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公開番号2024128344
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-24
出願番号2023037270
出願日2023-03-10
発明の名称検出装置及び検出方法
出願人三菱電機株式会社
代理人個人,個人
主分類G01N 27/04 20060101AFI20240913BHJP(測定;試験)
要約【課題】はんだ接合部を含む構造体の信頼性を高めることが可能な技術を提供することを目的とする。
【解決手段】検出装置は、取得部と、検出部とを備える。取得部は、構造体について抵抗値を取得する。構造体は、第1基板と、第2基板と、はんだ接合部とを含む。はんだ接合部は、第1基板及び第2基板の間を接合する。検出部は、取得部で取得された抵抗値のミリオームオーダーの変化に基づいて、前記はんだ接合部のクラック状態を検出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1基板と、第2基板と、前記第1基板及び前記第2基板の間を接合するはんだ接合部とを含む構造体について抵抗値を取得する取得部と、
前記抵抗値のミリオームオーダーの変化に基づいて、前記はんだ接合部のクラック状態を検出する検出部と
を備える、検出装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の検出装置であって、
前記抵抗値は、前記はんだ接合部の抵抗値を含む、検出装置。
【請求項3】
請求項2に記載の検出装置であって、
前記取得部は、前記はんだ接合部と電気的に接続されることによってブリッジを形成する第1抵抗、第2抵抗、及び、第3抵抗を含み、
前記検出部は、前記ブリッジと接続されたオペアンプを含む、検出装置。
【請求項4】
請求項2に記載の検出装置であって、
前記はんだ接合部は、平面視において前記第1基板及び前記第2基板の角部に設けられている、検出装置。
【請求項5】
請求項1に記載の検出装置であって、
前記抵抗値は、前記第1基板及び前記第2基板の一方に設けられたひずみゲージの抵抗値を含む、検出装置。
【請求項6】
請求項5に記載の検出装置であって、
前記取得部は、前記ひずみゲージと電気的に接続されることによってブリッジを形成する第1抵抗、第2抵抗、及び、第3抵抗を含み、
前記検出部は、前記ブリッジと接続されたオペアンプを含む、検出装置。
【請求項7】
請求項5に記載の検出装置であって、
前記ひずみゲージは、平面視において前記第1基板及び前記第2基板の前記一方の角部に設けられている、検出装置。
【請求項8】
請求項1に記載の検出装置であって、
前記抵抗値は、前記第1基板及び前記第2基板の少なくとも一方に設けられたサーミスタの抵抗値を含む、検出装置。
【請求項9】
請求項8に記載の検出装置であって、
前記取得部は、
前記サーミスタが前記第1基板及び前記第2基板の一方に設けられている場合には、前記サーミスタと電気的に接続されることによってブリッジを形成する第1抵抗、第2抵抗、及び、第3抵抗を含み、前記サーミスタが前記第1基板及び前記第2基板の両方に設けられている場合には、前記サーミスタの両方と電気的に接続されることによってブリッジを形成する第1抵抗、及び、第2抵抗を含み、
前記検出部は、前記ブリッジと接続されたオペアンプを含む、検出装置。
【請求項10】
請求項8に記載の検出装置であって、
前記サーミスタは、平面視において前記第1基板及び前記第2基板の前記少なくとも一方の角部に設けられている、検出装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、検出装置及び検出方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、自動運転などの人命にかかわる用途の移動機器において、高集積化及び高信頼性化が求められている。これらのうちの高集積化を実現するために、例えばBGA(Ball Grid Array)及びLGA(Land Grid Array)などのはんだ接合部を有するリードレスパッケージIC(Integrated Circuit)が提案されている。しかしながら、はんだ接合部の強度はリード部品の強度よりも低く、また、基板に挟まれたはんだ接合部の状態を確認することが難しいため、はんだ接合部を含む構造体の信頼性を高めることが求められている。
【0003】
そこで、例えば特許文献1には、はんだ接合部を含む構造体の抵抗値の変化に基づいて、はんだ接合部のクラックの発生を検出することにより、はんだ接合部を含む構造体の信頼性を高める技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-260957号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来技術では、クラック発生後のはんだ接合部の割れた部分同士が、ほとんど接触していないことを想定しているため、抵抗値の変化がMΩオーダーであるか否かによって、はんだ接合部にクラックが発生しているか否かを検出する。しかしながら、このような従来技術では、進行中のクラックの有無、または、はんだ接合部の割れた部分同士がほとんど接触しているクラックの有無を検出できない。このため、はんだ接合部を含む構造体の信頼性を十分に高めることができないという問題があった。
【0006】
そこで、本開示は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、はんだ接合部を含む構造体の信頼性を高めることが可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る検出装置は、第1基板と、第2基板と、第1基板及び第2基板の間を接合するはんだ接合部とを含む構造体について抵抗値を取得する取得部と、抵抗値のミリオームオーダーの変化に基づいて、はんだ接合部のクラック状態を検出する検出部とを備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、構造体についての抵抗値のミリオームオーダーの変化に基づいて、はんだ接合部のクラック状態を検出する。このような構成によれば、はんだ接合部を含む構造体の信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1に係る検出装置のブロック構成及び構造体の断面構成を示す図である。
実施の形態2に係る検出装置の回路構成を示す図である。
実施の形態2の変形例1に係る検出装置の回路構成を示す図である。
実施の形態2の変形例2に係る検出装置の回路構成を示す図である。
実施の形態3に係る構造体の断面構成を示す図である。
実施の形態3に係る構造体の断面構成を示す図である。
実施の形態4に係る構造体の断面構成を示す図である。
実施の形態4に係る構造体の断面構成を示す図である。
実施の形態4の変形例1に係る構造体の断面構成を示す図である。
実施の形態4の変形例1に係る検出装置の回路構成を示す図である。
その他の変形例に係る構造体の断面構成を示す図である。
その他の変形例に係る構造体の平面構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<実施の形態1>
図1は、本実施の形態1に係る検出装置1のブロック構成と、当該検出装置1の検出対象となる構造体6の断面構成とを示す図である。
(【0011】以降は省略されています)

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