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公開番号2024133841
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-03
出願番号2023043825
出願日2023-03-20
発明の名称部品組付構造
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類G01D 11/26 20060101AFI20240926BHJP(測定;試験)
要約【課題】位置決め精度の向上を図る部品組付構造を提供することを目的とする。
【解決手段】部品組付構造は、基部21に位置決めピン22が設けられる被組付部品11と、位置決めピン22に嵌合する第1孔部41を有する第1部品12と、位置決めピン22に嵌合する第2孔部42を有する第2部品13とを備える。位置決めピン22は、基部21側に位置する第1軸部31と、先端側に位置して第1軸部31より小径の第2軸部32とを有し、第1部品12は、第1孔部41が第1軸部31に嵌合することで被組付部品11に位置決めされ、第2部品13は、第2孔部42が第2軸部32に嵌合することで被組付部品11に位置決めされる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基部に位置決めピンが設けられる被組付部品と、
前記位置決めピンに嵌合する第1孔部を有する第1部品と、
前記位置決めピンに嵌合する第2孔部を有する第2部品と、
を備え、
前記位置決めピンは、前記基部側に位置する第1軸部と、先端側に位置して前記第1軸部より小径の第2軸部とを有し、
前記第1部品は、前記第1孔部が前記第1軸部に嵌合することで前記被組付部品に位置決めされ、
前記第2部品は、前記第2孔部が前記第2軸部に嵌合することで前記被組付部品に位置決めされる、
部品組付構造。
続きを表示(約 150 文字)【請求項2】
前記第1軸部および前記第2軸部は、それぞれ軸方向に沿って外径が同じである、
請求項1に記載の部品組付構造。
【請求項3】
前記第1軸部と前記第2軸部との間に円錐台形状をなす傾斜部が設けられる、
請求項1または請求項2に記載の部品組付構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、部品組付構造に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、車両用表示装置は、筐体と、ディスプレイと、文字板と、導光板と、見返しとを備える。車両用表示装置は、筐体にディスプレイと文字板が組み付けられ、筐体に設けられたピンに導光板の孔と見返しの孔とが嵌合することで組み付けられる。このような部品組付構造としては、例えば、下記特許文献に記載されたものがある。特許文献1は、メータケースの支柱に突起を設け、導光板の孔と文字板の孔を突起に貫通させることで、支柱に対して導光板と文字板を位置決めするものである。特許文献2は、カウンターに突起を設け、L金具3の孔3aを突起に挿通させた状態で、突起にバネ板ナットを圧入することで、L金具を突起に固定するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-271102号公報
特開2004-148011号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1は、支柱の突起に導光板の孔と文字板の孔を順に嵌合して組み付ける。この場合、支柱の突起は、外径が軸方向に同じ寸法であるため、支柱の突起に導光板の孔を嵌合させるとき、突起の外周面が削られて損傷するおそれがある。すると、支柱の突起に文字板の孔を嵌合させるとき、適切に嵌合することができなかったり、ガタついて高精度な位置決めが困難となったりする。また、特許文献2は、カウンターの突起に挿通したL金具をバネ板ナットにより固定する。この場合、カウンターの突起は、円錐台形状をなすため、L金具の高精度な位置決めが困難となる。
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、部品の位置決め精度の向上を図る部品組付構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係る部品組付構造は、基部に位置決めピンが設けられる被組付部品と、前記位置決めピンに嵌合する第1孔部を有する第1部品と、前記位置決めピンに嵌合する第2孔部を有する第2部品と、を備え、前記位置決めピンは、前記基部側に位置する第1軸部と、先端側に位置して前記第1軸部より小径の第2軸部とを有し、前記第1部品は、前記第1孔部が前記第1軸部に嵌合することで前記被組付部品に位置決めされ、前記第2部品は、前記第2孔部が前記第2軸部に嵌合することで前記被組付部品に位置決めされる。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る部品組付構造は、被組付部品の位置決めピンに大径の第1軸部と小径の第2軸部を設けることで、第1部品の第1孔部を第1軸部に嵌合させるとき、第1部品の第1孔部が第2軸部の外面を傷つけることが抑制され、第2部品の第2孔部を第2軸部に適正に嵌合させて第2部品を被組付部品に位置決めすることができ、その結果、部品の位置決め精度の向上を図ることができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施形態に係る部品組付構造を表す断面図である。
図2は、係る部品組付構造を表す図1のII-II断面図である。
図3は、被組付部品を表す斜視図である。
図4は、被組付部品に第1部品が組み付けられた状態を表す斜視図である。
図5は、被組付部品に対する第1部品の組付方法を表す断面図である。
図6は、被組付部品に対する第2部品の組付方法を表す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0010】
以下の説明では、互いに交差する第1方向、第2方向、第3方向のうち、第1方向を第1面内方向Xと称し、第2方向を第2面内方向Yと称し、第3方向を軸心方向Zと称する。第1面内方向Xと第2面内方向Yと軸心方向Zとは、相互に略直交する。そして、軸心方向Zは、被組付部品と第1部品と第2部品の組付方向である。
(【0011】以降は省略されています)

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