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公開番号2024133859
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-03
出願番号2023043855
出願日2023-03-20
発明の名称車両自動運転装置用アクチュエータ
出願人株式会社明電舎
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G01M 17/007 20060101AFI20240926BHJP(測定;試験)
要約【課題】簡素な装置構成のもとで、スイッチ類の押圧操作、回転操作、及び押圧・回転操作の3通りの態様が可能な車両自動運転装置用アクチュエータの提供。
【解決手段】アクチュエータ1において、ベースプレート2はガイドレール9を備える。アクチュエータハウジング3はガイドレール9にスライド可能に支持される。第1モータ部4はアクチュエータハウジング3の先端面からスライド方向に沿って突出したアクチュエータ軸(回転軸41)を回転駆動する。第2モータ部5はアクチュエータハウジング3の後端寄りの端部に収容される。クランクピン6は第2モータ部5の回転軸51から偏心した位置にて第2モータ部5から下方に突出する。カム溝7は、ベースプレート2に前記スライド方向と交差する方向に沿って形成され、クランクピン6と係合する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両のスイッチの押圧操作、回転操作及び押圧回転操作が可能な車両自動運転装置用アクチュエータであって、
ガイドレールを備えたベースプレートと、
前記ガイドレールにスライド可能に支持されたアクチュエータハウジングと、
前記アクチュエータハウジングの先端寄りの端部に収容され、当該アクチュエータハウジングの先端面からスライド方向に沿って突出したアクチュエータ軸を回転駆動する第1モータ部と、
前記アクチュエータハウジングの後端寄りの端部に収容される第2モータ部と、
この第2モータ部の回転軸から偏心した位置にて、当該第2モータ部の下方に突出するクランクピンと、
前記ベースプレートに前記スライド方向と交差する方向に沿って形成され、前記クランクピンと係合するカム溝と、
を備えた車両自動運転装置用アクチュエータ。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記アクチュエータ軸は、前記第1モータ部の回転軸からなり、
前記第2モータ部の回転軸には、前記クランクピンを備えたドライブプレートが固定され、
前記第1モータ部と前記第2モータ部の回転軸は、互いに90°異なる方向に沿う
請求項1に記載の車両自動運転装置用アクチュエータ。
【請求項3】
前記カム溝は、前記クランクピンが180°以上回転可能な長さを有し、
前記クランクピンの偏心量の2倍のストロークで前記アクチュエータハウジングの前進及び後退が可能である、
請求項1に記載の車両自動運転装置用アクチュエータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばシャシダイナモメータ上で車両の走行試験を行う際に車両のペダル操作やシフトレバー操作を運転者に代わって行う車両自動運転装置の分野に関し、特に、車両のイグニッションスイッチ等のスイッチ類の操作を行うアクチュエータに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
車両走行試験に供される車両のスイッチとしては、ボタンのように単純に押圧操作する形式のものやダイヤルのように回転操作する形式のもの、さらには、押圧しながら回転操作が必要な形式のもの、等種々のものがある。例えば、押圧・回転操作が必要なイグニッションスイッチを操作することができるアクチュエータとして、特許文献1に記載されているような押圧回転式のアクチュエータが提案されている。
【0003】
特許文献1の押圧回転式のアクチュエータは、イグニッションスイッチを空気圧により押圧する押し込み機構と、当該イグニッションスイッチを空気圧により回転させる回転機構と、を組み合わせた構成となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-068918号公報
特開2021-148613号公報
特開2010-145084号公報
特開2011-196959号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来(特許文献1)の押圧回転式のアクチュエータは、イグニッションスイッチを押圧回転する機構として、空気圧を利用する。すなわち、回転方向の駆動を行う2つの圧力室と、軸方向に動作させるための圧力室と、の3つの圧力室に選択的に空気圧を導入する構成となる。そのため、前記アクチュエータの装置全体としては、イグニッションスイッチに対して取り付けられるアクチュエータ部分のほかに、空気圧を生成させるコンプレッサや、その切換弁、配管類、等が必要であり、大がかりな装置構成となり、周辺機器との取り合いも複雑となる。
【0006】
本発明は、以上のことを鑑み、簡素な装置構成のもとで、スイッチ類の押圧操作、回転操作、及び押圧・回転操作の3通りの態様が可能な車両自動運転装置用アクチュエータの提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
そこで、本発明の一態様は、車両のスイッチの押圧操作、回転操作及び押圧回転操作が可能な車両自動運転装置用のアクチュエータであって、ガイドレールを備えたベースプレートと、前記ガイドレールにスライド可能に支持されたアクチュエータハウジングと、前記アクチュエータハウジングの先端寄りの端部に収容され、当該アクチュエータハウジングの先端面からスライド方向に沿って突出したアクチュエータ軸を回転駆動する第1モータ部と、前記アクチュエータハウジングの後端寄りの端部に収容される第2モータ部と、この第2モータ部の回転軸から偏心した位置にて、当該第2モータ部の下方に突出するクランクピンと、前記ベースプレートに前記スライド方向と交差する方向に沿って形成され、前記クランクピンと係合するカム溝と、を備える。
【0008】
本発明の一態様は、前記車両自動運転装置用アクチュエータにおいて、前記アクチュエータ軸は、前記第1モータ部の回転軸からなり、前記第2モータ部の回転軸には、クランクピンを備えたドライブプレートが固定され、前記第1モータ部と前記第2モータ部の回転軸は、互いに90°異なる方向に沿う。
【0009】
本発明の一態様は、前記車両自動運転装置用アクチュエータにおいて、前記カム軸は、前記クランクピンが180°以上回転可能な長さを有し、前記クランクピンの偏心量の2倍のストロークで前記アクチュエータハウジングの前進及び後退が可能である。
【発明の効果】
【0010】
以上の本発明によれば、簡素な装置構成のもとで、スイッチ類の押圧操作、回転操作、及び押圧・回転操作の3通りの態様が可能な車両自動運転装置用アクチュエータを提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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