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公開番号
2024134671
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-04
出願番号
2023044986
出願日
2023-03-22
発明の名称
止水部付電線の製造方法
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01B
13/32 20060101AFI20240927BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】ホットメルト付きの熱収縮チューブなどを使用した防水処理と絶縁処理とを簡素化することが可能な止水部付電線を提供する。
【解決手段】止水部付電線の製造方法は、複数の素線15を含む導体10と、導体10の周囲を被覆する絶縁被覆20とを備える電線1の絶縁被覆20に切り目21を入れる工程と、切り目21から導体10を絶縁被覆20の外側へ露出させ、外側へ露出した導体10の素線15間に液状の止水材30を含浸させる工程と、止水材30が含浸した導体10を絶縁被覆20の内側に戻す工程と、導体10に含浸した止水材30を硬化する工程とを含む。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の素線を含む導体と、前記導体の周囲を被覆する絶縁被覆とを備える電線の前記絶縁被覆に切り目を入れる工程と、
前記切り目から前記導体を前記絶縁被覆の外側へ露出させ、外側へ露出した導体の素線間に液状の止水材を含浸させる工程と、
前記止水材が含浸した導体を前記絶縁被覆の内側に戻す工程と、
前記導体に含浸した止水材を硬化する工程と、
を含む、止水部付電線の製造方法。
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
前記止水材を含浸させる工程では、前記電線を湾曲させることにより、前記切り目から前記導体を前記絶縁被覆の外側へ露出させる、請求項1に記載の止水部付電線の製造方法。
【請求項3】
前記止水材を含浸させる工程では、前記切り目から前記絶縁被覆の外側に露出した導体を前記液状の止水材に浸漬する、請求項1又は2に記載の止水部付電線の製造方法。
【請求項4】
前記止水材を硬化させた後に、前記絶縁被覆の切り目を被覆材で被覆する工程を含む、請求項1又は2に記載の止水部付電線の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、止水部付電線の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車のワイヤーハーネス等に用いられる電線は、導体と導体を被覆する絶縁被覆を備えている。このような電線では電線の端部から、導体の素線間の隙間及び導体と絶縁被覆との間の隙間を通じて水が浸入するおそれがある。電線内に浸入した水は、導体の腐食の原因となるおそれがある。そこで、電線内に水が浸入しないように、電線内の隙間を止水用樹脂で埋め、止水部を形成する方法が知られている。
【0003】
特許文献1に記載の止水部付電線の製造方法では、電線の絶縁被覆を切断すると共に切断面間に間隔を空け、導体が露出したところに液状の止水用樹脂を供給し、液状の止水用樹脂で導体の外周面を覆う。その後、絶縁被覆の切断面の間隔を狭めることにより導体の外周面に付着していた止水用樹脂を絶縁被覆の切断面ではさみつけ、その状態で止水用樹脂を固化させると共に絶縁被覆の切断面に接着させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-11771号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の止水部付き電線の製造方法において、導体の素線間に止水用樹脂を十分に浸透させるためには、素線間の間隔が大きくなるように素線間を広げる必要がある。このためには、止水用樹脂を供給する部分の絶縁被覆を大きく剥がさなければならない。絶縁被覆を大きく剥ぐことによって大きく露呈した導体は、防水処理と絶縁処理とが必要になる。このような処理には、通常、ホットメルト付きの熱収縮チューブなどが使用される。しかしながら、大きく露呈した導体を熱収縮チューブで覆う場合、多量のホットメルトが設けられた広い面積の熱収縮チューブが必要になる。
【0006】
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、ホットメルト付きの熱収縮チューブなどを使用した防水処理と絶縁処理とを簡素化することが可能な止水部付電線の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の態様に係る止水部付電線の製造方法は、複数の素線を含む導体と、導体の周囲を被覆する絶縁被覆とを備える電線の絶縁被覆に切り目を入れる工程と、切り目から導体を絶縁被覆の外側へ露出させ、外側へ露出した導体の素線間に液状の止水材を含浸させる工程と、止水材が含浸した導体を絶縁被覆の内側に戻す工程と、導体に含浸した止水材を硬化する工程とを含む。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ホットメルト付きの熱収縮チューブなどを使用した防水処理と絶縁処理とを簡素化することが可能な止水部付電線の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態に係る電線を径方向に切断した断面図である。
電線の絶縁被覆に切り目を入れる例を示す底面図である。
図2のIII-III線に沿って切断した断面図である。
図2のIV-IV線に沿って切断した断面図である。
導体を止水材に浸漬させる例を示す正面図である。
絶縁被覆内に導体を戻した後の様子を示す底面図である。
図6のVII-VII線に沿って切断した断面図である。
絶縁被覆の切り目をチューブで覆う例を示す底面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を用いて本実施形態に係る止水部付電線の製造方法について詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。
(【0011】以降は省略されています)
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