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公開番号2024143258
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023055835
出願日2023-03-30
発明の名称情報処理プログラム
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人第一テクニカル国際特許事務所
主分類G06F 3/12 20060101AFI20241003BHJP(計算;計数)
要約【課題】外部装置を必要とすることなく、スキャナとプリンタとを接続して仮想複合機を実現する。
【解決手段】プリンタ200及びスキャナ400に対し通信可能な端末装置100のプロセッサ110は、ステップC10でプリンタ200の能力を表す能力・設定値情報をプリンタ200から取得し、取得した能力・設定値情報に基づく変換後のアトリビュートをCUPS160へ向けて出力し、変換後のアトリビュートの出力に応じたCUPS160からの印刷データを取得し、取得した印刷データに基づく第1印刷データをプリンタ200へ向けて送信し、スキャナ400が読み取る画像データの送信先として端末装置100をスキャナ400に登録させ、スキャナ400により送信された読取画像データを取得し、取得した読取画像データに基づく第2印刷データをプリンタ200へ向けて送信する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
印刷装置及び読取装置に対し通信可能な情報処理装置の演算部に対し、
前記印刷装置の能力を表す第1能力情報を前記印刷装置から取得する能力情報取得処理と、
前記能力情報取得処理で取得した前記第1能力情報に基づく第2能力情報をOS標準印刷ソフトウェアへ向けて出力する能力情報出力処理と、
前記能力情報出力処理での前記第2能力情報の出力に応じた前記OS標準印刷ソフトウェアからの印刷データを取得する印刷データ取得処理と、
前記印刷データ取得処理で取得した印刷データに基づく第1印刷データを前記印刷装置へ向けて送信する第1印刷データ送信処理と、
前記読取装置が読み取る画像データの送信先として前記情報処理装置を前記読取装置に登録させる登録処理と、
前記読取装置により送信された読取画像データを取得する画像データ取得処理と、
前記画像データ取得処理で取得した前記読取画像データに基づく第2印刷データを前記印刷装置へ向けて送信する第2印刷データ送信処理と、
を実行させるための、情報処理プログラム。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記情報処理装置の演算部に対し、さらに
前記能力情報取得処理で取得した前記第1能力情報に基づく読取設定値を前記読取装置に送信する読取設定値送信処理、
を実行させる、請求項1記載の情報処理プログラム。
【請求項3】
前記第1能力情報は、
モノクロ又はカラーの対応を表す色対応情報、及び、印刷可能な解像度を表す解像度情報のうち少なくとも一方を含み、
前記読取設定値は、
前記色対応情報に基づく色設定、及び、前記解像度情報に基づく解像度設定のうち少なくとも一方を含む、請求項2記載の情報処理プログラム。
【請求項4】
前記第2印刷データは、
前記画像データ取得処理で取得した前記読取画像データに対応した設定で印刷を行うためのデータである、請求項3記載の情報処理プログラム。
【請求項5】
前記演算部に対し、さらに、
前記画像データ取得処理で取得した前記読取画像データ或いは前記読取画像データに基づく画像データを前記OS標準印刷ソフトウェアへ向けて出力する画像データ出力処理を実行させ、
前記第2印刷データ送信処理では、
前記画像データ出力処理で出力した前記読取画像データに基づく前記OS標準印刷ソフトウェアが生成した印刷データに基づき、前記第2印刷データを前記印刷装置へ送信する、請求項1記載の情報処理プログラム。
【請求項6】
前記演算部は、
前記第1印刷データ送信処理による前記第1印刷データの前記印刷装置へ向けての送信、及び、前記第2印刷データ送信処理による前記第2印刷データの前記印刷装置へ向けての送信、の競合が生じた場合、予め定められた所定の優先度設定に基づき、優先度の高い送信が完了した後に、優先度の低い送信を実行する、請求項1記載の情報処理プログラム。
【請求項7】
前記演算部は、
前記競合が生じた場合に、優先度の高い前記第2印刷データの前記印刷装置へ向けての送信が完了した後に、優先度の低い前記第1印刷データの前記印刷装置へ向けての送信を実行する、請求項6記載の情報処理プログラム。
【請求項8】
前記演算部は、
予め定められた連続動作条件を満たす複数の前記第1印刷データの送信の途中で前記第2印刷データの送信との前記競合が生じた場合には、優先度の高い前記複数の第1印刷データの前記印刷装置へ向けての送信が完了した後に、優先度の低い前記第2印刷データの前記印刷装置へ向けての送信を実行する、請求項6記載の情報処理プログラム。
【請求項9】
前記情報処理装置の演算部に、前記画像データ取得処理から前記第2印刷データ送信処理までをユーザによる前記情報処理装置への操作なしで自動的に実行させる、請求項1乃至請求項8のいずれか1項記載の情報処理プログラム。
【請求項10】
前記演算部に対し、さらに
前記第1印刷データ又は前記第2印刷データに基づく前記印刷装置での印刷実行時、若しくは、前記読取装置における読み取り実行時、におけるエラー検出信号を取得するエラー検出信号取得処理と、
前記エラー検出信号取得処理で取得した前記エラー検出信号に基づき、対応するエラー報知信号を出力するエラー報知信号出力処理と、
を実行させる、請求項1乃至請求項8のいずれか1項記載の情報処理プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷装置に接続された情報処理装置で実行される情報処理プログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば特許文献1に記載のように、スキャナとプリンタとを組み合わせて仮想的な複合機(以下適宜、「仮想複合機」と称する)として機能させる構成が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-344162号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の技術では、スキャナ機能とプリンタ機能とを繋ぎ合わせて仮想複合機として機能させるためのサーバの役割をする外部装置が、ユーザのPC端末とは別に必要となる。
【0005】
本発明の目的は、外部装置を必要とすることなく、スキャナとプリンタとを接続して仮想複合機を実現できる情報処理プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本願発明は、印刷装置及び読取装置に対し通信可能な情報処理装置の演算部に対し、前記印刷装置の能力を表す第1能力情報を前記印刷装置から取得する能力情報取得処理と、前記能力情報取得処理で取得した前記第1能力情報に基づく第2能力情報をOS標準印刷ソフトウェアへ向けて出力する能力情報出力処理と、前記能力情報出力処理での前記第2能力情報の出力に応じた前記OS標準印刷ソフトウェアからの印刷データを取得する印刷データ取得処理と、前記印刷データ取得処理で取得した印刷データに基づく第1印刷データを前記印刷装置へ向けて送信する第1印刷データ送信処理と、前記読取装置が読み取る画像データの送信先として前記情報処理装置を前記読取装置に登録させる登録処理と、前記読取装置により送信された読取画像データを取得する画像データ取得処理と、前記画像データ取得処理で取得した前記読取画像データに基づく第2印刷データを前記印刷装置へ向けて送信する第2印刷データ送信処理と、を実行させる。
【0007】
本願発明においては、情報処理装置に対し印刷装置が接続されている。本願発明の情報処理プログラムが情報処理装置の演算部によって実行されると、能力情報取得処理において印刷装置の能力を表す第1能力情報が取得される。能力情報出力処理において、取得された印刷装置の第1能力情報に基づく第2能力情報がOS標準印刷ソフトウェアへ出力される。OS標準印刷ソフトウェアは、第2能力情報に対応した印刷データを出力し、出力された印刷データは演算部の実行する印刷データ取得処理において取得される。取得された印刷データに基づく第1印刷データが印刷装置へと送信され、印刷装置において第1印刷データに基づく印刷が実行される。
本願発明の情報処理プログラムの上記各処理の実行により、OS標準印刷ソフトウェアに対する仮想印刷装置が形成され、前述のようにしてOSの汎用印刷機能を用いた印刷が実行される。
【0008】
また、本願発明の情報処理装置には読取装置が接続されており、上記情報処理プログラムの実行によって読取装置の機能と上記印刷装置の機能とを連携させ、仮想的な複合機を実現することができる。
印刷装置との連携に際し、演算部が実行する登録処理において、読取装置が読み取る画像データの送信先として、当該情報処理装置を読取装置に登録させる。情報処理装置を登録した読取装置において読み取りが実行され、対応する読取画像データが画像データ取得処理において取得される。取得された読取画像データに基づく第2印刷データが印刷装置へと送信され、印刷装置において第2印刷データに基づく印刷が実行される。
【0009】
本願発明においては、事前に情報処理装置の登録を行った読取装置において読み取りが行われ、情報処理装置で取得された読取画像データを用いて印刷装置において印刷が行われることで、読取対象の複写物を作成することができる。本願発明によれば、情報処理プログラムの実行によって読取装置と印刷装置とを連携させることで、情報処理装置以外の外部装置を特に必要とすることなく、複写機能を備えた仮想複合機を実現することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、外部装置を必要とすることなく、読取装置と印刷装置とを接続して仮想複合機を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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