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公開番号2024133854
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-03
出願番号2023043850
出願日2023-03-20
発明の名称コンデンサユニット、開閉装置
出願人株式会社明電舎
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H01G 4/38 20060101AFI20240926BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】コンデンサ素子のアール形状による微小ギャップを改善し、トリプルジャンクション(TJ)部の電界緩和を図る開閉装置の遮断部と並列に配置されるコンデンサユニット及び該コンデンサユニットを備える開閉装置を提供する。
【解決手段】コンデンサユニットは、複数のコンデンサ素子2を直列に接続したコンデンサ積層体の群と、各コンデンサ積層体を収納する絶縁筒3と、各コンデンサ積層体の両端部を、接続電極を介して接続するシールド電極と、素子2の外周面2g毎に個別に巻かれた絶縁テープ30と、を備える。素子2の外周縁部2e、2fはアール形状に形成され、絶縁テープ30は外周縁部2e,2fを避けて外周面2gに巻かれて固着されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数のコンデンサ素子を直列に接続したコンデンサ積層体群と、
前記各コンデンサ積層体を収納する絶縁筒と、
前記各コンデンサ積層体の両端部を、接続電極を介して接続するシールド電極と、
前記各素子と前記絶縁筒との間に介在し、前記各素子の外周面毎に個別に設けられた絶縁体と、
を有することを特徴とするコンデンサユニット。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
前記素子の外周縁部はアール形状に形成され、
前記絶縁体は、前記外周縁部のアール形状を避けて前記素子の外周面に設けられている
ことを特徴とする請求項1記載のコンデンサユニット。
【請求項3】
前記絶縁体は、前記素子の外周面に巻回された絶縁テープである
ことを特徴とする請求項2記載のコンデンサユニット。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか記載の前記コンデンサユニットを遮断部と並列に接続したことを特徴とする開閉装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、開閉装置の遮断部と並列に配置されるコンデンサユニットおよび該コンデンサユニットを備える開閉装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
スイッチギアにおいては、真空インタラプタ(VI)の分担電圧を減らすための並列に分圧コンデンサを接続している。そのため、高電圧化によりコンデンサ周辺に生じる電界が大きくなり、それに伴い予期しない放電などの不具合を防ぐべく、電界を緩和させることが必要である。
【0003】
コンデンサの電界緩和を図る技術の一例として、特許文献1が公知となっている。図6に基づき説明すれば、特許文献1のコンデンサユニット1は複数のコンデンサ素子2を直列に積層したコンデンサ積層体20群と、コンデンサ積層体20群を収納するFRP製の絶縁筒3と、接続電極4を介してコンデンサ積層体20群の両端部を接続するシールド電極5とを備え、絶縁筒3内に絶縁性ガス(SF
6
など)が密封されている。
【0004】
前記素子2は、図7に示すように、誘電体(コンデンサセラミック部)2aの周囲を絶縁体(コンデンサモールド部)2bで被覆して構成され、電極2c,2dを有している。また、絶縁筒3の内周面は比誘電率1~4の絶縁シート6に前面被覆され、前記各素子2と前記絶縁筒3との間に絶縁シート6が介在している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-247144号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1では、絶縁筒3と前記素子との間に絶縁シート6を介在させることで絶縁ガスとの比誘電率差を小さくし、図8中のトリプルジャンクション部(以下、TJ部とする。)の高電界化を抑えようとしている。
【0007】
ところが、特許文献1では前記素子2の上下の外周縁部2e,2fが直角に形成されているものの、実際には製作上の都合によりアール形状となっていることが少なくない。
【0008】
この場合に絶縁シート6で絶縁筒3の内周面のすべてを被覆すると、前記外周縁部2e,2fのアール形状により楔状の微小ギャップが発生する。そこに絶縁性ガスが入り込んで誘電率の異なる絶縁部材が微小で存在し、電界が集中する。その結果、図8中のTJ部が高電界化することで部分放電が発生し、また絶縁破壊を生じる電界値となるおそれがある。
【0009】
本発明は、このような従来の問題を解決するためになされ、コンデンサ素子のアール形状による微小ギャップを改善し、TJ部の電界を緩和することを解決課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
(1)本発明は、
複数のコンデンサ素子を直列に接続したコンデンサ積層体群と、
前記各コンデンサ積層体を収納する絶縁筒と、
前記各コンデンサ積層体の両端部を、接続電極を介して接続するシールド電極と、
前記各素子と前記絶縁筒との間に介在し、前記各素子の外周面毎に個別に設けられた絶縁体と、
を有することを特徴としている。
(【0011】以降は省略されています)

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