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公開番号2024146020
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023058682
出願日2023-03-31
発明の名称車両用受電装置
出願人株式会社アイシン
代理人弁理士法人R&C
主分類B60L 5/08 20060101AFI20241004BHJP(車両一般)
要約【課題】給電体の接触面に凹凸がある場合であっても、受電体により給電体から適切に受電できる状態とし易い車両用受電装置を実現する。
【解決手段】車両用受電装置の受電体42が、受電体連結機構50の連結部材151,153により上側Z1から吊り下げられた状態で支持された支持体60と、支持体60に支持された接触体45と、を備え、支持体連結機構50は、支持体60を連結部材151,153に対して幅方向軸心回りに揺動自在とすると共に、接触体45が給電体に接触している接触状態で、支持体60の下面60bが給電体の上面に沿った第1姿勢となり、接触体45が給電体に接触していない浮上状態で、支持体60の下面60bが、前後方向前側X1へ向かうに従って上側Z1へ向かう方向に沿って傾斜した第2姿勢となるように、支持体60を付勢する第1付勢部材72を備えている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載され、道路に沿って延在するように前記道路の路面に設置された給電体を備えた給電設備から、前記車両の走行中に電力の供給を受ける車両用受電装置であって、
前記車両の車体に取り付けられる取付部と、
前記給電体に接触して受電する受電体と、
前記取付部と前記受電体とを連結する受電体連結機構と、
を備え、
前記受電体は、前記受電体連結機構により上側から吊り下げられた状態で支持された支持体と、前記支持体に支持されて前記支持体から下側に突出した状態で前記給電体に接触する接触体と、を備え、
前記受電体連結機構は、前記取付部から下側に延在する連結部材を備え、
前記連結部材は、支持体連結機構を介して前記支持体を上側から吊り下げた状態で支持し、
前記車両の前後方向における前方側を前後方向前側とし、上下方向視で前記車両の前記前後方向に直交する方向を幅方向として、
前記支持体連結機構は、
前記支持体を前記連結部材に対して前記幅方向に沿う幅方向軸心回りに揺動自在とすると共に、
前記接触体が前記給電体に接触している接触状態で、前記支持体の下面が前記給電体の上面に沿った第1姿勢となり、前記接触体が前記給電体に接触していない浮上状態で、前記支持体の下面が、前記前後方向前側へ向かうに従って上側へ向かう方向に沿って傾斜した第2姿勢となるように、前記支持体を付勢する付勢部材を備えている、車両用受電装置。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記車両の前記前後方向における後方側を前後方向後側とし、
前記支持体における前記前後方向後側の部分を支持体後部として、
前記受電体は、前記支持体に対して前記幅方向に沿う回転軸心回りに回転自在に支持されたローラを備え、
前記ローラは、前記第2姿勢において前記支持体後部の下面から下側に突出するように配置されている、請求項1に記載の車両用受電装置。
【請求項3】
前記支持体後部の前記下面は、前記第1姿勢において前記前後方向後側へ向かうに従って上側へ向かうように傾斜した傾斜面となっている、請求項2に記載の車両用受電装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、路面に設置された給電体から電力の供給を受ける車両用受電装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
路面に設置された給電体を備えた給電設備から、電力の供給を受ける車両用受電装置が知られている。以下、背景技術の説明等において括弧内に示す符号は特許文献1のものである。特許文献1には、路面(11)に設置された給電体(30a~30b)に接触して電力の供給を受ける受電体(14a~14c)を備える車両用受電装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2019/0111799号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の車両用受電装置では、給電体(30a~30b)は、路面(11)に沿って長い距離に亘って設置されている。そのような給電体(30a~30b)の全長に亘って受電体(14a~14c)との接触面の平面度を高く確保することは困難であり、当該接触面に凹凸が存在する可能性が高い。このような凹凸を有する給電体(30a~30b)に、車両用受電装置の受電体(14a~14c)が接触する場合には、受電体(14a~14c)が当該凹凸による段差等に引っ掛かり、受電体が損傷したり、受電体が給電体に対して適切に受電できない位置関係となったりする可能性があった。しかし、特許文献1にはこのような問題について特に記載が無い。
【0005】
そこで、給電体の接触面に凹凸がある場合であっても、受電体により給電体から適切に受電できる状態とし易い車両用受電装置の実現が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る車両用受電装置は、車両に搭載され、道路に沿って延在するように前記道路の路面に設置された給電体を備えた給電設備から、前記車両の走行中に電力の供給を受ける車両用受電装置であって、前記車両の車体に取り付けられる取付部と、前記給電体に接触して受電する受電体と、前記取付部と前記受電体とを連結する受電体連結機構と、を備え、前記受電体は、前記受電体連結機構により上側から吊り下げられた状態で支持された支持体と、前記支持体に支持されて前記支持体から下側に突出した状態で前記給電体に接触する接触体と、を備え、前記受電体連結機構は、前記取付部から下側に延在する連結部材を備え、前記連結部材は、支持体連結機構を介して前記支持体を上側から吊り下げた状態で支持し、前記車両の前後方向における前方側を前後方向前側とし、上下方向視で前記車両の前記前後方向に直交する方向を幅方向として、前記支持体連結機構は、前記支持体を前記連結部材に対して前記幅方向に沿う幅方向軸心回りに揺動自在とすると共に、前記接触体が前記給電体に接触している接触状態で、前記支持体の下面が前記給電体の上面に沿った第1姿勢となり、前記接触体が前記給電体に接触していない浮上状態で、前記支持体の下面が、前記前後方向前側へ向かうに従って上側へ向かう方向に沿って傾斜した第2姿勢となるように、前記支持体を付勢する付勢部材を備えている。
【0007】
本構成によれば、受電体が浮上状態から接触状態に変化する際に、車両の前後方向における支持体の前側部分が給電体の凹凸による段差等に引っ掛る可能性を低減できる。また、車両の前後方向における支持体の後側部分が給電体の段差よりも後方に接触した場合でも、支持体等の前側部分が給電体における段差に対して上側から接触して支持体が段差を乗り越えるようにすることができる。従って、給電体の接触面に凹凸がある場合であっても、受電体により給電体から適切に受電できる状態とし易い。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る車両用受電装置の側面図
図1の車両用受電装置の上面図
図1の受電体の前面図
図1の受電体の下面図
図1の受電体の上面図
図5の受電体のVI-VI視断面図
図1の車両用受電装置の拡大側面図
図1の受電体が備える支持体が第1姿勢の状態を示す図
図1の受電体が備える支持体が第2姿勢の状態を示す図
図1の車両用受電装置の拡大上面図
その他の実施形態に係る受電体の前面図
図11の受電体の下面図
その他の実施形態に係る受電体の前面図
図13の受電体の下面図
その他の実施形態に係る受電体の下面図
その他の実施形態に係る受電体の断面図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、車両用受電装置の実施形態について図面を参照して説明する。
【0010】
図1は、車両用受電装置10(以下、受電装置10という)の側面図である。図2は、受電装置10の上面図である。受電装置10は車両11に搭載される。この受電装置10は、給電設備30から車両11の走行中に電力の供給を受ける。ここで、車両11の前後方向を前後方向Xとする。また、前後方向Xの前方側を前後方向前側X1とし、前後方向Xの後方側を前後方向後側X2とする。また、車両11の上下方向を上下方向Zとし、上下方向視で前後方向Xに直交する方向を幅方向Yとする。
(【0011】以降は省略されています)

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