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公開番号2024136857
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023048145
出願日2023-03-24
発明の名称仮接合方法及び接合体の製造方法
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類B23K 20/12 20060101AFI20240927BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】仮接合部に回転ツールの抜き穴が残ることを抑制可能な仮接合方法を提供する。
【解決手段】仮接合方法は、第1部材と第2部材とを仮接合部において回転ツールを用いた摩擦攪拌接合により接合する工程を備えている。回転ツールは、仮接合部に挿入された状態で、仮接合部の一方端から仮接合部の他方端まで移動された後に、他方端から一方端に向かって仮接合終了位置まで移動される。他方端から一方端に向かって仮接合終了位置まで回転ツールが移動している際、回転ツールの挿入深さは、仮接合終了位置に近づくにしたがって小さくなる。回転ツールは、仮接合終了位置において引き抜かれる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
第1部材と第2部材とを仮接合部において回転ツールを用いた摩擦攪拌接合により接合する工程を備え、
前記回転ツールは、前記仮接合部に挿入された状態で、前記仮接合部の一方端から前記仮接合部の他方端まで移動された後に、前記他方端から前記一方端に向かって仮接合終了位置まで移動され、
前記他方端から前記一方端に向かって前記仮接合終了位置まで前記回転ツールが移動している際、前記回転ツールの挿入深さは、前記仮接合終了位置に近づくにしたがって小さくなり、
前記回転ツールは、前記仮接合終了位置において引き抜かれる、仮接合方法。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記他方端から前記仮接合終了位置までの前記回転ツールの移動距離は、前記一方端から前記他方端までの前記回転ツールの移動距離よりも小さく、かつ前記回転ツールのツール径よりも大きい、請求項1に記載の仮接合方法。
【請求項3】
第1部材と第2部材とを仮接合部において回転ツールを用いた摩擦攪拌接合により仮接合する工程と、
前記第1部材と前記第2部材とを前記仮接合部を通る本接合部において前記回転ツールを用いた摩擦攪拌接合により本接合する工程とを備え、
前記回転ツールは、前記仮接合部に挿入された状態で、前記仮接合部の一方端から前記仮接合部の他方端まで移動された後に、前記他方端から前記一方端に向かって仮接合終了位置まで移動され、
前記他方端から前記一方端に向かって前記仮接合終了位置まで前記回転ツールが移動している際、前記回転ツールの挿入深さは、前記仮接合終了位置に近づくにしたがって小さくなり、
前記回転ツールは、前記仮接合終了位置において引き抜かれる、接合体の製造方法。
【請求項4】
前記他方端から前記仮接合終了位置までの前記回転ツールの移動距離は、前記一方端から前記他方端までの前記回転ツールの移動距離よりも小さく、かつ前記回転ツールのツール径よりも大きい、請求項3に記載の接合体の製造方法。
【請求項5】
前記第1部材は、開口部を有する箱状容器であり、
前記第2部材は、前記開口部を閉塞するように前記箱状容器上に配置されている封止体であり、
前記仮接合部は、前記箱状容器と前記封止体とが重なっている部分にある、請求項3に記載の接合体の製造方法。
【請求項6】
前記本接合部は、前記開口部の開口縁に沿った環状であり、
前記回転ツールは、前記本接合部に挿入された状態で、接合開始位置から前記本接合部を周回して前記接合開始位置まで移動された後に、接合終了位置まで移動され、
前記接合開始位置から前記接合終了位置まで移動している際、前記回転ツールの挿入深さは、前記接合終了位置に近づくにしたがって小さくなり、
前記回転ツールは、前記接合終了位置において引き抜かれる、請求項5に記載の接合体の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、仮接合方法及び接合体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特開2018-65164号公報(特許文献1)には、仮接合方法が記載されている。特許文献1に記載の仮接合方法では、中空容器本体と封止体とが、仮接合部において、回転ツールを用いた摩擦攪拌接合によりスポット仮付けされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-65164号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の仮接合方法が行われた後、中空容器本体と封止体とが、仮接合部を通るように配置されている本接合部において、回転ツールを用いた摩擦攪拌接合により本接合が行われる。特許文献1に記載の仮接合方法によると、仮接合部に回転ツールの抜き穴が残るため、本接合部に当該抜き穴に起因した凹み欠陥が発生しやすく、中空容器の気密性・水密性を損なう原因となり得る。
【0005】
本開示は、上記のような従来技術の問題点に鑑みてなされたものである。より具体的には、本開示は、仮接合部に回転ツールの抜き穴が残ることを抑制可能な仮接合方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の仮接合方法は、第1部材と第2部材とを仮接合部において回転ツールを用いた摩擦攪拌接合により接合する工程を備えている。回転ツールは、仮接合部に挿入された状態で、仮接合部の一方端から仮接合部の他方端まで移動された後に、他方端から一方端に向かって仮接合終了位置まで移動される。他方端から一方端に向かって仮接合終了位置まで回転ツールが移動している際、回転ツールの挿入深さは、仮接合終了位置に近づくにしたがって小さくなる。回転ツールは、仮接合終了位置において引き抜かれる。
【発明の効果】
【0007】
本開示の仮接合方法によると、仮接合部に回転ツールの抜き穴が残ることを抑制可能である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
接合体100の斜視図である。
接合体100の分解斜視図である。
接合体100の製造工程図である。
仮接合工程S1を説明する平面図である。
図4中のVにおける拡大図である。
図5中のVI-VIにおける断面図である。
仮接合工程S1の終了後における仮接合部40近傍の拡大平面図である。
本接合工程S2を説明する平面図である。
仮接合工程S1の変形例1を説明する拡大平面図である。
仮接合工程S1の変形例2を説明する拡大平面図である。
仮接合工程S1の変形例3を説明する拡大平面図である。
仮接合工程S1の変形例4を説明する拡大平面図である。
本接合工程S2の変形例を説明する平面図である。
接合体100Aの斜視図である。
接合体100Aの分解斜視図である。
接合体100Aの製造方法における仮接合工程S1を説明する拡大平面図である。
図16中のXVII-XVIIにおける断面図である。
接合体200の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の実施形態の詳細を、図面を参照しながら説明する。以下の図面では、同一又は相当する部分に同一の参照符号を付し、重複する説明は繰り返さないものとする。
【0010】
実施の形態1.
実施の形態1に係る接合体を説明する。実施の形態1に係る接合体を、接合体100とする。
(【0011】以降は省略されています)

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