適点火時期から遅角させて燃焼を緩慢にすることにより、前記エンジンからの排気ガスを浄化する触媒を早期に暖機して活性化する触媒暖機運転中に、それぞれの前記気筒において燃焼悪化又は失火が生じたか否かを判定し、
燃焼悪化又は失火が生じたと判定された失火気筒の燃焼を増大させる制御を行う
ことを実行させるエンジン制御プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジン制御方法、エンジン制御装置、及びエンジン制御プログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
ハイブリッド自動車のエンジン制御において、エンジンの点火時期を最適点火時期から遅角させて燃焼を緩慢にすることにより、エンジンからの排気ガスを浄化する触媒を早期に暖機して活性化する触媒暖機運転を実行する場合がある。
【0003】
図4は、従来のエンジン制御方法を示すタイミングチャートである。図4の例では、時間T11において、エンジンの点火時期を最適点火時期として燃焼を開始し、その後、点火時期を破線に示す最適点火時期から遅角させて時間T12まで触媒暖機運転を実行する。すると、排気ガス温度が破線から実線へと上昇し、触媒を早期に暖機して活性化することができる。ハイブリッド自動車では、モータによる走行が可能であるため、走行中においてエンジンの回転数とトルクとを略一定に制御して触媒暖機運転を実行することができる。図4において、実エンジントルクL12は、目標トルクL11を跨いで振動する。この振動のばらつきは、エンジンの部品の製造誤差や経年劣化等に影響される。
【0004】
また、特許文献1には、発電トルクを低く抑えた発電運転時、エンジンと発電機とを直結するギヤトレーンの伝達トルクがゼロトルクを挟んで連続的に変動し、このとき連続的な歯打ち音(いわゆるタッピングノイズ)が発生することが記載されている。特許文献1では、発電機に対し所定のトルクを付与し続けることにより、タッピングノイズを防止する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2018/047224号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
エンジンの回転の0.5次成分とパワートレーンの固有振動数とが共振すると、回転変動が増幅され、顕著なタッピングノイズが発生する。
【0007】
特許文献1の技術では、発電運転時のタッピングノイズを防止することができるものの、発電機を駆動する必要があるため電費が悪化する。そのため、エンジン側の制御でタッピングノイズを防止することが好ましい。
【0008】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、触媒暖機運転中にタッピングノイズが発生することをエンジンの制御によって防止することができるエンジン制御方法、エンジン制御装置、及びエンジン制御プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述の課題を解決するために、本発明のエンジン制御方法は、複数の気筒を有するエンジンにおいて、前記気筒の点火時期を最適点火時期から遅角させて燃焼を緩慢にすることにより、前記エンジンからの排気ガスを浄化する触媒を早期に暖機して活性化する触媒暖機運転中に、それぞれの前記気筒において燃焼悪化又は失火が生じたか否かを判定し、燃焼悪化又は失火が生じたと判定された失火気筒の燃焼を増大させる制御を行うことを含む。
【0010】
上記方法によれば、燃焼悪化又は失火が生じたと判定された失火気筒の燃焼を増大させるため、触媒暖機運転中にタッピングノイズが発生することをエンジンの制御によって防止することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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