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公開番号2024133961
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-03
出願番号2023043999
出願日2023-03-20
発明の名称シールド端子
出願人住友電装株式会社
代理人弁理士法人グランダム特許事務所
主分類H01R 13/11 20060101AFI20240926BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】すべての接点における接続信頼性を確保可能なシールド端子を提供する。
【解決手段】シールド端子10は、相手側外導体51に嵌合する筒状の外導体20と、前記外導体20の上側に設けられ、前記外導体の径方向に弾性変位可能な可動接点部21と、前記外導体20の下側に設けられ、前記外導体の径方向の位置が固定されている固定接点部22と、を備え、前記固定接点部22は、下方から見たときに、各固定接点部22を結ぶ線分36によって多角形を描くように少なくとも3つ配置されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
相手側外導体に嵌合する筒状の外導体と、
前記外導体の上側に設けられ、前記外導体の径方向に弾性変位可能な可動接点部と、
前記外導体の下側に設けられ、前記外導体の径方向の位置が固定されている固定接点部と、を備え、
前記固定接点部は、下方から見たときに、各固定接点部を結ぶ線分によって多角形を描くように少なくとも3つ配置されている、シールド端子。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
前記固定接点部は、2つの第1固定接点部と、1つの第2固定接点部と、を有し、
前記第1固定接点部は、前記外導体の前後方向において同じ位置に、前記外導体の周方向に間隔をあけて設けられ、
前記第2固定接点部は、前記外導体の前後方向において前記2つの第1固定接点部とずれた位置、かつ前記外導体の周方向において前記2つの第1固定接点部の間の位置に設けられている、請求項1に記載のシールド端子。
【請求項3】
前記固定接点部は、第1固定接点部と、第2固定接点部と、を有し、
前記外導体の前後方向において、前記第1固定接点部は前記可動接点部よりも一方の側に配置され、前記第2固定接点部は他方の側に配置されている、請求項1または請求項2に記載のシールド端子。
【請求項4】
前記可動接点部は、前記外導体の前後方向において同じ位置に、前記外導体の周方向に間隔をあけて複数設けられている、請求項3に記載のシールド端子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、シールド端子に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
例えば下記特許文献1~5には、相手端子金具に接触する複数の接点を有する端子金具が記載されている。そのうち下記特許文献3~5には、相手側外導体に嵌合する筒状の外導体を備えたシールド端子が記載されている。外導体は、相手側外導体に接触する複数の接点を有している。シールド端子は、外導体と相手側外導体との接触箇所を多くすることによって、シールド性能の向上を図っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-191726号公報
特開2017-204397号公報
特開2003-115358号公報
特開2019-140013号公報
特開2019-140014号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記のような構成のシールド端子において、例えば相手側外導体と外導体との形状に歪みが生じた場合に、すべての接点を確実に接触させることは難しかった。
【0005】
そこで、本開示は、すべての接点における接続信頼性を確保可能なシールド端子を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のシールド端子は、相手側外導体に嵌合する筒状の外導体と、前記外導体の上側に設けられ、前記外導体の径方向に弾性変位可能な可動接点部と、前記外導体の下側に設けられ、前記外導体の径方向の位置が固定されている固定接点部と、を備え、前記固定接点部は、下方から見たときに、各固定接点部を結ぶ線分によって多角形を描くように少なくとも3つ配置されているものである。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、すべての接点における接続信頼性を確保可能なシールド端子を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施形態にかかるシールド端子であって、相手側端子金具と接続した状態を示す一部拡大断面図である。
図2は、シールド端子を示す正面図である。
図3は、シールド端子の前端部を示す平面図である。
図4は、シールド端子の前端部を示す底面図である。
図5は、シールド端子の前端部を示す側面図である。
図6は、シールド端子を示す断面図であって、図1のA-A位置における断面に相当する断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
(1)本開示のシールド端子は、相手側外導体に嵌合する筒状の外導体と、前記外導体の上側に設けられ、前記外導体の径方向に弾性変位可能な可動接点部と、前記外導体の下側に設けられ、前記外導体の径方向の位置が固定されている固定接点部と、を備え、前記固定接点部は、下方から見たときに、各固定接点部を結ぶ線分によって多角形を描くように少なくとも3つ配置されている。このような構成によれば、相手側外導体の形状と外導体の形状とが同心円ではない場合であっても、可動接点部は、径方向に弾性変位して相手側外導体に接触することができる。可動接点部と相手側外導体との接触によって生じた弾性力は、相手側外導体の形状に合うように外導体を追従させることができる。これによって、多角形を描くように配置された固定接点部は、相手側外導体に接触した状態になりやすくなる。したがって、すべての接点における接続信頼性を確保できる。
(2)上記(1)に記載されたシールド端子において、前記固定接点部は、2つの第1固定接点部と、1つの第2固定接点部と、を有し、前記第1固定接点部は、前記外導体の前後方向において同じ位置に、前記外導体の周方向に間隔をあけて設けられ、前記第2固定接点部は、前記外導体の前後方向において前記2つの第1固定接点部とずれた位置、かつ前記外導体の周方向において前記2つの第1固定接点部の間の位置に設けられていてもよい。このような構成によれば、固定接点部は、広い間隔をあけてバランスよく配置されているから、固定接点部を相手側外導体に接触させやすくできる。
(3)上記(1)又は(2)に記載されたシールド端子において、前記固定接点部は、第1固定接点部と、第2固定接点部と、を有し、前記外導体の前後方向において、前記第1固定接点部は前記可動接点部よりも一方の側に配置され、前記第2固定接点部は他方の側に配置されていると良い。このような構成によれば、可動接点部の弾性力は、第1固定接点部と第2固定接点部とにバランスよく作用するから、固定接点部を相手側外導体に接触させやすくできる。
(4)上記(1)から(3)のいずれかに記載されたシールド端子において、前記可動接点部は、前記外導体の前後方向において同じ位置に、前記外導体の周方向に間隔をあけて複数設けられていると良い。このような構成によれば、複数の可動接点部の弾性力は外導体の前後方向に均等に作用しやすい。可動接点部の一方の側に第1固定接点部、他方の側に第2固定接点部が設けられている場合、複数の可動接点部の弾性力は第1固定接点部及び第2固定接点部に均等に作用しやすいから、固定接点部を相手側外導体に接触させやすくできる。
【0010】
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のシールド端子の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
(【0011】以降は省略されています)

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