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公開番号2024136811
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023048068
出願日2023-03-24
発明の名称コネクタ
出願人住友電装株式会社
代理人弁理士法人グランダム特許事務所
主分類H01R 13/639 20060101AFI20240927BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】ロックアームが嵌合過程で相手コネクタと接触する高さ位置を十分に低くすることが可能なコネクタを提供する。
【解決手段】ロックアーム13は、コネクタ10と相手コネクタ90とを嵌合状態に保持する。ロックアーム13は、本体部28から片持ち状に延びている。嵌合過程で相手コネクタ90と接触して下方に弾性変形する。ロックアーム13は、下面に、基端31側から自由端32側に向けて延びるように配置される基準面36と、自由端32側において、ロックアーム13が弾性変形していない状態で、段差部37を介して基準面36よりも上方に配置される凹面38と、を有する。本体部28は、下方に変位した凹面38を含む自由端32側の端部と接触する干渉部45を有する。自由端32側の端部が干渉部45と接触したときに、基準面36の一部は、自由端32側の端部と干渉部45との接触位置よりも下方に位置するように設定されている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
コネクタと相手コネクタとを嵌合状態に保持するロックアームと、前記ロックアームが連結される本体部と、を備え、
前記ロックアームは、前記本体部から片持ち状に延びており、
前記ロックアームが前記コネクタと前記相手コネクタとの嵌合過程で前記相手コネクタと接触して下方に弾性変形した場合に、
前記ロックアームは、下面に、基端側から自由端側に向けて延びるように配置される基準面と、前記自由端側において、前記ロックアームが弾性変形していない状態で、段差部を介して前記基準面よりも上方に配置される凹面と、を有し、
前記本体部は、下方に変位した前記凹面を含む前記自由端側の端部と接触する干渉部を有し、
前記自由端側の端部が前記干渉部と接触したときに、前記基準面の一部は、前記自由端側の端部と前記干渉部との接触位置よりも下方に位置するように設定されている、コネクタ。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記コネクタと前記相手コネクタとの嵌合を進めるレバーを備え、
前記本体部は、前記レバーにおける板状のカム部の主要部分を構成し、前記ロックアームは、前記カム部における前記主要部分以外の部分によって構成され、
前記カム部は、板厚方向に貫通する開放空間を有し、
前記基準面の一部は、前記自由端側の端部が前記干渉部と接触したときに、前記開放空間に入り込む、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記ロックアームは、上面の前記自由端側に、突部を有している、請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記ロックアームは、前記基端側から前記自由端側に向けて延びるアーム部と、前記自由端側の端部で前記アーム部よりも上方に配置される押圧部と、前記アーム部および前記押圧部をつなぐ連結部と、を有し、
前記突部および前記凹面は、前記連結部に形成されている、請求項3に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されたコネクタは、互いに嵌合可能な雌側ハウジングおよび雄側ハウジングを備える。雌側ハウジングは、相手コネクタの雄側ハウジングのロック受け部を係止し、コネクタおよび相手コネクタを嵌合状態に保持するロックアームを有している。ロックアームは、雌側ハウジングおよび雄側ハウジングの嵌合過程で雄側ハウジングと干渉して押し下げられる。このとき、ロックアームは、雌側ハウジングの本体の上方に形成された撓み空間に、本体と接触することなく、弾性変形する。ロックアームを備えたコネクタは、特許文献2および特許文献3にも開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-40691号公報
特開2006-318844号公報
特開2009-283343号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
相手コネクタの雄側ハウジングの低背化等を目的として、ロックアームが嵌合過程で雄側ハウジングと接触する高さ位置を低くすることが求められることがある。これに対し、上記のように、ロックアームが雌側ハウジングの本体の上方に形成された撓み空間に弾性変形する構成であると、ロックアームの高さ位置を十分に低くできないという問題があった。
【0005】
そこで、本開示は、ロックアームが嵌合過程で相手コネクタと接触する高さ位置を十分に低くすることが可能なコネクタを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のコネクタは、コネクタと相手コネクタとを嵌合状態に保持するロックアームと、前記ロックアームが連結される本体部と、を備え、前記ロックアームは、前記本体部から片持ち状に延びており、前記ロックアームが前記コネクタと前記相手コネクタとの嵌合過程で前記相手コネクタと接触して下方に弾性変形した場合に、前記ロックアームは、下面に、基端側から自由端側に向けて延びるように配置される基準面と、前記自由端側において、前記ロックアームが弾性変形していない状態で、段差部を介して前記基準面よりも上方に配置される凹面と、を有し、前記本体部は、下方に変位した前記凹面を含む前記自由端側の端部と接触する干渉部を有し、前記自由端側の端部が前記干渉部と接触したときに、前記基準面の一部は、前記自由端側の端部と前記干渉部との接触位置よりも下方に位置するように設定されている、コネクタである。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、ロックアームが嵌合過程で相手コネクタと接触する高さ位置を十分に低くすることが可能なコネクタを提供する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態1において、コネクタが相手コネクタと嵌合された状態を示す側断面図である。
図2は、実施形態1において、コネクタが相手コネクタと嵌合された状態を示す平面図である。
図3は、実施形態1において、レバーの斜視図である。
図4は、実施形態1において、レバーにおけるロックアームと干渉部とを含む部分の拡大側断面図である。
図5は、実施形態1において、レバーにおけるロックアームを含む部分の拡大背面図である。
図6は、実施形態1において、ロックアームの自由端側が最も下方に変位して凹面が干渉部と干渉した状態を示す拡大側断面図である。
図7は、実施形態1において、ロックアームのロック突起がロック受け部に係止された状態を示す拡大側断面図である
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
(1)コネクタと相手コネクタとを嵌合状態に保持するロックアームと、前記ロックアームが連結される本体部と、を備え、前記ロックアームは、前記本体部から片持ち状に延びており、前記ロックアームが前記コネクタと前記相手コネクタとの嵌合過程で前記相手コネクタと接触して下方に弾性変形した場合に、前記ロックアームは、下面に、基端側から自由端側に向けて延びるように配置される基準面と、前記自由端側において、前記ロックアームが弾性変形していない状態で、段差部を介して前記基準面よりも上方に配置される凹面と、を有し、前記本体部は、下方に変位した前記凹面を含む前記自由端側の端部と接触する干渉部を有し、前記自由端側の端部が前記干渉部と接触したときに、前記基準面の一部は、前記自由端側の端部と前記干渉部との接触位置よりも下方に位置するように設定されている。
上記構成は、コネクタの嵌合過程で基準面の一部が自由端側の端部と干渉部との接触位置よりも下方に位置できるため、ロックアームが嵌合過程で相手コネクタと接触する高さ位置を低くすることができる。結果として、相手コネクタの低背化を図ることができる。
【0010】
(2)上記(1)に記載のコネクタにおいて、前記コネクタと前記相手コネクタとの嵌合を進めるレバーを備え、前記本体部は、前記レバーにおける板状のカム部の主要部分を構成し、前記ロックアームは、前記カム部における前記主要部分以外の部分によって構成され、前記カム部は、板厚方向に貫通する開放空間を有し、前記基準面の一部は、前記自由端側の端部が前記干渉部と接触したときに、前記開放空間に入り込むことが好ましい。
上記構成は、ロックアームが相手コネクタと接触する高さ位置をより低くすることができる。また、上記構成は、デッドスペースになり得る開放空間を有効に利用することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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