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公開番号2025107673
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-22
出願番号2024001011
出願日2024-01-09
発明の名称雌型コネクタおよびコネクタユニット
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人笠井中根国際特許事務所,個人,個人
主分類H01R 13/631 20060101AFI20250714BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】多挿抜が想定される場合であっても、ガイド突起とガイド凹部による位置決め精度の悪化を抑制できる、雌型コネクタを開示する。
【解決手段】雄端子18と金属製のガイド突起26を保持する合成樹脂製の雄側ハウジング28を備えた雄型コネクタ12に嵌合される雌型コネクタ10であって、雄端子18と導通接続される雌端子16と、雌端子16を保持する合成樹脂製の雌側ハウジング20と、雌側ハウジング20に設けられており、雄端子18と雌端子16の嵌合前にガイド突起26が挿し入れられて雄端子18と雌端子16が位置決めされるガイド凹部22と、雌側ハウジング20に埋設された金属筒体24と、を備え、金属筒体24の内周面110によって、ガイド凹部22の開口側の内周面が形成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
雄端子と金属製のガイド突起を保持する合成樹脂製の雄側ハウジングを備えた雄型コネクタに嵌合される雌型コネクタであって、
前記雄端子と導通接続される雌端子と、
前記雌端子を保持する合成樹脂製の雌側ハウジングと、
前記雌側ハウジングに設けられており、前記雄端子と前記雌端子の嵌合前に前記ガイド突起が挿し入れられて前記雄端子と前記雌端子が位置決めされるガイド凹部と、
前記雌側ハウジングに埋設された金属筒体と、を備え、
前記金属筒体の内周面によって、前記ガイド凹部の開口側の内周面が形成されている、
雌型コネクタ。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記ガイド凹部の前記開口側の端部が、前記金属筒体の軸方向の一方側の第1端部によって構成され、
前記ガイド凹部が、前記金属筒体の前記軸方向の他方側の第2端部を越えて、前記軸方向の前記他方側に延びる奥部を有し、前記奥部の内面が前記雌側ハウジングによって形成されている、請求項1に記載の雌型コネクタ。
【請求項3】
前記ガイド凹部の前記金属筒体の内径が、前記奥部における前記金属筒体の前記第2端部に連接する部位の内径以下である、請求項2に記載の雌型コネクタ。
【請求項4】
前記金属筒体の前記第2端部側の軸方向端面は、先端側小径部と基端側大径部とを含んで設けられた筒体段差面を有し、
前記ガイド凹部の前記奥部の軸方向端面は、先端側大径部と基端側小径部とを含んで設けられた奥部段差面を有し、
前記軸方向で前記筒体段差面と前記奥部段差面が当接している、請求項2または請求項3に記載の雌型コネクタ。
【請求項5】
前記金属筒体が、前記金属筒体の軸方向に交差する方向で外周面から突出する抜止突部を有し、前記抜止突部が前記雌側ハウジングに埋設されている、請求項1または請求項2に記載の雌型コネクタ。
【請求項6】
前記雌側ハウジングが、前記雌端子の基端部分を保持するベース部と、前記ベース部から突出する前記雌端子の先端部分を囲むフード部と、雄端子挿通孔を有して前記フード部の開口部を覆うカバー部と、を有し、
前記カバー部は、前記ベース部に向かって突出する弾性係止片を有し、
前記ベース部は、前記カバー部に向かって突出して前記弾性係止片が係止される係止部を有している、請求項1または請求項2に記載の雌型コネクタ。
【請求項7】
雄端子と金属製のガイド突起を保持する合成樹脂製の雄側ハウジングを備えた雄型コネクタと、
請求項1または請求項2に記載の雌型コネクタと、を有する、コネクタユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、雌型コネクタおよびコネクタユニットに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、平タブ形状の雄端子を保持する雄側ハウジングを備えた雄型コネクタと、雄端子と導通接続される雌端子を保持する雌側ハウジングを備えた雌型コネクタからなるコネクタユニットが開示されている。雄型コネクタと雌型コネクタを相互に嵌合する際には、はじめに、雄側ハウジングに設けられたガイド突起が、雌側ハウジングに設けられたガイド凹部に挿し入れられる。これにより、雄端子と雌端子が嵌合可能に位置決めされて、雌雄端子の接続がスムーズに行われるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-160347号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、特許文献1の雌型コネクタやコネクタユニットの構造では、ガイド突起とガイド凹部がいずれも樹脂製であることから、コネクタユニットが多挿抜が想定される使用箇所に用いられる場合には、摩耗によりガイド突起とガイド凹部による位置決め精度が悪化し、雄型コネクタと雌型コネクタの嵌合に支障をきたすおそれがあった。
【0005】
そこで、多挿抜が想定される場合であっても、ガイド突起とガイド凹部による位置決め精度の悪化を抑制できる、雌型コネクタおよびコネクタユニットを開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の雌型コネクタは、雄端子と金属製のガイド突起を保持する合成樹脂製の雄側ハウジングを備えた雄型コネクタに嵌合される雌型コネクタであって、前記雄端子と導通接続される雌端子と、前記雌端子を保持する合成樹脂製の雌側ハウジングと、前記雌側ハウジングに設けられており、前記雄端子と前記雌端子の嵌合前に前記ガイド突起が挿し入れられて前記雄端子と前記雌端子が位置決めされるガイド凹部と、前記雌側ハウジングに埋設された金属筒体と、を備え、前記金属筒体の内周面によって、前記ガイド凹部の開口側の内周面が形成されている、ものである。
【0007】
本開示のコネクタユニットは、雄端子と金属製のガイド突起を保持する合成樹脂製の雄側ハウジングを備えた雄型コネクタと、本開示に係る雌型コネクタと、を有する、ものである。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、多挿抜が想定される場合であっても、ガイド突起とガイド凹部による位置決め精度の悪化を抑制できる、雌型コネクタおよびコネクタユニットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態1に係る雌型コネクタを雄型コネクタとの嵌合状態で示す斜視図である。
図2は、図1に示された雌型コネクタにおける平面図である。
図3は、図2におけるIII-III断面図である。
図4は、図1に示された雌型コネクタを雄型コネクタとの非嵌合状態で示す斜視図である。
図5は、図4に示された雌型コネクタにおいてカバー部を取り外した状態で示す底面側からの斜視図である。
図6は、図4に示された雌型コネクタを構成する一次モールド品を示す斜視図である。
図7は、図4に示された雌型コネクタを製造するに際して成形キャビティ内に配置された金属筒体とナットと図6に示された一次モールド品とを示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<本開示の実施形態の説明>
最初に、本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の雌型コネクタは、
(1)雄端子と金属製のガイド突起を保持する合成樹脂製の雄側ハウジングを備えた雄型コネクタに嵌合される雌型コネクタであって、前記雄端子と導通接続される雌端子と、前記雌端子を保持する合成樹脂製の雌側ハウジングと、前記雌側ハウジングに設けられており、前記雄端子と前記雌端子の嵌合前に前記ガイド突起が挿し入れられて前記雄端子と前記雌端子が位置決めされるガイド凹部と、前記雌側ハウジングに埋設された金属筒体と、を備え、前記金属筒体の内周面によって、前記ガイド凹部の開口側の内周面が形成されている、ものである。
(【0011】以降は省略されています)

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