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公開番号2024134017
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-03
出願番号2023044089
出願日2023-03-20
発明の名称作業服
出願人倉敷紡績株式会社
代理人弁理士法人池内アンドパートナーズ
主分類A41D 13/005 20060101AFI20240926BHJP(衣類)
要約【課題】暑い時期に好適な伸縮性及び通気性を有する作業服を提供する。
【解決手段】前身頃と後身頃を含む作業服10であって、前身頃の脇下部から肩峰と上腕骨上部間を覆い、後身頃の肩峰と上腕骨上部間から少なくとも横腹部の肋骨を覆う位置まで1枚の連続生地11を配置し、前記1枚の連続生地11は身幅方向に伸縮性を有する通気性生地である。1枚の連続生地11は身幅方向に伸縮性を有する通気性ストレッチ織物生地であるのが好ましく、通気性織物生地の伸縮性は、ポリエステルマルチフィラメント伸縮糸で発現しているのが好ましい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
前身頃と後身頃を含む作業服であって、
前身頃の脇下部から肩峰と上腕骨上部間を覆い、後身頃の肩峰と上腕骨上部間から少なくとも横腹部の肋骨を覆う位置まで1枚の連続生地を配置し、
前記1枚の連続生地は身幅方向に伸縮性を有する通気性生地であることを特徴とする作業服。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記1枚の連続生地は身幅方向に伸縮性を有する通気性ストレッチ織物生地である請求項1に記載の作業服。
【請求項3】
前記通気性織物生地の伸縮性は、ポリエステルマルチフィラメント伸縮糸で発現している請求項1又は2に記載の作業服。
【請求項4】
前記通気性織物生地は、
経糸がコットンとポリエステル短繊維の混紡糸であり、
緯糸がポリエステルマルチフィラメント伸縮糸であり、
織物組織において、経糸が1列又は2列の3本が連続して浮いている部分と、緯糸が1列の3本又は4本が連続して沈んでいる部分があり、前記浮いた部分の経糸と沈んだ部分の緯糸は中央で交差している請求項1又は2に記載の作業服。
【請求項5】
前記通気性織物生地の緯糸方向のJIS L1096:2010 B法(定荷重法)法における伸び率が8~30%である請求項1又は2に記載の作業服。
【請求項6】
前記通気性織物生地のJIS L1096:2010 A法(フラジール法)法の測定による通気性が35~80cm
3
/cm
2
・Sである請求項1又は2に記載の作業服。
【請求項7】
前記通気性織物生地の経糸及び緯糸から選ばれる少なくとも一方の糸の10~100本に1本の割合で制電糸が配置されている請求項1又は2に記載の作業服。
【請求項8】
前記作業服はブルゾンタイプの作業服である請求項1又は2に記載の作業服。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、作業服に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
作業服は各種作業において広く着用されている。作業服は着用者の動作を妨げることなく円滑にするため、本出願人は、後身頃の肩背面部にアクションプリーツと呼ばれる襞を設け、腕を前方へ上げたときの肩背面部の伸びを許容してツッパリ感をなくし、これにより身体の活動性を向上させている提案をした(特許文献1)。しかし、プリーツを入れると、プリーツが出っ張り、作業の邪魔になったり、機械などに巻き込まれて危険になる場合がある。この問題を解消するため、本出願人は、背中部分と、肩甲骨から脇を覆う後袖部分と上腕背面を覆う上腕背面部分を立体縫製し、縫製後に肩付け根部の背面側が外方へ膨らむ丸みを帯びた形状にした作業服を提案している(特許文献2~3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-129513号公報
特開2002-038322号公報
特開2021-085116号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の作業服は、暑い時期には蒸し暑く、汗で濡れると生地の肌離れが悪くなり、ツッパリ感も出てしまい着用感に問題があり、また、着用者の動作を妨げてしまうという問題があった。
【0005】
本発明は、上記問題を解決するため、暑い時期に好適な伸縮性及び通気性を有する作業服を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の作業服は、前身頃と後身頃を含む作業服であって、前身頃の脇下部から肩峰と上腕骨上部間を覆い、後身頃の肩峰と上腕骨上部間から少なくとも横腹部の肋骨を覆う位置まで1枚の連続生地を配置し、前記1枚の連続生地は身幅方向に伸縮性を有する通気性生地であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、前身頃と後身頃を含み、前身頃の脇下部から肩峰と上腕骨上部間を覆い、後身頃の肩峰と上腕骨上部間から少なくとも横腹部の肋骨を覆う位置まで1枚の連続生地を配置し、前記1枚の連続生地は身幅方向に伸縮性を有する通気性生地である作業服としたことにより、暑い時期に好適な伸縮性及び通気性を有する作業服を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は本発明の一実施形態における作業服の模式的正面図である。
図2は同、作業服の模式的背面図である。
図3は本発明の一実施形態の通気性ストレッチ織物生地の織物組織図である。
図4は本発明の別の実施形態の通気性ストレッチ織物生地の織物組織図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の作業服は、前身頃の脇下部から肩峰と上腕骨上部間を覆い、後身頃の肩峰と上腕骨上部間から少なくとも横腹部の肋骨を覆う位置まで1枚の連続生地を配置し、前記1枚の連続生地は身幅方向に伸縮性を有する通気性織物生地である。これにより、作業者が腕を前に伸ばす作業の際のツッパリ感を解消し、着用者の動作を妨げることはなく、暑い時期に好適な伸縮性及び通気性を有する作業服を提供できる。
【0010】
前記において上腕骨上部とは、肩峰から肘先までの間の上部の半分以上をいう。また、横腹部とは、後身頃の脇部より下で少なくとも肋骨を覆う位置までが好ましい。より好ましくは、後身頃の裾部までである。一例として、後身頃の前記1枚の連続生地は、下部は肩峰から裾ベルトの上まで、脇丈と平行状に背中の両脇サイドに配置し、上部は下部の1.3~2倍の幅で配置するのが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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