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公開番号2025108964
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-24
出願番号2024002549
出願日2024-01-11
発明の名称電線取付部材、ワイヤハーネス、及びワイヤハーネス配索構造
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B60R 16/02 20060101AFI20250716BHJP(車両一般)
要約【課題】乗員室内においてワイヤハーネスを容易に取り付け可能としつつも、電線の保護を可能とした電線取付部材、ワイヤハーネス、及びワイヤハーネス配索構造を提供する。
【解決手段】電線取付部材16は、シート部材21と、シート部材21に設けられた弾性部材22と、を備える。シート部材21は、シート部材21の端部21aが折り返されることにより電線15を包囲して保持可能に構成された電線保持部23を有する。弾性部材22は、乗員室構成部材13が有する挟持部13aに対して圧縮状態で挟まれることによって乗員室構成部材13に固定可能に構成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両の乗員室内に配置される電線を、前記乗員室を構成する乗員室構成部材に取り付けるための電線取付部材であって、
シート部材と、前記シート部材に設けられた弾性部材と、を備え、
前記シート部材は、前記シート部材の端部が折り返されることにより前記電線を包囲して保持可能に構成された電線保持部を有し、
前記弾性部材は、前記乗員室構成部材が有する挟持部に対して圧縮状態で挟まれることによって前記乗員室構成部材に固定可能に構成されている、
電線取付部材。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
前記電線保持部を形成する前記シート部材の前記端部は、折り返されて前記シート部材の表面に着脱可能に固定されている、
請求項1に記載の電線取付部材。
【請求項3】
前記弾性部材は、多孔質材料により形成されている、
請求項1に記載の電線取付部材。
【請求項4】
前記シート部材を第1シート部材とし、前記電線保持部を第1電線保持部としたとき、
前記電線取付部材は、前記第1シート部材に取り付けられる第2シート部材を備え、
前記第2シート部材は、前記第2シート部材の端部が折り返されることにより、前記第1電線保持部にて保持される電線とは別の電線を包囲して保持可能に構成された第2電線保持部を有している、
請求項1に記載の電線取付部材。
【請求項5】
前記乗員室構成部材は、互いに協働して前記挟持部として機能する車体パネルと内装部品とを含み、
前記弾性部材は、前記車体パネルと前記内装部品との間に圧縮状態で挟まれることによって前記乗員室構成部材に固定可能に構成されている、
請求項1に記載の電線取付部材。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の電線取付部材と、
車両の乗員室を構成する乗員室構成部材に対して、前記電線取付部材によって取り付けられる電線と、を備える、
ワイヤハーネス。
【請求項7】
請求項6に記載のワイヤハーネスと、
車両の乗員室を構成する乗員室構成部材と、を備え、
前記ワイヤハーネスにおける電線取付部材が前記乗員室構成部材に取り付けられている、
ワイヤハーネス配索構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電線取付部材、ワイヤハーネス、及びワイヤハーネス配索構造に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来の車両では、車両に対して電気機器を取り付ける場合、電気機器同士を繋ぐ電線を、車両の乗員室内に配置することがある(例えば、特許文献1参照)。この場合、例えば、乗員室を構成する内装部品の内側等の露出しない位置に電線を配置することが一般的である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-151778号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のように、電線を内装部品の内側に配置する際には、内装部品の着脱作業が必要となる。このため、電線を配置する作業が煩雑となる問題があった。そこで、電線を乗員室内に簡単に配置するには、乗員室内における内装部品の外側に電線を露出した状態で配置することが考えられる。その場合には、電線を如何にして保護するかを検討する必要がある。
【0005】
本開示の目的は、乗員室内において電線を容易に取り付け可能としつつも、電線の保護を可能とした電線取付部材、ワイヤハーネス、及びワイヤハーネス配索構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の電線取付部材は、車両の乗員室内に配置される電線を、前記乗員室を構成する乗員室構成部材に取り付けるための電線取付部材であって、シート部材と、前記シート部材に設けられた弾性部材と、を備え、前記シート部材は、前記シート部材の端部が折り返されることにより前記電線を包囲して保持可能に構成された電線保持部を有し、前記弾性部材は、前記乗員室構成部材が有する挟持部に対して圧縮状態で挟まれることによって前記乗員室構成部材に固定可能に構成されている。
【発明の効果】
【0007】
本開示の電線取付部材、ワイヤハーネス、及びワイヤハーネス配索構造によれば、乗員室内においてワイヤハーネスを容易に取り付け可能としつつも、電線の保護が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態におけるワイヤハーネス配索構造を備えた車両の模式図である。
図2は、同実施形態におけるワイヤハーネス配索構造を示す斜視図である。
図3は、同実施形態におけるワイヤハーネス配索構造を示す側面図である。
図4は、同実施形態において電線をシート部材によって包んで保持する際の過程を示す斜視図である。
図5は、同実施形態において電線を追加した状態の電線取付部材を示す側面図である。
図6は、変更例における電線取付部材を示す斜視図である。
図7は、同変更例における電線取付部材を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の電線取付部材は、
[1]車両の乗員室内に配置される電線を、前記乗員室を構成する乗員室構成部材に取り付けるための電線取付部材であって、シート部材と、前記シート部材に設けられた弾性部材と、を備え、前記シート部材は、前記シート部材の端部が折り返されることにより前記電線を包囲して保持可能に構成された電線保持部を有し、前記弾性部材は、前記乗員室構成部材が有する挟持部に対して圧縮状態で挟まれることによって前記乗員室構成部材に固定可能に構成されている。
【0010】
この構成によれば、シート部材の端部を折り返して形成された電線保持部によって電線の外周が包囲されるため、電線取付部材の電線保持部によって電線の保護が可能となる。そして、電線取付部材における弾性部材を、乗員室構成部材の挟持部に弾性部材を挟ませることにより、電線取付部材を乗員室構成部材に取り付けることが可能となる。したがって、電線取付部材によって、乗員室構成部材を着脱することなく電線を取り付けることが可能となり、その結果、乗員室内に電線を容易に取り付けることが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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