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公開番号2024138709
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-09
出願番号2023049336
出願日2023-03-27
発明の名称ヒューズユニットのカバーおよびヒューズユニット
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H01H 85/20 20060101AFI20241002BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】バッテリの上面とカバー本体の先端部との間の隙間から水等が侵入することを抑制できるヒューズユニットのカバーおよびヒューズユニットを提供することを目的とする。
【解決手段】カバー1(ヒューズユニットのカバー)は、バッテリ2の上面2a1に露出して設けられたバッテリポスト4と、バッテリポスト4と接続されるヒューズユニット本体3と、を一体に覆うカバー本体10と、カバー本体10の先端部10aに設けられ、止水部分21と、止水部分21をバッテリ2の上面2a1側に押し付けた状態で当該上面2a1と先端部10aとの間の隙間5を覆うばね部分22と、を有した遮蔽部20と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
バッテリの上面に露出して設けられたバッテリポストと、前記バッテリポストと接続されるヒューズユニット本体と、を一体に覆うカバー本体と、
前記カバー本体の先端部に設けられ、止水部分と、前記止水部分を前記バッテリの前記上面側に押し付けた状態で当該上面と前記先端部との間の隙間を覆うばね部分と、を有した遮蔽部と、
を備えた、ヒューズユニットのカバー。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記バッテリポストおよび前記ヒューズユニット本体は、前記バッテリの前記上面に形成された矩形凹部の底部に設けられ、
前記遮蔽部は、前記カバー本体が前記ヒューズユニット本体および前記バッテリポストに組み付けられた状態で前記バッテリの前記上面における前記矩形凹部の周縁部を覆うL字状に形成される、
請求項1に記載のヒューズユニットのカバー。
【請求項3】
前記ばね部分は、前記バッテリの上下方向と交差する方向に沿って延びる回転中心回りに回転可能なヒンジばねによって構成され、当該ヒンジばねの弾性復元力によって前記止水部分を前記バッテリの前記上面側に押し付ける、
請求項1または2に記載のヒューズユニットのカバー。
【請求項4】
前記ばね部分は、前記バッテリの上下方向に沿って圧縮可能な圧縮部材によって構成され、当該圧縮部材の弾性復元力によって前記止水部分を前記バッテリの前記上面側に押し付ける、
請求項1または2に記載のヒューズユニットのカバー。
【請求項5】
バッテリの上面に露出して設けられたバッテリポストと接続されるヒューズユニット本体と、
前記ヒューズユニット本体を覆うヒューズユニットのカバーと、を備え、
前記ヒューズユニットのカバーは、
前記バッテリポストと、前記ヒューズユニット本体と、を一体に覆うカバー本体と、
前記カバー本体の先端部に設けられ、止水部分と、前記止水部分を前記バッテリの前記上面側に押し付けた状態で当該上面と前記先端部との間の隙間を覆うばね部分と、を有した遮蔽部と、
を備えた、ヒューズユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ヒューズユニットのカバーおよびヒューズユニットに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来のヒューズユニットのカバーに関する技術として、例えば、特許文献1には、バッテリの上面に露出して設けられたバッテリポストと、バッテリポストと接続されるヒューズユニット本体と、を一体に覆うカバー本体を備えたヒューズユニットのカバーが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-180146号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述した特許文献1に記載のヒューズユニットのカバーでは、例えば、バッテリの上面においてバッテリポストの突出量にバラツキが生じる場合があり、この場合、バッテリの上面とカバー本体の先端部との間に隙間が生じて当該隙間からバッテリポスト側に水等が侵入してしまう虞があった。
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、バッテリの上面とカバー本体の先端部との間の隙間から水等が侵入することを抑制できるヒューズユニットのカバーおよびヒューズユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係るヒューズユニットのカバーは、バッテリの上面に露出して設けられたバッテリポストと、前記バッテリポストと接続されるヒューズユニット本体と、を一体に覆うカバー本体と、前記カバー本体の先端部に設けられ、止水部分と、前記止水部分を前記バッテリの前記上面側に押し付けた状態で当該上面と前記先端部との間の隙間を覆うばね部分と、を有した遮蔽部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係るヒューズユニットのカバーおよびヒューズユニットは、カバー本体の先端部には、止水部分と、止水部分をバッテリの上面側に押し付けた状態で当該上面と先端部との間の隙間を覆うばね部分と、を有した遮蔽部が設けられる。この構成により、ヒューズユニットのカバーおよびヒューズユニットは、例えば、遮蔽部のばね部分によってバッテリの上面におけるバッテリポストの突出量のバラツキや、当該突出量のバラツキに伴うバッテリの上面とカバー本体の先端部との間の隙間の高さのバラツキを吸収することができる。この結果、ヒューズユニットのカバーおよびヒューズユニットは、バッテリの上面とカバー本体の先端部との間に隙間が生じて当該隙間から水等が侵入することを抑制できる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係るヒューズユニットのカバーが適用されるヒューズユニットの例示的な斜視図である。
図2は、実施形態に係るヒューズユニットのカバーが適用されるヒューズユニットの例示的な分解斜視図である。
図3は、実施形態に係るヒューズユニットのカバーの例示的な斜視図である。
図4は、実施形態に係るヒューズユニットの例示的な断面図であって、バッテリの上面とカバー本体の先端部との間の最大隙間状態を示した図である。
図5は、実施形態に係るヒューズユニットの例示的な断面図であって、バッテリの上面とカバー本体の先端部との間の最小隙間状態を示した図である。
図6は、変形例に係るヒューズユニットのカバーの例示的な斜視図である。
図7は、変形例に係るヒューズユニットの例示的な断面図であって、バッテリの上面とカバー本体の先端部との間の最大隙間状態を示した図である。
図8は、変形例に係るヒューズユニットの例示的な断面図であって、バッテリの上面とカバー本体の先端部との間の最小隙間状態を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る実施形態および変形例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、下記実施形態および変形例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態および変形例における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0010】
また、以下に開示される実施形態および変形例には、同様の構成要素が含まれる。よって、以下では、それら同様の構成要素には共通の符号が付与されるとともに、重複する説明が省略される。なお、本明細書では、序数は、部品や、部材、部位、位置、方向等を区別するためだけに用いられており、順番や優先度を示すものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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