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公開番号
2024137754
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-07
出願番号
2024027751
出願日
2024-02-27
発明の名称
生産計画装置、生産計画方法、及び、プログラム
出願人
TDK株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G05B
19/418 20060101AFI20240927BHJP(制御;調整)
要約
【課題】
複数の生産ラインにおいて複数種類の物品を作成する場合にも生産スループットを低減できる生産計画が、容易に実行され得る。
【解決手段】生産計画装置1は、取得部11と分配計画部13とを備えている。取得部11は、物品リスト情報を取得する。物品リスト情報は、複数種類の物品の情報を含んでいる。分配計画部13は、分配計画データを作成する。分配計画データは、物品リスト情報に含まれる複数種類の物品を複数の生産ラインに分配するデータである。分配計画部13は、各生産ラインにおける生産処理速度のロスに関するロス情報に関連付けられたエントロピーに基づいて、分配計画データを作成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数種類の物品の情報を含む物品リスト情報を取得する取得部と、
前記物品リスト情報に含まれる前記複数種類の物品を複数の生産ラインに分配する分配計画データを、作成する分配計画部と、を備え、
前記分配計画部は、各前記生産ラインにおける生産処理速度のロスに関するロス情報に関連付けられているエントロピーに基づいて、前記分配計画データを作成する、生産計画装置。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
前記ロス情報は、各前記生産ラインに分配される前記物品の種類ごとの数を含んでおり、
前記エントロピーは、各前記生産ラインに分配される前記物品の種類ごとの数に関連付けられている、請求項1に記載の生産計画装置。
【請求項3】
前記分配計画部は、各前記生産ラインに分配される前記複数種類の物品の総数が関連付けられたエンタルピーと前記エントロピーとに基づいて、前記分配計画データを作成する、請求項1に記載の生産計画装置。
【請求項4】
前記分配計画部は、各前記生産ラインに分配された前記複数種類の物品の予測処理時間を演算する時間演算部と、前記時間演算部によって演算された前記予測処理時間に基づいて、前記複数の生産ラインの各々へ前記物品リスト情報に含まれる前記複数種類の物品を分配する分配パターンを演算する分配演算部と、を含んでおり、
前記時間演算部は、前記エントロピーと前記エンタルピーとに基づいて、前記予測処理時間を演算する、請求項3に記載の生産計画装置。
【請求項5】
前記分配演算部は、各前記生産ラインの前記予測処理時間の合計及び分散を演算し、演算結果に基づいて前記各生産ラインへ前記物品リスト情報に含まれる前記複数種類の物品を分配する分配パターンを演算する、請求項4に記載の生産計画装置。
【請求項6】
前記複数の生産ラインの各々において、各前記生産ラインにおける前記予測処理時間が“Time
pred
”であり、各前記生産ラインに分配された前記複数種類の物品の予測処理速度が“v
pred
”であり、各前記生産ラインにおける最大処理速度が“v
max
”であり、各前記生産ラインにおける前記エンタルピーが“H”であり、各前記生産ラインにおける前記エントロピー及び前記エンタルピーから演算されるギブスエネルギーが“G”である場合、前記時間演算部は、
Time
pred
=H/v
pred
v
pred
=v
max
(G/H)
が満足されるように、前記予測処理時間を演算する、請求項4又は5に記載の生産計画装置。
【請求項7】
前記複数の生産ラインの各々において、各前記生産ラインにおける前記予測処理時間が“Time
pred
”であり、各前記生産ラインにおける理想処理時間が“Time
ideal
”であり、各前記生産ラインにおける損失時間が“Time
loss
”であり、各前記生産ラインに分配された前記複数種類の物品のうちi番目の種類の物品の総数が“N
i
”であり、各前記生産ラインに分配された前記複数種類の物品のうちi番目の種類の物品の予想処理速度が“v
i
”であり、各前記生産ラインに分配された前記複数種類の物品の各々を特定する複数種類のパラメータのうちj番目のパラメータの係数が“X
j
”であり、前記複数種類のパラメータのうちj番目のパラメータに対する前記エントロピーが“S
j
”である場合、
前記時間演算部は、
Time
pred
=Time
ideal
+Time
loss
Time
ideal
=Σ(N
i
/v
i
)
Time
loss
=ΣX
j
S
j
が満足されるように、前記予測処理時間を演算する、請求項4又は5に記載の生産計画装置。
【請求項8】
前記物品リスト情報は、前記複数種類の物品の各々を特定する複数種類のパラメータについて、各前記パラメータの値を示すパラメータ情報を含んでおり、
前記ロス情報は、各前記パラメータの値の種類ごとの数を含んでおり、
前記分配計画部は、前記複数種類のパラメータに含まれる複数の前記パラメータの各々の値の種類ごとの数に関連付けられたエントロピーに基づいて、前記分配計画データを作成する、請求項1に記載の生産計画装置。
【請求項9】
前記複数種類のパラメータの間における相関情報に基づいて、前記複数種類のパラメータから複数の前記パラメータを抽出するパラメータ抽出部をさらに備え、
前記分配計画部は、前記パラメータ抽出部において抽出された前記パラメータごとに前記パラメータの値の種類ごとの数に関連付けられたエントロピーに基づいて、前記分配計画データを作成する、請求項8に記載の生産計画装置。
【請求項10】
前記パラメータ抽出部は、前記複数種類のパラメータのうちの第1の組合せの相関係数よりも低い相関係数を有している第2の組合せに含まれる前記パラメータを抽出する、請求項9に記載の生産計画装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、生産計画装置、生産計画方法、及び、プログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
物品の生産計画データを作成する生産計画装置が知られている。たとえば、特許文献1に開示されている生産計画装置は、複数種類の物品の生産の手順を示す生産計画データを作成する。この生産計画装置は、複数種類の物品の情報を取得し、取得された情報に基づいて生産計画データを作成する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-18434号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1において、生産計画データは、遺伝的アルゴリズムを用いて作成されている。遺伝的アルゴリズムが用いられる場合、たとえば、生産計画データの親データから子供データが作成され、作成された子供データから親データとするという処理が繰り返される。たとえば、複数種類の物品の生産順序に対して遺伝的アルゴリズムを適用することによって、生産スループットを低減する生産計画データが作成され得る。
【0005】
複数の生産ラインで複数種類の物品を生産する場合、各生産ラインへの物品の分配のパターンも生産スループットに関係する。このため、物品の生産順序に加えて、各生産ラインへの物品の分配のパターンも考慮して、遺伝的アルゴリズムを適用することが考えられる。しかし、この場合、1つの生産ラインで生産計画データを作成する場合に比べて、演算量が格段に増加する。この結果、生産計画データの作成に非現実的な時間を要し、実用性を損なうおそれがある。
【0006】
本発明の一つの態様は、複数の生産ラインにおいて複数種類の物品を作成する場合にも生産スループットを低減できる、生産計画が容易に実行され得る生産計画装置を提供することを目的とする。本発明の別の態様は、複数の生産ラインにおいて複数種類の物品を作成する場合にも生産スループットを低減できる、生産計画が容易に実行され得る生産計画方法を提供することを目的とする。本発明のさらに別の態様は、複数の生産ラインにおいて複数種類の物品を作成する場合にも生産スループットを低減できる、生産計画が容易に実行され得るプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一つの態様における生産計画装置は、取得部と分配計画部とを備えている。取得部は、物品リスト情報を取得する。物品リスト情報は、複数種類の物品の情報を含んでいる。分配計画部は、分配計画データを作成する。分配計画データは、物品リスト情報に含まれる複数種類の物品を複数の生産ラインに分配するデータである。分配計画部は、各生産ラインにおける生産処理速度のロスに関するロス情報に関連付けられたエントロピーに基づいて、分配計画データを作成する。
【0008】
この生産計画装置において、分配計画部は、エントロピーに基づいて、分配計画データを作成する。エントロピーは、各生産ラインにおける生産処理速度のロスに関するロス情報に関連付けられている。このように、エントロピーと生産処理速度のロスに関するロス情報とが関係付けられており、エントロピーに基づいて分配計画データを作成する。このため、演算量が抑制されながら、生産スループットが低減される分配計画データが作成される。したがって、複数の生産ラインにおいて複数種類の物品を作成する場合にも、生産スループットを低減できる生産計画が容易に実行され得る。
【0009】
上記一つの態様では、ロス情報は、各生産ラインに分配される物品の種類ごとの数を含んでいてもよい。エントロピーは、各生産ラインに分配される物品の種類ごとの数に関連付けられていてもよい。この場合、容易かつ確実に生産スループットが低減される分配計画データが作成される。
【0010】
上記一つの態様では、分配計画部は、各生産ラインに分配される複数種類の物品の総数が関連付けられたエンタルピーとエントロピーとに基づいて、分配計画データを作成してもよい。この場合、より容易かつ確実に、生産スループットを低減できる分配計画データが作成される。
(【0011】以降は省略されています)
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