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公開番号
2024156635
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-06
出願番号
2024069941
出願日
2024-04-23
発明の名称
行動制御システム
出願人
ソフトバンクグループ株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
G06F
40/56 20200101AFI20241029BHJP(計算;計数)
要約
【課題】ユーザの行動に対して適切な行動をロボットに実行させる。
【解決手段】行動制御システムは、ユーザの行動を含むユーザ状態を認識するユーザ状態認識部と、ユーザの感情又はロボットの感情を判定する感情決定部と、ユーザとロボットを対話させる対話機能を有する文章生成モデルに基づき、前記ユーザ状態と、ユーザの感情又はロボットの感情とに対応する前記ロボットの行動を決定する行動決定部と、を含む。前記行動決定部は、ユーザから前記ロボットに発せられた外国語の文言の内容に基づいてユーザの前記外国語の習熟度を取得すると共に、前記習熟度及び前記文言の内容に基づいてユーザに発せられる前記外国語の文言を設定する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ユーザの行動を含むユーザ状態を認識するユーザ状態認識部と、
ユーザの感情又はロボットの感情を判定する感情決定部と、
ユーザと前記ロボットを対話させる対話機能を有する文章生成モデルに基づき、前記ユーザ状態と、ユーザの感情又は前記ロボットの感情とに対応する前記ロボットの行動を決定する行動決定部と、を含み、
前記行動決定部は、ユーザから前記ロボットに発せられた外国語の文言の内容に基づいてユーザの前記外国語の習熟度を取得すると共に、前記習熟度及び前記文言の内容に基づいてユーザに発せられる前記外国語の文言を設定する、
行動制御システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、行動制御システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ユーザの状態に対してロボットの適切な行動を決定する技術が開示されている。特許文献1の従来技術は、ロボットが特定の行動を実行したときのユーザの反応を認識し、認識したユーザの反応に対するロボットの行動を決定できなかった場合、認識したユーザの状態に適した行動に関する情報をサーバから受信することで、ロボットの行動を更新する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許6053847号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら従来技術では、ユーザの行動に対して適切な行動をロボットに実行させる上で改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1の態様によれば、行動制御システムが提供される。当該行動制御システムは、ユーザの行動を含むユーザ状態を認識するユーザ状態認識部と、ユーザの感情又はロボットの感情を判定する感情決定部と、ユーザと前記ロボットを対話させる対話機能を有する文章生成モデルに基づき、前記ユーザ状態と、ユーザの感情又は前記ロボットの感情とに対応する前記ロボットの行動を決定する行動決定部と、を含み、前記行動決定部は、ユーザから前記ロボットに発せられた外国語の文言の内容に基づいてユーザの前記外国語の習熟度を取得すると共に、前記習熟度及び前記文言の内容に基づいてユーザに発せられる前記外国語の文言を設定する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本実施形態に係るシステム5の一例を概略的に示す。
ロボット100の機能構成を概略的に示す。
ロボット100による動作フローの一例を概略的に示す。
コンピュータ1200のハードウェア構成の一例を概略的に示す。
複数の感情がマッピングされる感情マップ400を示す。
複数の感情がマッピングされる感情マップ900を示す。
(A)他の実施形態に係るぬいぐるみの外観図、(B)ぬいぐるみの内部構造図である。
他の実施形態に係るぬいぐるみの背面正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0008】
図1は、本実施形態に係るシステム5の一例を概略的に示す。システム5は、ロボット100、ロボット101、ロボット102、及びサーバ300を備える。ユーザ10a、ユーザ10b、ユーザ10c、及びユーザ10dは、ロボット100のユーザである。ユーザ11a、ユーザ11b及びユーザ11cは、ロボット101のユーザである。ユーザ12a及びユーザ12bは、ロボット102のユーザである。なお、本実施形態の説明において、ユーザ10a、ユーザ10b、ユーザ10c、及びユーザ10dを、ユーザ10と総称する場合がある。また、ユーザ11a、ユーザ11b及びユーザ11cを、ユーザ11と総称する場合がある。また、ユーザ12a及びユーザ12bを、ユーザ12と総称する場合がある。ロボット101及びロボット102は、ロボット100と略同一の機能を有する。そのため、ロボット100の機能を主として取り上げてシステム5を説明する。
【0009】
ロボット100は、ユーザ10と会話を行ったり、ユーザ10に映像を提供したりする。このとき、ロボット100は、通信網20を介して通信可能なサーバ300等と連携して、ユーザ10との会話や、ユーザ10への映像等の提供を行う。例えば、ロボット100は、自身で適切な会話を学習するだけでなく、サーバ300と連携して、ユーザ10とより適切に会話を進められるように学習を行う。また、ロボット100は、撮影したユーザ10の映像データ等をサーバ300に記録させ、必要に応じて映像データ等をサーバ300に要求して、ユーザ10に提供する。
【0010】
また、ロボット100は、自身の感情の種類を表す感情値を持つ。例えば、ロボット100は、「喜」、「怒」、「哀」、「楽」、「快」、「不快」、「安心」、「不安」、「悲しみ」、「興奮」、「心配」、「安堵」、「充実感」、「虚無感」及び「普通」のそれぞれの感情の強さを表す感情値を持つ。ロボット100は、例えば興奮の感情値が大きい状態でユーザ10と会話するときは、早いスピードで音声を発する。このように、ロボット100は、自己の感情を行動で表現することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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