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公開番号2024155296
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2023069908
出願日2023-04-21
発明の名称乗り物酔い緩和装置
出願人サンデン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B60H 1/34 20060101AFI20241024BHJP(車両一般)
要約【課題】 車両の操縦者に車両の将来の運転状態を確実に認識させることにより、安全性を高め且つ、利便性の高い乗り物酔い緩和装置を提供する。
【解決手段】 乗り物酔い緩和装置は、車両の操縦者以外の乗員Cに対し送風を行う送風手段12と、制御部11と、を有し、制御部11は、車両の将来の走行状態の変化を示す変化予測情報を取得し、変化予測情報が示す変化に基づいて、該変化を報知する送風を行うよう送風手段12を制御するものであり、変化予測情報は、加減速予測情報および、操舵予測情報の少なくとも一方を含む情報である。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両の操縦者以外の乗員に対し送風を行う送風手段と、
制御部と、を有し、
前記制御部は、
前記車両の将来の走行状態の変化を示す変化予測情報を取得し、
前記変化予測情報が示す前記変化に基づいて、該変化を報知する送風を行うよう前記送風手段を制御するものであり、
前記変化予測情報は、加減速予測情報および、操舵予測情報の少なくとも一方を含む情報である、
ことを特徴とする乗り物酔い緩和装置。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記車両における加減速情報および操舵情報の少なくとも何れかを含む車両状態情報を取得可能であり、
前記変化予測情報は、前記車両状態情報および前記車両に設けられたナビゲーション装置から取得される経路情報、の少なくともいずれかに基づく情報である、
ことを特徴とする請求項1に記載の乗り物酔い緩和装置。
【請求項3】
前記送風手段は、前記乗員における第一領域に対して送風する第一送風口と、該乗員における第二領域に対して送風する第二送風口を少なくとも有し、
前記制御部は、前記変化予測情報に基づいて、前記第一送風口および前記第二送風口の少なくとも一方から前記乗員に送風するよう制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載の乗り物酔い緩和装置。
【請求項4】
前記第一領域は前記乗員の右側領域であり、前記第二領域は該乗員の左側領域である、
ことを特徴とする請求項3に記載の乗り物酔い緩和装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記変化予測情報が示す前記変化が生じる以前に、該変化に対応する送風を行うよう前記送風手段を制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載の乗り物酔い緩和装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記変化予測情報が示す前記車両の速度変化および/または操舵変化の大きさに応じて前記送風手段の送風態様を変化させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の乗り物酔い緩和装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、乗り物酔い緩和装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両の状態に基づいて後部座席の乗員に向けて送風を行い、乗り物酔いを緩和する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の技術は、センサによって取得した車両の運動状態に基づき、ファンを制御して送風を行っている。具体的には、例えば、車両が等速運動状態で前方に移動する場合、また、車両が左折運動状態である場合などに対応してそれぞれファンを制御し送風を行っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
中国特許出願公開第114312236号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、車両が実際に運動状態にあることを検知してから、当該運動状態に対応した送風を行うのでは、乗り物酔いを十分に緩和することは難しい。乗り物酔いは内耳の前庭系で感じる感覚と、人の視覚など他の感覚で感じる感覚との不一致によって起こることが知られている。実際、車両(自動車)の操縦者(運転者)は、前方の道路等を常時監視し、視覚的知覚が内耳の感覚に対応するように車両の動きを視覚的に知覚するため、乗り物酔いに苦しむことは無い。これに対し、車両の特に後部座席の乗員の視界範囲は狭く、車外、特に車両の走行状態を予測できるような前方を広く視認することは困難である。また、(前方の視界が狭いが故に)読書など手元に視界を集中させるような作業を行うと、内耳の視覚に対応しない視覚的知覚を有することになるため、物酔いに苦しむことがある。
【0005】
本発明は、斯かる実情に鑑み、車両の操縦者以外の乗員に対して、車両の将来の走行状態の変化を事前に把握しやすくすることで、乗り物酔いの発生を抑制可能な乗り物酔い緩和装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、車両の操縦者以外の乗員に対し送風を行う送風手段と、制御部と、を有し、前記制御部は、前記車両の将来の走行状態の変化を示す変化予測情報を取得し、前記変化予測情報が示す前記変化に基づいて、該変化を報知する送風を行うよう前記送風手段を制御するものであり、前記変化予測情報は、加減速予測情報および、操舵予測情報の少なくとも一方を含む情報である、ことを特徴とする乗り物酔い緩和装置にかかるものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、車両の操縦者以外の乗員に対して、車両の将来の走行状態の変化を事前に把握しやすくすることで、乗り物酔いの発生を抑制可能な乗り物酔い緩和装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係る乗り物酔い緩和装置の概略を示す上面図である。
本実施形態に係る乗り物酔い緩和装置の概略を示す正面図である。
本実施形態に係る送風手段を示す概要上面図である。
本実施形態に係る乗り物酔い緩和装置の概略を示すブロック図である。
本実施形態の乗り物酔い緩和装置における運転支援処理の流れを示すフロー図である。
本実施形態の乗り物酔い緩和装置における送風制御処理の流れを示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。図1~図6は、発明を実施する形態の一例を示す図であり、図中、同一の符号を付した部分は同一物を表わす。また各図において、一部の構成を適宜省略して図面を簡略化し、また、各図において、部材の大きさ、形状、厚み等を適宜誇張して表現する。また、以下の説明における方向の定義として、左右方向は車両(自動車)のシートに、車両の進行方向を向いて座る乗員C(操縦者(運転者)以外の車両の乗員)から見た場合の左右方向をいい、上下方向は乗員Cから見た場合の上下方向をいう。
【0010】
図1は、本実施形態の乗り物酔い緩和装置10の概略を示す図であり、車両(自動車)内の例えば後部座席35付近の上面概要図であり、図2は後部座席35に座る乗員Cから見た前方(運転席20あるいは前方座席の背もたれ)付近の正面概要図である。
(【0011】以降は省略されています)

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