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公開番号2024152462
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023066673
出願日2023-04-14
発明の名称情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類G06Q 10/105 20230101AFI20241018BHJP(計算;計数)
要約【課題】ユーザ特性評価の正確性を向上することができる情報処理装置等を提供する。
【解決手段】情報処理装置1は、ユーザに関する情報及び他のユーザの行動に関する情報を記憶する情報記憶部30と、特性項目に対する情報を情報記憶部30から取得するデータ取得部10と、ユーザ特性スコア算出部20とを備える。ユーザ特性スコア算出部20は、特性項目に対するユーザに関する情報に基づいて、ユーザによる自己評価スコアを算出する自己評価スコア算出部21と、特性項目に対する他のユーザの行動に関する情報に基づいて、他のユーザによる他者評価スコアを算出する他者評価スコア算出部22と、特性項目に応じて、自己評価スコア及び他者評価スコアに関する重み係数を設定し、該設定した重み係数、自己評価スコア、及び他者評価スコアに基づいて、ユーザ評価スコアを算出する最終評価スコア算出部23とを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
ユーザに関する情報と、前記ユーザに関する情報に対する他のユーザの行動に関する情報とを記憶する情報記憶部と、
前記ユーザに関する情報及び前記他のユーザの行動に関する情報のうち、特性項目に対する情報を前記情報記憶部から取得するデータ取得部と、
前記特性項目に対する前記ユーザに関する情報及び前記他のユーザの行動に関する情報に基づいて、前記特性項目に関するユーザ評価スコアを算出するユーザ特性スコア算出部と、
を備え、
前記ユーザ特性スコア算出部は、
前記特性項目に対する前記ユーザに関する情報に基づいて、前記ユーザによる自己評価スコアを算出する自己評価スコア算出部と、
前記特性項目に対する前記他のユーザの行動に関する情報に基づいて、前記他のユーザによる他者評価スコアを算出する他者評価スコア算出部と、
前記特性項目に応じて、前記自己評価スコア及び前記他者評価スコアに関する重み係数をそれぞれ設定し、該設定した重み係数、前記自己評価スコア、及び前記他者評価スコアに基づいて、前記特性項目に関するユーザ評価スコアを算出する最終評価スコア算出部と、
を含む、情報処理装置。
続きを表示（約 890 文字）【請求項２】
前記情報記憶部には、前記特性項目として複数の特性項目が記憶されており、
前記最終評価スコア算出部は、前記特性項目の種類に応じて、規則ベース又は機械学習ベースで前記重み係数をそれぞれ設定する、
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項３】
前記ユーザ特性スコア算出部は、単語ベクトル辞書を用いて、前記データ取得部により取得したテキストデータに対して前処理を行う、
請求項１又は２に記載の情報処理装置。
【請求項４】
ユーザに関する情報及び他のユーザの行動に関する情報のうち、特性項目に対する情報を情報記憶部から取得し、
前記特性項目に対する前記ユーザに関する情報に基づいて、前記ユーザによる自己評価スコアを算出し、
前記特性項目に対する前記他のユーザの行動に関する情報に基づいて、前記他のユーザによる他者評価スコアを算出し、
前記特性項目に応じて、前記自己評価スコア及び前記他者評価スコアに関する重み係数をそれぞれ設定し、
前記設定した重み係数、前記自己評価スコア、及び前記他者評価スコアに基づいて、前記特性項目に関するユーザ評価スコアを算出する、
情報処理方法。
【請求項５】
ユーザに関する情報及び他のユーザの行動に関する情報のうち、特性項目に対する情報を情報記憶部から取得する処理と、
前記特性項目に対する前記ユーザに関する情報に基づいて、前記ユーザによる自己評価スコアを算出する処理と、
前記特性項目に対する前記他のユーザの行動に関する情報に基づいて、前記他のユーザによる他者評価スコアを算出する処理と、
前記特性項目に応じて、前記自己評価スコア及び前記他者評価スコアに関する重み係数をそれぞれ設定する処理と、
前記設定した重み係数、前記自己評価スコア、及び前記他者評価スコアに基づいて、前記特性項目に関するユーザ評価スコアを算出する処理と、
を情報処理装置に実行させる情報処理プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、ユーザの特性項目を評価するための情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
ソーシャル・ネットワーキング・サービス（ＳＮＳ）においては、ユーザの入力等により日々膨大なデータが蓄積されている。蓄積されるデータには、ユーザ本人が入力するユーザの基本情報や特性を表現する情報（特性情報）、他のユーザとのインラクション情報等の複数の種類のデータがある。これらのデータには真実（事実）と異なる内容が含まれている可能性があり、データの信頼性はサービスの品質に大きな影響を与えるものと思われる。そのため、データの信頼性を高める技術の開発が進められている。
【０００３】
例えば、求人側と求職側とのニーズをマッチングするシステムや、営業担当者とその営業担当者を管理する管理者とを含む組織における営業力を組織階層に依存しない共通した複数の評価項目によって評価するシステムが知られている（例えば、特許文献１参照）。
【０００４】
特許文献１の営業力評価装置では、アンケートの各質問に対して各人が自らを評価した質問評価点を入力し、質問内容の対応関係に応じて質問評価点から自己評価点を評価項目毎にそれぞれ算出し、質問内容の対応関係に応じて各階層の立場から点数付けされた回答評価点及び目視評価点を入力し、回答評価点及び目視評価点から客観評価点を評価項目毎にそれぞれ算出している。また、特許文献１の営業力評価装置では、組織階層毎に自己評価点及び客観評価点の平均点を評価項目それぞれについて算出している。そして、この平均点が最終的なスコアとされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２０１０－１７６６１０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
上記のようなデータによりユーザの特性項目を評価することが考えられる。例えば、評価すべきユーザの特性項目（英会話、プログラミング等：以下、「ユーザ特性」ともいう）において、ユーザの自己申告による評価情報だけでなく、他者による評価情報を用いれば、ユーザ特性を正確に評価することができるであろう。また、ユーザ特性の内容によっては、主観的な評価が重視されるべき項目もあると考えられる。
【０００７】
しかしながら、特許文献１の営業力評価装置では、ユーザ特性の評価指標について、自己評価点及び客観評価点の平均点を最終的なスコアとしているため、ユーザによる主観的評価と他のユーザによる客観的評価とを一律に扱ってしまっている。そのため、ユーザ特性（ここでは、営業力）を評価する際に重視すべき評価指標（例えば、国家資格等）を的確に考慮することができていないという問題がある。
【０００８】
また、例えば「好きなもの」のように、評価項目によっては、ユーザの自己評価スコアを優先させるべきものであるにもかかわらず、他のユーザの評価が介入することにより評価スコアが変わってきてしまうこともある。これにより、該ユーザの最終的なスコアの精度が低くなるおそれがあるという問題もある。
【０００９】
また、自己に対する評価のばらつきを考慮しておらず、評価項目によっては、自己評価が高いユーザと自己評価に対して謙虚なユーザとの間で評価尺度の差が出てしまい、ユーザ特性を正確に評価することが難しいという問題もある。さらに、あるユーザに対して評価を行う他のユーザの信頼度を考慮しておらず、悪意ある他のユーザによってユーザ特性が評価された場合には、評価されたユーザのユーザ特性を正確に評価することができないという問題もある。
【００１０】
本開示は、このような課題を解決するためになされたものであって、ユーザの特性項目に対する他のユーザの評価を適切に扱うことができるとともに、ユーザにより過大又は過小評価されている特性項目（評価項目）を適正化することができ、これにより、ユーザの特性項目の評価における正確性を向上することができる情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
（【００１１】以降は省略されています）

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