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公開番号2024150287
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-23
出願番号2023063633
出願日2023-04-10
発明の名称ソフトコントローラ、制御方法、及び制御システム
出願人株式会社東芝,東芝インフラシステムズ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G06F 8/30 20180101AFI20241016BHJP(計算;計数)
要約【課題】より安定的にオブジェクトプログラムの更新が可能なソフトコントローラ、制御方法、及び制御システムを提供する。
【解決手段】本実施形態によれば、ソフトコントローラは、実行プログラム生成部と、機器制御部と、を備える。実行プログラム生成部は、オブジェクトプログラムを用いた実行プログラムを記述する動的リンクファイルに基づき、ライブラリに記憶されるオブジェクトプログラムを用いた実行プログラムを生成する。機器制御部は、実行プログラムに基づき、制御対象機器の制御を実行する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
オブジェクトプログラムを用いた実行プログラムを記述する動的リンクファイルに基づき、ライブラリに記憶される前記オブジェクトプログラムを用いた実行プログラムを生成する実行プログラム生成部と、
前記実行プログラムに基づき、制御対象機器の制御を実行する機器制御部と、
を備える、ソフトコントローラ。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
実行プログラム生成部は、前記ライブラリに記憶される前記オブジェクトプログラムを、ネットワークを介して動的リンクする実行プログラムを生成する、請求項１に記載のソフトコントローラ。
【請求項３】
前記動的リンクファイルを生成する動的リンクファイル生成部を更に備える、請求項２に記載のソフトコントローラ。
【請求項４】
記憶部と、
前記オブジェクトプログラムを、ネットワークを介して取得し、前記記憶部に前記ライブラリを構成するロード部と、
を更に備える、請求項１に記載のソフトコントローラ。
【請求項５】
前記ロード部は、前記実行プログラム生成部が実行プログラムを生成する際に、前記動的リンクファイルに記述されるオブジェクトプログラムを、ネットワークを介して前記記憶部にロードする、請求項４に記載のソフトコントローラ。
【請求項６】
前記オブジェクトプログラムの更新状態を、ネットワークを介して監視する監視部を更に備え、
前記ロード部は、前記監視部が、前記オブジェクトプログラムが更新されたと判定する場合に、前記ライブラリの前記オブジェクトプログラムを更新する、請求項４に記載のソフトコントローラ。
【請求項７】
前記オブジェクトプログラムに関する情報を、前記ネットワークを介して取得する通信部を、更に備える、請求項４に記載のソフトコントローラ。
【請求項８】
前記記憶部は、前記動的リンクファイルも記憶し、
前記実行プログラム生成部は、前記記憶部に記憶される前記動的リンクファイルを用いて、前記実行プログラムを生成する、請求項４に記載のソフトコントローラ。
【請求項９】
オブジェクトプログラムを用いた実行プログラムを記述する動的リンクファイルに基づき、ライブラリに記憶される前記オブジェクトプログラムを用いた実行プログラムを生成する実行プログラム生成工程と、
前記実行プログラムに基づき、制御対象機器の制御を実行する機器制御工程と、
を備える、制御方法。
【請求項１０】
複数のオブジェクトプログラムを生成し、ライブラリとして記憶するプログラム生成装置と、
ソフトコントローラとを、備える制御システムであって、
前記ソフトコントローラは、
オブジェクトプログラムを用いた実行プログラムを記述する動的リンクファイルに基づき、前記ライブラリに記憶される前記オブジェクトプログラムを用いた実行プログラムを生成する実行プログラム生成部と、
前記実行プログラムに基づき、制御対象機器の制御を実行する機器制御部と、
を有する、制御システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明の実施形態は、ソフトコントローラ、制御方法、及び制御システムに関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
産業機器などを制御するソフトコントローラの実行プログラムの更新時には、ネットワークを介して、オブジェクトプログラムが供給される場合がある。このような場合に、オブジェクトプログラムの一部が更新された場合にも、更新されたオブジェクトプログラムを含め、全ソフトウェアのコンパイルが一般に実行される。また、産業機器の制御処理を止めて、更新するのが一般的である。したがってオブジェクトプログラムの更新時には、産業機器の制御処理にダウンタイムが発生してしまう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特表２００７－５３８３１０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
このような課題を解決するため、本実施形態における課題は、より安定的にオブジェクトプログラムの更新が可能なソフトコントローラ、制御方法、及び制御システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本実施形態によれば、ソフトコントローラは、実行プログラム生成部と、機器制御部と、を備える。実行プログラム生成部は、オブジェクトプログラムを用いた実行プログラムを記述する動的リンクファイルに基づき、ライブラリに記憶されるオブジェクトプログラムを用いた実行プログラムを生成する。機器制御部は、実行プログラムに基づき、制御対象機器の制御を実行する。
【発明の効果】
【０００６】
より安定的にオブジェクトプログラムの更新が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
本実施形態に係わる制御システム１の構成例を示すブロック図。
プログラム作成装置、及びソフトコントローラの詳細な構成例を示すブロック図。
制御部の詳細な構成例を示すブロック図。
第１実施系形態に係るソフトコントローラの制御例を示すフローチャート。
第１管理テーブルの一例を示す図。
第２実施形態に係る制御部の詳細な構成例を示すブロック図。
第２管理テーブルの一例を示す図。
第２実施系形態に係るソフトコントローラの制御例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
以下、本発明の実施形態に係るソフトコントローラ、制御方法、及び制御システムについて、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態は、本発明の実施形態の一例であって、本発明はこれらの実施形態に限定して解釈されるものではない。また、本実施形態で参照する図面において、同一部分又は同様な機能を有する部分には同一の符号又は類似の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する場合がある。また、図面の寸法比率は説明の都合上実際の比率とは異なる場合や、構成の一部が図面から省略される場合がある。
【０００９】
（第１実施形態）
図１は、本実施形態に係わる制御システム１の構成例を示すブロック図である。図１に示すように、制御システム１は、例えば産業用の機器を制御するために用いられるシステムである。この制御システム１は、プログラム作成装置１０と、複数の開発ツール２０と、複数のソフトコントローラ３０と、制御対象機器４０と、複数の表示装置５０と、複数の入力装置６０と、を備える。
【００１０】
プログラム作成装置１０は、例えば開発用のプログラミングツールであり、制御システム１で使用可能なソースプログラムを生成し、ライブラリに記憶する。すなわち、プログラム作成装置１０は、開発者が、各ソフトコントローラ３０で使用可能な処理機能別のソースプログラムを開発するために用いられる。また、プログラム作成装置１０は、ソースプログラムをオブジェクトプログラムにコンパイルし、ライブラリに記憶する。なお、プログラム作成装置１０の詳細は、後述する。
（【００１１】以降は省略されています）

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