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公開番号2024132151
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023042832
出願日2023-03-17
発明の名称空気調和機
出願人三菱電機株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F24F 11/65 20180101AFI20240920BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】温度快適性と空気清浄性を両立しつつ、省エネ化を図ることができるような空気調和機を得ることを目的とする。
【解決手段】複数台の室内機10と室外機11が冷媒配管を介して接続されている空気調和機であって、同一室内に設置された複数台の室内機10には、空気中の汚染物質を低減する空気清浄手段と、室内温度を測定する温度センサ16と、汚染物質濃度を検知する汚染物質検知センサ17と、人数を検知する人感センサ18と、を備え、室外機11には、各温度センサ16が測定した室内温度と設定温度との比較を行い、各汚染物質検知センサ17が検知した汚染物質濃度と閾値との比較を行い、また、各人感センサ18が検知した人数の比較を行う演算装置19と、演算装置19のそれぞれの比較結果によって、複数台の室内機10の空調運転および空気清浄手段の運転を制御する制御装置20と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
室外機と、前記室外機に対して冷媒配管を介して室内機が接続された空気調和機であって、
前記室内機は同一室内に複数台設けられており、
複数台の前記室内機のそれぞれには、
前記室内の空気中に浮遊する汚染物質を低減する空気清浄手段と、
前記室内の室内温度を測定する温度センサと、
前記室内の汚染物質濃度を検知する汚染物質検知センサと、
前記室内に存在する人の人数を検知する人感センサと、を備え、
前記室外機には、
それぞれの前記温度センサが測定した前記室内温度と設定された設定温度との比較を行い、それぞれの前記汚染物質検知センサが検知した前記汚染物質濃度と閾値との比較を行い、また、それぞれの前記人感センサが検知した前記人数の比較を行う演算装置と、
前記演算装置のそれぞれの比較結果によって、複数台の前記室内機のそれぞれの空調運転およびそれぞれの前記空気清浄手段の運転を制御する制御装置と、
を備える空気調和機。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
室外機と、前記室外機に対して冷媒配管を介して室内機が接続された空気調和機であって、
前記室内機は同一室内に複数台設けられており、
複数台の前記室内機のそれぞれには、
前記室内の空気中に浮遊する汚染物質を低減する空気清浄手段を備え、
前記室内には、
前記室内の室内温度を測定する温度センサと、
前記室内の汚染物質濃度を検知する汚染物質検知センサと、
前記室内に存在する人の人数を検知する人感センサと、を備え、
前記室外機には、
それぞれの前記温度センサが測定した前記室内温度と設定された設定温度との比較を行い、それぞれの前記汚染物質検知センサが検知した前記汚染物質濃度と閾値との比較を行い、また、それぞれの前記人感センサが検知した前記人数の比較を行う演算装置と、
前記演算装置のそれぞれの比較結果によって、複数台の前記室内機のそれぞれの空調運転およびそれぞれの前記空気清浄手段の運転を制御する制御装置と、
を備える空気調和機。
【請求項3】
複数台の前記室内機が冷房運転を行い、前記室内温度が前記設定温度に到達し、さらに前記汚染物質濃度が前記閾値以上である場合、
前記人感センサが検知した前記人数が最も多い室内機である第一の室内機と、前記第一の室内機の次に検知した前記人数が多い室内機である第二の室内機は、前記空気清浄手段の運転を実行する、請求項1から請求項2に記載の空気調和機。
【請求項4】
前記設定温度よりも高い温度の第一の温度と、前記設定温度よりも低い温度の第二の温度と、前記第一の温度よりも高い第三の温度と、前記第二の温度よりも低い第四の温度が設定されている空気調和機であって、
前記第一の室内機と前記第二の室内機は前記空気清浄手段の運転を実行し、その他の前記室内機は冷房運転を行っている場合、
前記室内温度が、前記第一の温度よりも高くかつ前記第三の温度以下の場合、前記第二の室内機は、冷房運転を開始する、請求項3に記載の空気調和機。
【請求項5】
複数台の前記室内機が暖房運転を行い、前記室内温度が前記設定温度に到達し、さらに前記汚染物質濃度が前記閾値以上である場合、
前記第一の室内機と、前記第二の室内機は、前記空気清浄手段の運転を実行する、請求項1から請求項2に記載の空気調和機。
【請求項6】
前記第一の室内機と前記第二の室内機は前記空気清浄手段の運転を実行し、その他の前記室内機は暖房運転を行っている場合、
前記室内温度が、前記第二の温度よりも低くかつ前記第四の温度以上の場合、前記第二の室内機は、暖房運転を開始する、請求項5に記載の空気調和機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、空気調和機に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
1台の室外機に対して、室内の冷暖房または除湿等を行う温調機能を備える室内機と室内の空気を清浄化する空気清浄機能を備える室内機とが複数台接続されている空気調和機がある。例えば、特許文献1の室内機では、1台の室外機に対して、暖房運転を行う室内機と空気清浄運転を行う室内機が複数台接続されている場合、室内機に設けられた室内熱交温度センサおよび室内温度センサで検出された室温と、設定温度との差に基づいて、室内送風機の運転制御を行う技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-294834
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の空気調和機では、室温が設定温度に近付くにつれて、温調機能を備える室内機および空気清浄機能を備える室内機の室内送風機のファン回転数は、運転開始時と比較して連続的あるいは段階的に減少させ、送風量を低下させるように運転制御される。しかしながら、室内送風機の送風量が減少すると、空気清浄機能の能力も低下するという課題がある。この場合、室内に換気扇を設置し、換気扇の送風量を増加させることで空気清浄機能の低下を抑制することができるが、室内空気と温度調節されていない室外空気とを交換することになるため、温度快適性が損なわれ、さらに空調負荷が増大しエネルギー消費が増大する。
【0005】
本開示は、前述のような課題を解決するためになされたものであり、温度快適性と空気清浄性を両立しつつ、省エネ化を図ることができるような空気調和機を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
室外機と、室外機に対して冷媒配管を介して室内機が接続された空気調和機であって、室内機は同一室内に複数台設けられており、複数台の室内機のそれぞれには、室内の空気中に浮遊する汚染物質を低減する空気清浄手段と、室内の室内温度を測定する温度センサと、室内の汚染物質濃度を検知する汚染物質検知センサと、室内に存在する人の人数を検知する人感センサと、を備え、室外機には、それぞれの温度センサが測定した室内温度と設定された設定温度との比較を行い、それぞれの汚染物質検知センサが検知した汚染物質濃度と閾値との比較を行い、また、それぞれの人感センサが検知した人数の比較を行う演算装置と、演算装置のそれぞれの比較結果によって、複数台の室内機のそれぞれの空調運転およびそれぞれの空気清浄手段の運転を制御する制御装置と、を備える空気調和機。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、温度快適性と空気清浄性を両立しつつ、省エネ化を図ることができるような空気調和機を得ることを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施の形態1に係る空気調和機において、室内機が設置された室内を模式的に示した概略図である。
本発明の実施の形態1に係る空気調和機において、空気清浄手段が可動する前の室内機の状態を模式的に示した断面図である。
本発明の実施の形態1に係る空気調和機において、空気清浄手段が可動した後の室内機の状態を模式的に示した断面図である。
本発明の実施の形態1に係る空気調和機の空気調和システムのブロック図である。
本発明の実施の形態1に係る空気調和機が冷房運転時の空気調和システムのフローチャートである。
本発明の実施の形態1に係る空気調和機が冷房運転時の室内温度と室内機の運転モードの推移を示した図である。
本発明の実施の形態1に係る空気調和機が暖房運転時の空気調和システムのフローチャートである。
本発明の実施の形態1に係る空気調和機が暖房運転時の室内温度と室内機の運転モードの推移を示した図である。
本発明の実施の形態1に係る空気調和機において、室内機の変形例を模式的に示した断面図である。
本発明の実施の形態1に係る空気調和機において、室内機の変形例を模式的に示した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通または対応する要素には、同一の符号を付して、説明を簡略化または省略する。また、以下の実施の形態に示した構成は、本開示による技術的思想の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本開示に記載の複数の技術的思想を組み合わせることも可能である。また、本開示の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略または変更することも可能である。
【0010】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る空気調和機100において、室内機10が設置された室内1を模式的に示した概略図である。図2は、実施の形態1に係る空気調和機100において、空気清浄手段30が可動する前の室内機10の状態を模式的に示した断面図である。図3は、実施の形態1に係る空気調和機100において、空気清浄手段30が可動した後の室内機10の状態を模式的に示した断面図である。図4は、実施の形態1に係る空気調和機100の空気調和システムのブロック図である。図5は、実施の形態1に係る空気調和機100が冷房運転時の空気調和システムのフローチャートである。図6は、実施の形態1に係る空気調和機100が冷房運転時の室内温度と室内機10の運転モードの推移を示した図である。
(【0011】以降は省略されています)

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