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10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024147995
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-17
出願番号2023060833
出願日2023-04-04
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類B41J 2/47 20060101AFI20241009BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】走査線の副走査方向における走査位置の周期的かつ線形的な変化に起因するモアレを低減する。
【解決手段】画像形成装置は、感光体と、画像信号に基づき、前記感光体を1つ以上の走査光により主走査方向に走査することを前記主走査方向とは直交する副走査方向において繰り返すことで、前記感光体に複数の走査線による静電潜像を形成する走査手段と、画像データに対してハーフトーン処理を行って前記画像信号を生成する生成手段と、前記複数の走査線の前記主走査方向における開始位置を示す開始位置情報を格納する格納手段と、を備え、前記複数の走査線の前記副走査方向における走査位置が目標位置に対してN個(Nは2以上の整数)の走査線を周期として線形的に変化する場合、前記開始位置情報は、前記N個の走査線の前記開始位置を、前記副走査方向に沿って前記主走査方向に線形的にシフトさせることを示す。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
感光体と、
画像信号に基づき、前記感光体を1つ以上の走査光により主走査方向に走査することを前記主走査方向とは直交する副走査方向において繰り返すことで、前記感光体に複数の走査線による静電潜像を形成する走査手段と、
画像データに対してハーフトーン処理を行って前記画像信号を生成する生成手段と、
前記複数の走査線の前記主走査方向における開始位置を示す開始位置情報を格納する格納手段と、
を備え、
前記複数の走査線の前記副走査方向における走査位置が目標位置に対してN個(Nは2以上の整数)の走査線を周期として線形的に変化する場合、前記開始位置情報は、前記N個の走査線の前記開始位置を、前記副走査方向に沿って前記主走査方向に線形的にシフトさせることを示す、画像形成装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記走査手段は、N個の走査光を生成する光源を有し、
前記N個の走査線を周期とする変化は、前記感光体での前記N個の走査光の前記副走査方向における間隔と基準間隔との差により生じる、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記走査手段は、前記感光体での前記N個の走査光の前記副走査方向における前記間隔が、前記基準間隔より大きくなる様に配置されている、請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記開始位置情報は、前記N個の走査線を周期とする線形的な変化が、前記目標位置に対して前記副走査方向の正側への変化であるか負側への変化であるかと、前記ハーフトーン処理の種別と、に応じて、前記N個の走査線の前記開始位置を、前記副走査方向に沿って前記主走査方向の正側又は負側に線形的にシフトさせることを示す、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記ハーフトーン処理の種別は、前記N個の走査線を周期とする線形的な変化で生じるモアレの方向に対して直交する第1方向が前記副走査方向に沿って前記主走査方向の正側に変化する第1種別の前記ハーフトーン処理と、前記第1方向が前記副走査方向に沿って前記主走査方向の負側に変化する第2種別の前記ハーフトーン処理と、を含む、請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記ハーフトーン処理の種別は、前記ハーフトーン処理の2つのベクトルの内の前記副走査方向との角度が小さい第1ベクトルの方向が前記副走査方向に沿って前記主走査方向の正側に変化する第1種別の前記ハーフトーン処理と、前記第1ベクトルの方向が前記副走査方向に沿って前記主走査方向の負側に変化する第2種別の前記ハーフトーン処理と、を含む、請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記生成手段が前記第1種別の前記ハーフトーン処理を使用し、かつ、前記N個の走査線の前記走査位置が前記副走査方向の正側に変化する場合、前記開始位置情報は、前記N個の走査線の前記開始位置を、前記副走査方向に沿って前記主走査方向の負側に線形的にシフトさせることを示す、請求項5又は6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記生成手段が前記第1種別の前記ハーフトーン処理を使用し、かつ、前記N個の走査線の前記走査位置が前記副走査方向の負側に変化する場合、前記開始位置情報は、前記N個の走査線の前記開始位置を、前記副走査方向に沿って前記主走査方向の正側に線形的にシフトさせることを示す、請求項5又は6に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記生成手段が前記第2種別の前記ハーフトーン処理を使用し、かつ、前記N個の走査線の前記走査位置が前記副走査方向の正側に変化する場合、前記開始位置情報は、前記N個の走査線の前記開始位置を、前記副走査方向に沿って前記主走査方向の正側に線形的にシフトさせることを示す、請求項5又は6に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記生成手段が前記第2種別の前記ハーフトーン処理を使用し、かつ、前記N個の走査線の前記走査位置が前記副走査方向の負側に変化する場合、前記開始位置情報は、前記N個の走査線の前記開始位置を、前記副走査方向に沿って前記主走査方向の負側に線形的にシフトさせることを示す、請求項5又は6に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、レーザビームプリンタ、デジタル複写機、デジタルFAX等の画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真方式の画像形成装置は、回転駆動される感光体を画像データに基づく走査光により繰り返し走査することで感光体に静電潜像を形成し、当該静電潜像をトナーで現像することで画像を形成する。走査光の感光体における軌跡は走査線と呼ばれ、走査光の移動方向は主走査方向として参照される。また、主走査方向と直交する方向であって、走査線が順に形成されていく方向は副走査方向として参照される。なお、主走査方向は感光体の回転軸と略平行である。また、感光体においては、感光体の回転方向とは逆方向が副走査方向に対応する。
【0003】
感光体において走査光を主走査方向に移動させるために回転多面体が使用される。各走査線の長さや、その主走査方向の位置が副走査方向に沿って周期的に変化すると、ハーフトーン処理の周期との干渉により画像にモアレが生じ得る。また、各走査線の副走査方向における位置が副走査方向に沿って周期的に変化しても、ハーフトーン処理の周期との干渉によるモアレが画像に生じ得る。なお、走査線の周期的な変化は、回転多面体の各反射面の製造誤差等により生じ得る。また、複数の光源が射出する複数の走査光を使用して感光体を走査する構成においては、複数の光源の配置誤差等によっても走査線の周期的な変化が生じ得る。
【0004】
特許文献1は、回転多面体の各反射面で反射した走査光による各走査線の長さを揃えるための構成を開示している。特許文献1によると、走査線の長さの誤差を反射面毎に測定し、画像を形成する際、1画素を分割した画素片を挿抜することで各走査線の長さを揃えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-117699号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
例えば、複数の光源が射出する複数の走査光を使用して感光体を走査する構成においては、走査線の副走査方向における走査位置が周期的かつ線形的に副走査方向に変位し得る。特許文献1の構成では、走査線の主走査方向における長さの周期的な変化に起因するモアレを低減できるが、走査線の走査位置の副走査方向における周期的な変化に起因するモアレを低減することはできない。
【0007】
本発明は、走査線の副走査方向における走査位置の周期的かつ線形的な変化に起因するモアレを低減する技術を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様によると、画像形成装置は、感光体と、画像信号に基づき、前記感光体を1つ以上の走査光により主走査方向に走査することを前記主走査方向とは直交する副走査方向において繰り返すことで、前記感光体に複数の走査線による静電潜像を形成する走査手段と、画像データに対してハーフトーン処理を行って前記画像信号を生成する生成手段と、前記複数の走査線の前記主走査方向における開始位置を示す開始位置情報を格納する格納手段と、を備え、前記複数の走査線の前記副走査方向における走査位置が目標位置に対してN個(Nは2以上の整数)の走査線を周期として線形的に変化する場合、前記開始位置情報は、前記N個の走査線の前記開始位置を、前記副走査方向に沿って前記主走査方向に線形的にシフトさせることを示す。
【発明の効果】
【0009】
本発明によると、走査線の副走査方向における走査位置の周期的かつ線形的な変化に起因するモアレを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
一実施形態による画像形成装置の概略的な構成図。
一実施形態による走査部の構成図。
一実施形態による画像形成装置の制御構成図。
一実施形態による画像コントローラのブロック図。
画素片の説明図。
複数の光源の配置と、複数の光源による走査光の感光体における位置関係の説明図。
複数の光源による走査線の副走査方向における走査位置の線形的かつ周期的な変化例を示す図。
一実施形態によるハーフトーン処理で形成された画像を示す図。
走査線の副走査方向における走査位置の周期的な変化によりモアレが発生することの説明図。
走査線の副走査方向における走査位置の周期的な変化により発生するモアレを低減するための走査線のシフト処理を示す図。
図10のシフト処理を適用した画像を示す図。
図10のシフト処理でモアレが低減されることの説明図。
ハーフトーン処理と、シフト処理におけるシフト方向と、の関係を示す図。
シフト処理と、モアレ強度と、の関係を示す図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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