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公開番号
2024155527
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-31
出願番号
2023070312
出願日
2023-04-21
発明の名称
車両用空調制御システム
出願人
サンデン株式会社
代理人
弁理士法人エビス国際特許事務所
主分類
B60H
1/00 20060101AFI20241024BHJP(車両一般)
要約
【課題】複数の他車両から取得した環境情報を用いることで、車両の走行予定経路における環境情報を精密に推定し、推定した環境情報に基づいた空調制御を実行することで、環境の急激な変化によって車室内の環境を維持する空調制御が間に合わない事態を抑制し、快適性を維持することを可能とする。
【解決手段】車室内の空調を行う空調装置と、空調装置に空調を指示する空調制御部と、走行予定経路を決定する経路決定部と、通信範囲内の他車両と通信を行う通信部と、を備え、通信部は、複数の他車両が記憶する走行経路情報と環境情報とを含む経路情報を取得し、空調制御部は、取得した複数の経路情報において走行予定経路に関する走行経路情報における環境情報を取得し、取得した環境情報の平均値または中央値を走行予定経路における環境情報と推定し、推定した環境情報に基づいて空調装置に空調を指示することを特徴とする車両用空調制御システムを提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車室内の空調を行う空調装置と、
前記空調装置に空調を指示する空調制御部と、
目的地までの走行予定経路を決定する経路決定部と、
通信範囲内の他車両と通信を行う通信部と、を備えた車両における空調制御システムであって、
前記通信部は、
複数の前記他車両が記憶する走行経路情報と環境情報とを含む経路情報を取得し、
前記空調制御部は、
取得した複数の前記経路情報において前記走行予定経路に関する前記走行経路情報における前記環境情報を取得し、
取得した前記環境情報の平均値または中央値を前記走行予定経路における環境情報と推定し、
推定した前記環境情報に基づいて空調装置に空調を指示することを特徴とする車両用空調制御システム。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
前記空調制御部は、
取得した前記走行予定経路に関する前記走行経路情報における前記環境情報について異常値を検知した時は、当該異常値を検知した前記環境情報は前記空調装置を制御する情報に用いないことを特徴とする請求項1に記載の車両用空調制御システム。
【請求項3】
前記車両は、
車室外の環境情報を検知するセンサ部を備え、
取得した前記走行予定経路に関する前記走行経路情報における前記環境情報の平均値と前記センサ部が検知した環境情報とが所定値以上乖離している場合は、前記センサ部に異常があると判断することを特徴とする請求項1に記載の車両用空調制御システム。
【請求項4】
前記通信部で通信を行う前記他車両は、
自車両の対向車線を走行している車両であることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調制御システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用の空調制御システムに関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、情報サーバや、周辺車両から車両の走行予定経路における気象情報を取得し、取得した情報に基づいて空調を実行する空調制御装置が知られている(下記特許文献1参照)。
【0003】
この従来技術では、取得した気象情報を用いて、車両への熱負荷を予測して空調パターンを決定し空調運転を実行する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-66301号広報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
車両用空調装置では、ユーザーが設定した空調の目標温度を保つために、車両に備えられる外気温センサ等を検出する各種環境センサと空調装置が連動して空調運転を実行している。すなわち、例えば外気温センサが外気温の変化を検知した際は、それに伴い空調装置の制御を調整して車室内の目標温度を保たせている。
【0006】
しかし、環境情報が急激に変化した場合は、車両に備えられる各種環境センサがその情報を検知してから空調装置を制御することとなり、車室内の目標温度を維持するための空調制御が間に合わず、車室内の環境が悪化することでユーザーの快適性を損ねるおそれがある。
【0007】
本発明は、このような事情に対処するために提案されたものである。すなわち、複数の他車両から取得した環境情報を用いて、車両の走行予定経路における環境情報を推定し、推定した環境情報に対応した空調制御を実行することで、環境の急激な変化によって目標温度を維持する空調制御が間に合わない事態を抑制し、ユーザーの快適性を維持することを目的とする。また、複数の他車両から取得した環境情報を用いることで環境情報の推定の精度を向上させ、より精密な空調制御を実行することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
このような課題を解決するために、本発明に係る車両用空調制御システムは、車室内の空調を行う空調装置と、前記空調装置に空調を指示する空調制御部と、目的地までの走行予定経路を決定する経路決定部と、通信範囲内の他車両と通信を行う通信部と、を備えた車両における空調制御システムであって、前記通信部は、複数の前記他車両が記憶する走行経路情報と環境情報とを含む経路情報を取得し、前記空調制御部は、取得した複数の前記経路情報において前記走行予定経路に関する前記走行経路情報における前記環境情報を取得し、取得した前記環境情報の平均値または中央値を前記走行予定経路における環境情報と推定し、推定した前記環境情報に基づいて空調装置に空調を指示することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
このような特徴によると、本発明は、複数の他車両から取得した環境情報を用いて、車両の走行予定経路における環境情報を推定し、推定した環境情報に対応した空調制御を実行することで、環境の急激な変化によって目標温度を維持する空調制御が間に合わない事態を抑制し、ユーザーの快適性を維持することが可能となる。また、複数の他車両から取得した環境情報を用いることで環境情報の推定の精度を向上させ、より精密な空調制御を実行することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態に係る空調制御システムの構成を示す説明図。
本発明の実施形態に係る自車両の走行予定経路と他車両の走行経路を示した図。
本発明の実施形態に係る図2の状態における他車両の経路情報を示した図。
本発明の実施形態に係る図2から10分が経過した自車両の走行予定経路と他車両の走行経路を示した図。
本発明の実施形態に係る図4の状態における他車両の経路情報を示した図。
本発明の実施形態に係る空調制御システムにおける制御フロー。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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