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公開番号2024147867
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-17
出願番号2023060557
出願日2023-04-04
発明の名称通信装置、通信システム、通信方法およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H04L 7/00 20060101AFI20241009BHJP(電気通信技術)
要約【課題】タイムスタンプの余りを回避すること。
【解決手段】通信装置は、パケットを受信して、受信時刻を表したタイムスタンプを出力する受信手段と、受信された上記パケットを所定のメモリに転送する転送手段と、出力された上記タイムスタンプを記憶する記憶手段と、上記転送手段が上記パケットを破棄した場合、破棄されたパケットに対応する上記タイムスタンプを上記記憶手段から削除する削除手段と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
パケットを受信して、受信時刻を表したタイムスタンプを出力する受信手段と、
受信された前記パケットを所定のメモリに転送する転送手段と、
出力された前記タイムスタンプを記憶する記憶手段と、
前記パケットが破棄された場合、破棄されたパケットに対応する前記タイムスタンプを前記記憶手段から削除する削除手段と、
を備えることを特徴とする通信装置。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
前記メモリに転送された前記パケットと、当該パケットに対応した前記タイムスタンプとを用いて時刻同期処理を実行する同期手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記同期手段は、前記転送手段による転送完了の通知を受けて前記時刻同期処理を実行することを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
【請求項4】
前記削除手段は、前記パケットが破棄された場合、前記同期手段による前記時刻同期処理の実行前に前記タイムスタンプを削除することを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
【請求項5】
前記記憶手段は、前記パケットを識別する識別子と対応付けて前記タイムスタンプを記憶し、
前記削除手段は、破棄された前記パケットの前記識別子と対応付けて記憶された前記タイムスタンプを削除することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項6】
前記転送手段は、前記パケットを破棄した場合、破棄した前記パケットを識別する識別子を出力し、
前記削除手段は、前記転送手段が出力した識別子と一致する識別子に対応付けられて前記記憶手段に記憶された前記タイムスタンプを削除することを特徴とする請求項5に記載の通信装置。
【請求項7】
前記削除手段は、前記記憶手段に記憶された前記タイムスタンプが対応する識別子を監視して前記転送手段が出力した識別子と照合することを特徴とする請求項6に記載の通信装置。
【請求項8】
前記識別子は、前記パケットに含まれた情報であり、
受信された前記パケットから前記識別子を解析する解析手段を更に備えたことを特徴とする請求項5に記載の通信装置。
【請求項9】
前記解析手段は、前記パケットの、ヘッダ領域、ペイロード領域および末尾のいずれかについて前記識別子を解析することを特徴とする請求項8に記載の通信装置。
【請求項10】
前記パケットの種類を判別する判別手段を更に備え、
前記記憶手段は、前記パケットのうち少なくとも、時刻同期処理に用いられる種類のパケットについては、対応するタイムスタンプを記憶することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、通信装置、通信システム、通信方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、例えば異なる位置に設置された複数のカメラで同期撮影することで多視点の撮影画像を取得し、多視点の撮影画像から仮想視点コンテンツを生成する技術が注目されている。また、同期撮影の要となる同期制御をネットワーク通信によって実現する技術が知られている。
【0003】
ネットワーク通信による同期制御の方法の1つとして、例えばIEEE1588-2008におけるPTP(Precision Time Protocol)がある。PTPは、正確な時刻を持つマスタ装置がPTPパケットに時刻情報を載せて送信し、スレーブ装置がPTPパケットを受信して時刻同期を行う技術である。
【0004】
PTPの時刻同期ではタイムスタンプが用いられ、タイムスタンプは、例えばPTPパケットが通信装置で送受信される時にPHY層(Physical Layer)やMAC層(Media Access Control)で取得される。そして取得されたタイムスタンプは、CPU(Central Processing Unit)がアクセス可能な記憶部に記憶されて時刻同期の処理に用いられる。
【0005】
例えば特許文献1には、通信装置がPTPパケットを受信して、そのPTPパケットに対応するタイムスタンプを記憶部に記憶する技術が開示されている。特許文献1の技術では、時刻同期で用いられるPTPパケットを含む受信された全ての受信パケットについて、PHY処理部による処理完了後にタイムスタンプが付与される。そして、MAC処理部による処理完了後に、受信パケットからPTPパケットが判別される。PTPパケットであればタイムスタンプが記憶部に記憶される。また、受信パケットは上位レイヤに転送される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2021-256965号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1における技術では、受信パケットの転送中に受信パケットが破棄された場合、受信パケットに対応するタイムスタンプが記憶部に余る可能性がある。記憶部にタイムスタンプが余ると、受信パケットとタイムスタンプとの対応がずれてしまい、時刻同期の処理が正しく実行できない。
【0008】
本発明が解決しようとする課題は、タイムスタンプの余りを回避することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するため、本発明の1つの態様にかかる通信装置は、パケットを受信して、受信時刻を表したタイムスタンプを出力する受信手段と、受信された上記パケットを所定のメモリに転送する転送手段と、出力された上記タイムスタンプを記憶する記憶手段と、上記転送手段が上記パケットを破棄した場合、破棄されたパケットに対応する上記タイムスタンプを上記記憶手段から削除する削除手段と、を備える。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、タイムスタンプの余りを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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