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公開番号2024148905
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2023062477
出願日2023-04-07
発明の名称作業車
出願人株式会社アイチコーポレーション
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類E21B 7/00 20060101AFI20241010BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約【課題】把持装置をよりコンパクトに格納することができる作業車を提供する。
【解決手段】走行可能な車体2と、車体2に旋回作動可能に設けられた旋回台12と、旋回台12に基端部が起伏作動可能に取り付けられたブーム13と、柱状物を把持可能な把持装置50と、ブーム13の先端部に設けられ、ブーム13の側方において把持装置50を支持する支持部材30とを備え、支持部材30は、ブーム13が起伏作動する方向と平行に把持装置50が揺動作動可能となるように把持装置50を支持する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
走行可能な走行体と、
前記走行体に旋回作動可能に設けられた旋回台と、
前記旋回台に基端部が起伏作動可能に取り付けられたブームと、
柱状物を把持可能な把持装置と、
前記ブームの先端部に設けられ、前記ブームの側方において前記把持装置を支持する支持部材とを備え、
前記支持部材は、前記ブームが起伏作動する方向と平行に前記把持装置が揺動作動可能となるように前記把持装置を支持することを特徴とする作業車。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記把持装置が前記ブームの側方において前記ブームに沿った位置を、前記把持装置の格納位置とすることを特徴とする請求項1に記載の作業車。
【請求項3】
前記把持装置は、
前記支持部材に対して揺動作動可能に取り付けられたアーム部材と、
前記アーム部材を揺動作動させるシリンダと、
前記アーム部材に設けられ、柱状物を把持可能な把持部とを有し、
前記シリンダが全縮状態となったときに、前記把持装置が前記格納位置に位置することを特徴とする請求項2に記載の作業車。
【請求項4】
前記支持部材は、
前記ブームの先端部から前記ブームの側方へ突出した突出部と、
前記突出部の先端部から前記ブームに沿って前記ブームの基端部の方向へ延出した延出部とを有することを特徴とする請求項3に記載の作業車。
【請求項5】
地面を掘削するオーガ装置と、
前記ブームと前記オーガ装置とを連結する連結部材とを備え、
前記連結部材は、前記ブームを挟んで前記把持装置とは反対側の側方において、前記ブームに沿って前記オーガ装置を格納可能とすることを特徴とする請求項1~4に記載の作業車。
【請求項6】
前記連結部材は、前記ブームの下面側において、前記オーガ装置を鉛直方向に垂下可能に支持する支持軸を有することを特徴とする請求項5に記載の作業車。
【請求項7】
前記連結部材は、前記オーガ装置を前記ブームの側方から前記下面側へ揺動作動可能とする揺動軸を有することを特徴とする請求項6に記載の作業車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、柱状物を把持可能な把持装置を備えた作業車に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
作業車の一つである穴掘建柱車として、車体上に旋回作動可能に設けられた旋回台と、旋回台に起伏作動および伸縮作動可能に設けられたブームとを設け、ブームの先端部に、電柱のような柱状物を把持可能な把持装置と、電柱を建て入れるための建柱穴を掘削するオーガ装置とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1に記載された穴堀建柱車の把持装置は、ブーム先端部で軸支されたアームと、アームの先端に上下方向へ首振り作動可能に軸支された二股支持部材と、二股支持部材に左右方向へ首振り作動可能に軸支された回転保持ドラムと、回転保持ドラムに回転可能に保持され電柱等の柱状部材を把持するグリッパ部とを有して構成されている。また、オーガ装置は、穴を掘削するオーガドリルと、オーガドリルを回転駆動するオーガモータとから構成されており、ブームに取り付けられた係止部材に対して、連結アームを介して揺動作動可能に取り付けている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開平5-27190号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した把持装置のアームは、ブーム先端部の下側において、ブームが起伏作動する面と同一の面上で揺動作動し、把持装置を格納するときはアームをブーム側に折り畳んだ状態となる。これにより、把持装置の格納時はブームと車体との間に把持装置が位置することになるため、例えばブームが車体上に設けられた運転キャビンに達する長さを有している場合、把持装置を格納した状態でブームの起伏角度を低くし過ぎると、ブームの下側にある把持装置が運転キャビンに接触してしまうことになる。したがって把持装置を格納する際は、把持装置が運転キャビンに接触しない程度にブームの起伏角度を高くしなければならず、このため車体の走行時における車高が高くなって走行時の安定性が低下する虞がある。このような事態を避けるために、把持装置の格納時にブームの先端部が運転キャビンに接触しない程度の長さを持ったホイールベースの車体を用いることも考えられるが、このような車体を用いた場合、走行時の車体の取り回しが困難になったり、作業車の製造コストが増大したりすることが考えられる。
【0005】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、把持装置をよりコンパクトに格納することができる作業車を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明に係る作業車は、走行可能な走行体と、前記走行体に旋回作動可能に設けられた旋回台と、前記旋回台に基端部が起伏作動可能に取り付けられたブームと、柱状物を把持可能な把持装置と、前記ブームの先端部に設けられ、前記ブームの側方において前記把持装置を支持する支持部材とを備え、前記支持部材は、前記ブームが起伏作動する方向と平行に前記把持装置が揺動作動可能となるように前記把持装置を支持することを特徴とする。
【0007】
また、上記構成の作業車において、前記把持装置が前記ブームの側方において前記ブー
ムに沿った位置を、前記把持装置の格納位置とすることが好ましい。
【0008】
また、上記構成の作業車において、前記把持装置は、前記支持部材に対して揺動作動可能に取り付けられたアーム部材(例えば、実施形態におけるアーム51)と、前記アーム部材を揺動作動させるシリンダ(例えば、実施形態におけるアームシリンダ55)と、前記アーム部材に設けられ、柱状物を把持可能な把持部(例えば、実施形態におけるグリッパ80)とを有し、前記シリンダが全縮状態となったときに、前記把持装置が前記格納位置に位置することが好ましい。
【0009】
また、上記構成の作業車において、前記支持部材は、前記ブームの先端部から前記ブームの側方へ突出した突出部と、前記突出部の先端部から前記ブームに沿って前記ブームの基端部の方向へ延出した延出部(例えば、実施形態におけるアームブラケット32)とを有することが好ましい。
【0010】
また、上記構成のいずれかの作業車において、地面を掘削するオーガ装置と、前記ブームと前記オーガ装置とを連結する連結部材とを備え、前記連結部材は、前記ブームを挟んで前記把持装置とは反対側の側方において、前記ブームに沿って前記オーガ装置を格納可能とすることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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