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公開番号2024148044
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-17
出願番号2023060926
出願日2023-04-04
発明の名称画像記録装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類B41J 15/04 20060101AFI20241009BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】スプライス部検知センサに関する課題を解決する。
【解決手段】
シートの記録面に画像を記録する記録部と、前記記録部にシートを搬送する第1搬送ローラと、第1位置において前記第1搬送ローラと共にシートを挟持する第2搬送ローラと、前記第1位置と、シートを挟持しない第2位置と、に前記第2搬送ローラを移動させるローラ支持部と、シートの前記記録面に対する法線方向の変位を検知するセンサと、を備える画像記録装置であって、前記センサは前記ローラ支持部によって移動する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
シートの記録面に画像を記録する記録部と、
前記記録部にシートを搬送する第１搬送ローラと、
第１位置において前記第１搬送ローラと共にシートを挟持する第２搬送ローラと、
前記第１位置と、シートを挟持しない第２位置と、に前記第２搬送ローラを移動させるローラ支持部と、
シートの前記記録面に対する法線方向の変位を検知するセンサと、を備える画像記録装置であって、
前記センサは前記ローラ支持部によって移動することを特徴とする画像記録装置。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記第２搬送ローラが前記第１位置にあるとき、
前記センサは、前記変位を検知可能とする検知位置に位置し、
前記第２搬送ローラが前記第２位置にあるとき、
前記センサは、前記変位を検知しない非検知位置に位置することを特徴とする請求項１に記載の画像記録装置。
【請求項３】
前記第２搬送ローラの回転軸線方向に平行で、前記ローラ支持部を回動可能に支持する支持回転軸を有し、
前記第２搬送ローラは、前記支持回転軸を中心に前記第１位置と前記第２位置へ移動するように構成されることを特徴とする請求項１または２に記載の画像記録装置。
【請求項４】
前記センサを保持するセンサ保持部をさらに備え、
前記センサは、前記センサ保持部を介して前記ローラ支持部に設けられていることを特徴とする請求項１または２に記載の画像記録装置。
【請求項５】
前記センサ保持部は、前記第２搬送ローラよりも前記支持回転軸に近い位置に設けられていることを特徴とする請求項４に記載の画像記録装置。
【請求項６】
前記センサ保持部は、前記センサが前記非検知位置にあるときは、前記センサが前記第２搬送ローラが前記第１搬送ローラから離間した場合の前記シートの搬送軌跡から離間するように、前記センサを保持することを特徴とする請求項４または５に記載の画像記録装置。
【請求項７】
前記第１搬送ローラにシートを搬送する第３搬送ローラを備え、
前記第１搬送ローラの第１半径と前記第３搬送ローラの第２半径との和は、前記第１搬送ローラと前記第３搬送ローラの水平方向の中心間の距離より長いことを特徴とする請求項１に記載の画像記録装置。
【請求項８】
前記第１搬送ローラからシートが搬送される第４搬送ローラを備え、
前記第１半径と前記第４搬送ローラの第３半径との和は、前記第１搬送ローラと前記第４搬送ローラの水平方向の中心間の距離より長いことを特徴とする請求項７に記載の画像記録装置。
【請求項９】
前記シートは、複数のシートが連なって形成される連続シートであることを特徴とする請求項１または２に記載の画像記録装置。
【請求項１０】
前記連続シートは、連続するシートの端部同士を接合して形成されるスプライス部を含み、
前記センサは、前記スプライス部を検知するスプライス部検知センサであることを特徴
とする請求項９に記載の画像記録装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、被記録媒体に画像を記録する記録装置に関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
記録装置において、商業印刷等の大量の画像形成にはロール状に巻かれた連続シート（以下、シート）が用いられる。シートを製造する際には、製造上の歩留まり改善の観点から、必要長さに満たない複数のシートの端部同士をスプライステープ等の固定材（以下テープという）で結合し、必要長さを有するロールとすることがある。
【０００３】
特許文献１の装置では、センサを用いて上記のようにシートの端部同士をテープ等で結合したスプライス部の位置を検知し、記録ヘッドをシートから退避させ、スプライス部と記録ヘッドとの接触を回避している。また、スプライス部を含むシート上下流の画像形成不可領域を設定し、不可領域に対して画像形成を停止する制御を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１１－２４０４９１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
一般に、シートを繋ぐスプライステープには様々な種類が存在し、１００μｍ以下の薄膜のものも使用される。そのようなテープを確実に検知するためには、例えばシートを搬送するローラ面上のような安定した領域かつ、シート面に近接した位置にスプライス検知センサを配置する必要がある。
【０００６】
しかしながら、シートの紙通しや清掃等のメンテナンスを行う際の作業空間が狭くなるため、作業性の悪化だけでなく、作業時の接触によるセンサの故障や検出位置ずれを起こす場合がある。これらの課題に対し、作業時にセンサを保護する機構や、作業空間を広げるために個別のセンサをシートから離間させる離間機構を備えると、装置サイズやコストの増加につながる。
【０００７】
本発明はスプライス部検知センサに関する課題を解決する技術を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
上記目的を達成するため、本発明の画像記録装置は、
シートの記録面に画像を記録する記録部と、
前記記録部にシートを搬送する第１搬送ローラと、
第１位置において前記第１搬送ローラと共にシートを挟持する第２搬送ローラと、
前記第１位置と、シートを挟持しない第２位置と、に前記第２搬送ローラを移動させるローラ支持部と、
シートの前記記録面に対する法線方向の変位を検知するセンサと、を備える画像記録装置であって、
前記センサは前記ローラ支持部によって移動することを特徴とする。
【発明の効果】
【０００９】
本発明によれば、スプライス検知センサに関する課題を解決する技術を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
本実施形態に係る記録装置の内部構成を示す概略図
本実施形態に係る記録部のシート搬送部筐体の斜視図
本実施形態に係る記録ヘッド昇降機構の斜視図
本実施形態に係る第１主搬送部の構成を示す概略図
本実施形態に係る第１主搬送部の詳細構成を示す斜視図
本実施形態に係るスプライス部検知センサの構成を示す概略断面図
本実施形態に係るセンサ出力波形の一例を示した説明図
本実施形態に係るスプライス検知部の構成を示す斜視図
本実施形態に係るセンサ保持部の構成を示す概略断面図
本実施形態に係る印字動作のフローチャート図
本実施形態に係るシーケンス動作を実施する構成の概略図
本実施形態に係るスキップ領域を示す概略図
本実施形態に係る記録装置の制御系のブロック図
他の実施例におけるラベルシートの記録装置の構成を示す概略図
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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