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公開番号2024146477
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023059396
出願日2023-03-31
発明の名称ロータリバルブ
出願人株式会社アイシン
代理人個人,個人
主分類A61H 7/00 20060101AFI20241004BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】ポンプの駆動を停止するタイミングに関わらず空気袋を収縮できるロータリバルブを提供する。
【解決手段】ロータリバルブ30において、センターシリンダ50は、上下方向を軸方向とする筒状をなす対向部53を有する。ロアピストン120は、ロアピストン120が遮断位置に位置するときに対向部53との隙間を塞ぐ第1シール122を有する。第1シール122は、対向部53と上下方向に対向する部分であって、対向部53と上下方向に対向しない部分よりも上下方向の荷重に対して変形しやすい中間部122cを有する。
【選択図】図30
特許請求の範囲【請求項1】
複数の空気袋に対する空気の供給態様を切り換えることにより、前記複数の空気袋を順番に膨張及び収縮させるロータリバルブであって、
ポンプから空気が供給される第1空気室と、前記第1空気室と連通路を介して接続される第2空気室と、外気に接続される排気孔と、を有するロアケースと、
下流端が前記複数の空気袋にそれぞれ接続される複数の接続流路と、前記複数の接続流路の上流端が開口する開口面と、を有し、前記ロアケースの上部に積層されるアッパケースと、
前記アッパケースに収容され、前記第2空気室に接続される内部流路を有するロータリであって、前記第2空気室の圧力の増大及び減少に応じて、前記アッパケースの前記開口面に接した状態で上下方向に延びる軸線回りに回転することにより、前記内部流路に接続する前記接続流路を順番に切り換えるロータリと、
前記第1空気室及び前記第2空気室を区画するように前記ロアケースに収容され、前記第1空気室及び前記第2空気室の圧力差に応じて、前記第2空気室と前記排気孔とを遮断する遮断位置及び前記第2空気室と前記排気孔とを接続する接続位置の間を上下方向に変位するロアピストンと、を備え、
前記ロアケース及び前記ロアピストンの一方は、上下方向を軸方向とする筒状をなす対向部を有し、
前記ロアケース及び前記ロアピストンの他方は、前記ロアピストンが前記遮断位置に位置するときに前記対向部との隙間を塞ぐロアシールを有し、
前記ロアシールは、前記対向部と上下方向に対向する部分であって、前記対向部と上下方向に対向しない部分よりも上下方向の荷重に対して変形しやすいたわみ部を有する
ロータリバルブ。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
前記ロアシールは、上下方向を軸方向とする環状をなしており、径方向における内側部分である内径部と、径方向における外側部分である外径部と、を有し、
前記たわみ部は、前記内径部及び前記外径部を径方向に接続し、上下方向において、前記内径部及び前記外径部よりも薄肉である
請求項1に記載のロータリバルブ。
【請求項3】
前記ロアケースは、前記対向部を有し、
前記ロアピストンは、前記ロアシールと、前記ロアシールを支持するシール支持面と、を有し、
前記ロアピストンにおいて、前記ロアシールの前記たわみ部と前記シール支持面との間には隙間が存在している
請求項2に記載のロータリバルブ。
【請求項4】
前記ロアピストンは、前記ロアシールの前記内径部を前記シール支持面とともに上下方向に挟む挟持部を有する
請求項3に記載のロータリバルブ。
【請求項5】
前記ロアシールは、上下方向において対称な形状をなしている
請求項2~請求項4の何れか一項に記載のロータリバルブ。
【請求項6】
前記対向部は、円筒状をなし、
前記対向部の先端部の径方向における幅は、前記たわみ部の径方向における長さよりも短い
請求項2~請求項4の何れか一項に記載のロータリバルブ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ロータリバルブに関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、着座するユーザの身体をマッサージするマッサージシートが記載されている。マッサージシートは、シートクッション及びシートバックに内蔵される複数の空気袋と、複数の空気袋に対する給気状態及び排気状態を切り換えるロータリバルブと、複数の空気袋に対する空気の供給源となるポンプと、を備える。
【0003】
ロータリバルブは、コア体と、ピストンと、カム体と、バルブ体と、アッパケースと、第1スプリング及び第2スプリングと、を備える。
コア体は、ピストンを昇降可能に支持するとともに、カム体を昇降可能かつ回転可能に支持している。コア体とピストンとの間にはポンプから供給される空気が流入する空気室が存在している。ピストンは、第1スプリングによって、下降方向に付勢されている。ピストンは、空気室の内圧の増大に伴いコア体に対して上昇し、空気室の内圧の減少に伴いコア体に対して下降する。カム体は、ピストンが上昇するときにピストンとともに上昇し、ピストンが下降するときにピストンとともに下降する。カム体は、上下方向における位置が基準位置よりも上方である場合には、上昇及び下降に伴い回転するが、上下方向における位置が基準位置よりも下方である場合には、上昇及び下降に伴い回転しない。バルブ体は、上下方向における位置が変化しないように、第2スプリングによって、アッパケースに押し付けられている。バルブ体は、空気を流出させる給気路及び排気路を有する。バルブ体は、カム体が回転するときにカム体とともに回転する。バルブ体には、コア体を介して、ポンプから空気が供給される。アッパケースは、同心円上に等間隔に並ぶ複数の連通孔を有する。複数の連通孔は、複数のホースを介して、複数の空気袋にそれぞれ接続されている。
【0004】
ポンプからロータリバルブに空気が供給されると、空気室の内圧が増大することによって、ピストンがカム体とともに上昇する。また、バルブ体の給気路及びアッパケースの連通孔を介して、当該連通孔に対応する空気袋に空気が供給される。つまり、複数の空気袋のうちの1つの空気袋が膨張する。その後、空気室の内圧の増大に伴い、ピストンとともに上昇するカム体の位置が基準位置を超えると、カム体がバルブ体とともに回転し始める。すると、バルブ体の給気路及び排気路とアッパケースの連通孔とを介して、当該連通孔に対応する空気袋が外気に接続される。つまり、膨張していた1つの空気袋が収縮する。また、空気室も外気に接続されるため、空気室の内圧も減少する。その結果、ピストンがカム体とともに下降する。カム体が下降するときには、カム体の上下方向における位置が基準位置よりも上方にあるため、カム体はバルブ体とともに回転を継続する。すると、バルブ体の給気路は、アッパケースの次の連通孔を介して、次の空気袋に接続する。このとき、バルブ体の給気路は排気路を介して外気に接続されなくなる。つまり、空気室も外気に接続されなくなる。
【0005】
こうして、ロータリバルブは、ポンプから継続的に給気されることにより、バルブ体を回転させる。そして、ロータリバルブは、バルブ体の回転位置に応じて、1つの空気袋に対する給気状態及び排気状態を切り換えることにより、1つの空気袋を膨張させた後に収縮させる。さらに、ロータリバルブは、1つの空気袋を膨張及び収縮させた後は、次の1つの空気袋を膨張及び収縮させる。こうして、ロータリバルブは、ポンプの駆動が継続されている状況下において、膨張及び収縮させる空気袋を順番に切り換える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2018-15048号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記のようなロータリバルブにおいて、ある空気袋に対する給気中にポンプの駆動を停止すると、当該空気袋が膨張したままとなり得る。この場合、シートに着座するユーザが違和感を覚えるおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
[態様1]上記課題を解決するロータリバルブは、複数の空気袋に対する空気の供給態様を切り換えることにより、前記複数の空気袋を順番に膨張及び収縮させるロータリバルブであって、ポンプから空気が供給される第1空気室と、前記第1空気室と連通路を介して接続される第2空気室と、外気に接続される排気孔と、を有するロアケースと、下流端が前記複数の空気袋にそれぞれ接続される複数の接続流路と、前記複数の接続流路の上流端が開口する開口面と、を有し、前記ロアケースの上部に積層されるアッパケースと、前記アッパケースに収容され、前記空気室に接続される内部流路を有するロータリであって、前記第2空気室の圧力の増大及び減少に応じて、前記アッパケースの前記開口面に接した状態で上下方向に延びる軸線回りに回転することにより、前記内部流路に接続する前記接続流路を順番に切り換えるロータリと、前記第1空気室及び前記第2空気室を区画するように前記ロアケースに収容され、前記第1空気室及び前記第2空気室の圧力差に応じて、前記第2空気室と前記排気孔とを遮断する遮断位置及び前記第2空気室と前記排気孔とを接続する接続位置の間を上下方向に変位するロアピストンと、を備え、前記ロアケース及び前記ロアピストンの一方は、上下方向を軸方向とする筒状をなす対向部を有し、前記ロアケース及び前記ロアピストンの他方は、前記ロアピストンが前記遮断位置に位置するときに前記対向部との隙間を塞ぐロアシールを有し、前記ロアシールは、前記対向部と上下方向に対向する部分であって、前記対向部と上下方向に対向しない部分よりも上下方向の荷重に対して変形しやすいたわみ部を有する。
【0009】
ロータリバルブは、第2空気室の圧力の増大及び減少に伴うロータリの回転により、ロータリの内部流路を接続させるアッパケースの接続流路を順番に切り換える。こうして、ロータリバルブは、空気の供給対象となる空気袋を順番に切り換えることで、複数の空気袋を順番に膨張及び収縮させる。
【0010】
ロータリバルブにおいて、ポンプの駆動が開始される場合、ポンプから第1空気室に空気が供給されるとともに、第1空気室から第2空気室に空気が供給される。第2空気室に供給される空気の流量は、連通路によって、第1空気室に供給される空気の流量未満に制限される。このため、ポンプの駆動が開始されてからの経過時間に応じて、第1空気室の圧力が第2空気室の圧力よりも高くなる。第1空気室及び第2空気室の圧力差の増大に伴って、ロアピストンが遮断位置まで変位すると、ロアピストンが第2空気室と排気孔とを遮断する。
(【0011】以降は省略されています)

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