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公開番号2024153283
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-29
出願番号2023067077
出願日2023-04-17
発明の名称ポンプ装置
出願人株式会社荏原製作所
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F04D 13/06 20060101AFI20241022BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】液体に含まれる混入物に悪影響を与えることなく、および/または混入物がモータ部に悪影響を与えることなく、運転することができるポンプ装置が提供される。
【解決手段】混入物を含む液体を移送するポンプ装置MPは、キャンドモータ部Mと、ポンプ部Pと、を備える。ポンプケーシング3は、混入物を液体から分離する分離空間SPAを有している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
混入物を含む液体を移送するポンプ装置であって、
前記ポンプ装置は、
回転軸に固定された回転子と、前記回転子の周囲に配置された固定子と、前記回転子と前記固定子との間に配置されたキャンと、を備えるキャンドモータ部と、
前記回転軸に固定された羽根車と、前記羽根車を収容するポンプケーシングと、を備えたポンプ部と、を備え、
前記ポンプケーシングは、前記ポンプケーシングに吸い込まれる前記液体の流れ方向において、前記羽根車の上流側に形成された、前記混入物を前記液体から分離する分離空間を有している、ポンプ装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記ポンプケーシングは、前記羽根車の回転によって移送された液体が前記ポンプケーシングの吐出口に向かって流れる吐出空間を有しており、
前記分離空間は、前記吐出空間に接続されている、請求項1に記載のポンプ装置。
【請求項3】
前記ポンプケーシングは、その内面に形成され、かつ前記ポンプケーシングの吸込口に向かって先細る傾斜面を有しており、
前記分離空間は、前記傾斜面によって、すり鉢形状を有している、請求項1に記載のポンプ装置。
【請求項4】
前記分離空間は、前記ポンプケーシングの内面に形成されたガイド構造を有する空間である、請求項1に記載のポンプ装置。
【請求項5】
前記ポンプケーシングは、前記羽根車の下方に配置された吸込口と、前記羽根車の側方に形成された吐出口と、を有しており、
前記吸込口および前記吐出口は、互いに直交している、請求項1に記載のポンプ装置。
【請求項6】
前記羽根車の下端は、前記吐出口の中心を通る仮想線と同じ高さ、または前記仮想線よりも高い位置に配置されている、請求項5に記載のポンプ装置。
【請求項7】
前記ポンプケーシングは、前記羽根車の側方に配置された吸込口および吐出口を有している、請求項1に記載のポンプ装置。
【請求項8】
前記羽根車は、主板と、前記主板に固定された翼と、を有するオープン羽根車である、請求項1に記載のポンプ装置。
【請求項9】
混入物を含む液体を移送するポンプ装置であって、
前記ポンプ装置は、
回転軸に固定された回転子と、前記回転子の周囲に配置された固定子と、前記回転子と前記固定子との間に配置されたキャンと、を備えるキャンドモータ部と、
前記回転軸に固定された羽根車と、前記羽根車を収容するポンプケーシングと、を備えたポンプ部と、を備え、
前記ポンプケーシングは、前記キャンドモータ部の内部に導入された液体が排出される液体出口を有している、ポンプ装置。
【請求項10】
前記液体出口は、前記羽根車の回転によって移送された液体が前記ポンプケーシングの吐出口に向かって流れる吐出空間に配置されている、請求項9に記載のポンプ装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ポンプ装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
キャンドモータポンプは、メカニカルシールなどの軸封装置を必要としない構造を有しているため、液体の漏洩に起因する故障を軽減することができる。したがって、液体を移送するポンプ装置として、キャンドモータポンプを採用することが求められている。
【0003】
移送対象の液体の一例として、化学分野で使用される液体(例えば、晶析物質を含む)、医療分野で使用される液体(例えば、血液や細胞を含む)、バイオ分野で使用される液体(例えば、微生物を含む)、食品分野で使用される液体(例えば、タンパク質を含む)を挙げることができる。このように、様々な分野における液体を移送することができるポンプ装置が要求されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-46821号公報
特開2016-79914号公報
特開平6-229393号公報
特開2004-150408号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述したように、移送対象としての液体は、混入物を含む場合がある。キャンドモータポンプは、ポンプ部に移送された液体の一部をモータ部に導入させる構造を有している。液体に含まれる混入物がモータ部に侵入すると、混入物によってモータ部に形成された流路が閉塞するおそれがある。
【0006】
特に、一般的なキャンドモータポンプは、液体の圧力差により、ポンプ部の吐出側からモータ部に液体を導入する構造を有している。したがって、羽根車の回転に起因する遠心力によってポンプ部の吐出側に移動した混入物は、ポンプ部の吐出側からモータ部に侵入するおそれがある。
【0007】
上述した様々な分野では、液体に含まれる混入物は、僅かな衝撃を受けることにより、容易に損傷したり、ダメージを受けてしまう柔軟な物質を含む場合がある。したがって、混入物がモータ部に導入されると、混入物が損傷するおそれがある。
【0008】
そこで、本発明は、液体に含まれる混入物に悪影響を与えることなく、および/または混入物がモータ部に悪影響を与えることなく、運転することができるポンプ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
一態様では、混入物を含む液体を移送するポンプ装置が提供される。前記ポンプ装置は、回転軸に固定された回転子と、前記回転子の周囲に配置された固定子と、前記回転子と前記固定子との間に配置されたキャンと、を備えるキャンドモータ部と、前記回転軸に固定された羽根車と、前記羽根車を収容するポンプケーシングと、を備えたポンプ部と、を備え、前記ポンプケーシングは、前記ポンプケーシングに吸い込まれる前記液体の流れ方向において、前記羽根車の上流側に形成された、前記混入物を前記液体から分離する分離空間を有している。
【0010】
一態様では、前記ポンプケーシングは、前記羽根車の回転によって移送された液体が前記ポンプケーシングの吐出口に向かって流れる吐出空間を有しており、前記分離空間は、前記吐出空間に接続されている。
一態様では、前記ポンプケーシングは、その内面に形成され、かつ前記ポンプケーシングの吸込口に向かって先細る傾斜面を有しており、前記分離空間は、前記傾斜面によって、すり鉢形状を有している。
一態様では、前記分離空間は、前記ポンプケーシングの内面に形成されたガイド構造を有する空間である。
(【0011】以降は省略されています)

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