TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024127321
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023036408
出願日2023-03-09
発明の名称給湯システム
出願人三菱電機株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F24H 15/196 20220101AFI20240912BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】利用者が意図的に風呂自動運転の動作時間を入浴時間と異なる時間に設定している場合を考慮し、利用者が入浴時間に対して適切な風呂自動運転の動作時間を設定するよう促す。
【解決手段】給湯システム100は、浴槽1の設置される浴室内に人が存在するか否かを検出する人感センサ25と、人感センサ25の検知情報を取得し、検知情報から所定の期間において最初の利用者が浴室101に入室した時間と最後の利用者が浴室を退室する時間とに基づいて入浴時間を算出し、さらに複数回の入浴時間の平均である平均入浴時間を算出し、平均入浴時間を利用者に報知する機能とを有する制御部4と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
浴槽に予め設定された湯温となるように湯はりし、予め設定された動作時間が経過するまで前記湯温を維持する風呂自動運転機能を有する給湯機と、
前記浴槽の設置される浴室内に人が存在するか否かを検出する人感センサと、
利用者の操作を受け付け、前記風呂自動運転を開始する手段と、前記動作時間を設定する手段とを備えた操作部と、
前記利用者の前記操作部の操作に基づいて前記給湯機を制御する機能と、前記人感センサの検知情報を取得し、前記検知情報から所定の期間において最初の利用者が前記浴室に入室した時間と最後の利用者が前記浴室を退室した時間とに基づいて算出される入浴時間と、複数の前記入浴時間の値を用いて算出される平均入浴時間とを算出し、前記平均入浴時間を報知手段に報知させる機能とを有する制御部と、
を備えることを特徴とする給湯システム。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記動作時間と前記平均入浴時間との差がしきい値以上の場合に、前記報知手段に前記動作時間と前記平均入浴時間との間に差があることを報知させることを特徴とする、請求項1に記載の給湯システム。
【請求項3】
前記しきい値は、前記動作時間の設定可能な最小値であることを特徴とする、請求項2に記載の給湯システム。
【請求項4】
前記平均入浴時間が更新されたのち、前記操作部が操作された場合に前記平均入浴時間を報知する前記報知手段をさらに有する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の給湯システム。
【請求項5】
前記制御部は、前回の前記風呂自動運転を終了してから、前記動作時間が変更された場合に、前記報知手段に前記平均入浴時間を報知させないことを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の給湯システム。
【請求項6】
前記操作部で前記動作時間が設定されるときに、前記動作時間の設定値と前記平均入浴時間とを同時に表示する表示部をさらに有することを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の給湯システム。
【請求項7】
前記動作時間が前記平均入浴時間より短い時間に設定された場合、入浴中に前記浴槽の湯温が低下する可能性があることを報知する前記報知手段をさらに有する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の給湯システム。
【請求項8】
前記動作時間が前記平均入浴時間より長い時間に設定された場合、保温が余剰に動作する可能性があることを報知する前記報知手段をさらに有する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の給湯システム。
【請求項9】
前記動作時間と前記平均入浴時間との差が前記動作時間の設定可能な最小値の2倍以上の場合、前記風呂自動運転を開始する操作がされたときに前記平均入浴時間を報知する前記報知手段をさらに有することを特徴とする、請求項3に記載の給湯システム。
【請求項10】
前記制御部は前記報知手段に前記平均入浴時間を報知させないよう設定可能であることを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の給湯システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、給湯システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、給湯システムでは、浴槽への給湯に関して風呂自動運転機能が設けられている。風呂自動運転は所定の温度、所定の水位となるよう浴槽に湯はり運転し、湯はり運転完了後浴槽内の湯を所定の動作時間が経過するまで、所定の温度、所定の水位を維持するように、浴水の昇温、冷却、たし湯、さし水を行うものである。
【0003】
風呂自動運転の動作時間の設定に関して、例えば、特許文献1には1日の整数倍(1以上の整数倍)を周期とする時間軸上の各時刻に対する利用者の入浴情報を水位センサから得られる浴槽水位の情報と時計機構から得られる時刻情報とに基づいて推定し学習記憶し、自動で動作時間を設定することが記載されている。この技術により、利用者の入浴時間に対して適切な風呂自動運転の動作時間を設定することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-351497号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、利用者は例えば、入浴中に湯の温度が低下することを許容し、よりエネルギー消費を抑えることを優先するため、風呂自動運転の動作時間を実際の入浴時間より短く設定することがある。また、入浴終了後も再び入浴することを想定し、長く動作時間を設定することがある。このように利用者が動作時間を意図的に入浴時間と異なる時間に設定している場合に、特許文献1のように、自動で風呂自動運転の動作時間を設定した場合、利便性を損なうという課題がある。
【0006】
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたもので、利用者が意図的に風呂自動運転の動作時間を入浴時間と異なる時間に設定している場合を考慮しつつ、利用者が入浴時間に対して適切な風呂自動運転の動作時間を設定するよう促すことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る給湯システムは、浴槽に予め設定された湯温となるように湯はりし、予め設定した動作時間が経過するまで湯温を維持する風呂自動運転機能を有する給湯機と、浴槽の設置される浴室内に人が存在するか否かを検出する人感センサと、利用者の操作を受け付け、風呂自動運転を開始する手段と、動作時間を設定する手段とを備えた操作部と、利用者の操作部の操作に基づいて給湯機を制御する機能と、人感センサの検知情報を取得し、検知情報から所定の期間において最初の利用者が浴室に入室した時間と最後の利用者が浴室を退室する時間とに基づいて算出される入浴時間と、複数の入浴時間の値を用いて算出される平均入浴時間とを算出し、平均入浴時間を報知手段に報知させる機能とを有する制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示に係る給湯システムによれば、平均入浴時間を利用者に報知することで、利用者が意図的に風呂自動運転の動作時間を入浴時間と異なる時間に設定している場合を考慮し、利用者が入浴時間に対して適切な風呂自動運転の動作時間を設定するよう促すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1における給湯システムを示す構成図である。
実施の形態1における入浴時間を示す線分図である。
実施の形態1における入浴時間算出方法を示すフローチャートである。
実施の形態1における給湯リモコン装置の表示部を報知手段とした場合の報知の例である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の対象を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一または相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化または省略する。なお、本開示の対象は以下の実施の形態に限定されることなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において、実施の形態の任意の構成要素の変形、または実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

三菱電機株式会社
照明器具
3日前
三菱電機株式会社
照明器具
3日前
三菱電機株式会社
回転電機
4日前
三菱電機株式会社
照明器具
3日前
三菱電機株式会社
電池パック
3日前
三菱電機株式会社
食器洗浄機
4日前
三菱電機株式会社
電気掃除機
11日前
三菱電機株式会社
加熱調理器
10日前
三菱電機株式会社
換気端末部材
3日前
三菱電機株式会社
貯湯式給湯機
4日前
三菱電機株式会社
角度検出装置
3日前
三菱電機株式会社
最適演算装置
3日前
三菱電機株式会社
給湯システム
3日前
三菱電機株式会社
給湯システム
3日前
三菱電機株式会社
貯湯式給湯機
3日前
三菱電機株式会社
誘導加熱調理器
4日前
三菱電機株式会社
燃料電池システム
3日前
三菱電機株式会社
光通信用モジュールの検査方法
3日前
三菱電機株式会社
電圧測定装置および電圧測定方法
3日前
三菱電機株式会社
照明制御システムおよび制御装置
10日前
三菱電機株式会社
接合構造体製造方法及び接合構造体
10日前
三菱電機株式会社
手乾燥装置及び手乾燥装置の制御方法
11日前
三菱電機株式会社
炭化珪素半導体装置及び電力変換装置
11日前
三菱電機株式会社
運転支援システムおよび運転支援方法
11日前
三菱電機株式会社
半導体装置および半導体装置の製造方法
3日前
三菱電機株式会社
半導体装置および半導体装置の製造方法
4日前
三菱電機株式会社
半導体試験装置および半導体装置の製造方法
11日前
三菱電機株式会社
空調システム、空気調和機、および換気装置
10日前
三菱電機株式会社
画面入力装置およびプラント監視制御システム
3日前
三菱電機株式会社
ロボットを制御するためのシステムおよび方法
4日前
三菱電機株式会社
エネルギ管理システムおよびエネルギ管理方法
3日前
三菱電機株式会社
経路生成装置、駐車支援システム及び経路生成方法
3日前
三菱電機株式会社
情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
3日前
三菱電機株式会社
故障時期学習・推定システム、方法、及び、プログラム
4日前
三菱電機株式会社
自律走行車、自律走行方法、および自律走行プログラム
10日前
三菱電機株式会社
半導体装置およびバンドギャップ参照電圧回路の起動方法
4日前
続きを見る